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2022.05.09

セイコーGGPでコールマンら世界基準のパフォーマンス!北口榛花が世界陸上標準へ肉薄、三浦龍司がV/優勝者一覧
セイコーGGPでコールマンら世界基準のパフォーマンス!北口榛花が世界陸上標準へ肉薄、三浦龍司がV/優勝者一覧


世界陸連コンチネンタルツアー・ゴールドのセイコーゴールデングランプリが5月8日、東京・国立競技場で行われた。国内トップ選手だけでなく、昨年の東京五輪メダリストなど海外招待選手も多数出場。世界基準のパフォーマンスで国立競技場を訪れた10000人近い観客を魅了した。

男子100mには19年ドーハ世界選手権金メダリストのクリスチャン・コールマン(米国)が出場。予選を悠々トップ通過すると、決勝では10秒09(+0.1)をマークして優勝した。コールマンはドーピング違反を受けていたため、100mとしては世界選手権決勝以来の実戦だった。日本人トップは2位の小池祐貴(住友電工)で10秒22をマークしている。

女子やり投は日本記録保持者で東京五輪ファイナリストの北口榛花(JAL)が、オレゴン世界選手権の参加標準記録64m00に迫る63m93をマークし、東京五輪銅メダリストのケルーシー・リー・バーバー(豪州)らを抑えて優勝。今季世界リスト3位のビッグスローだった。

男子3000m障害には東京五輪7位の三浦龍司(順大)が出場。これが今季初の3000m障害だったが、8分22秒25で貫禄勝ちを収めた。女子1500m8位入賞の田中希実(豊田自動織機)は同種目に出場。海外勢と競り合いのなか、4分07秒53で4位だった。

昨年の東京五輪男子400mハードルで銀メダルに輝いたライ・ベンジャミン(米国)は、48秒60で優勝。東京五輪代表の黒川和樹(法大)も必死で食らいついて2位に入った。女子100mハードルには世界記録保持者のケンドラ・ハリソン(米国)が出場し、12秒76(-0.1)で完勝。2位の福部真子(日本建設工業)は日本歴代8位の13秒05と好走している。

男子走幅跳は山川夏輝(佐賀スポーツ協会)が日本歴代8位タイとなる8m14(+0.4)をマークして優勝。同400mは東京五輪5位のマイケル・ノーマン(米国)が44秒62で制したが、2位の佐藤風雅(那須環境技術センター)は日本歴代8位となる45秒40の好記録を叩き出した。

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■セイコーゴールデングランプリ2022優勝者一覧
・男子
100m クリスチャン・コールマン(米国) 10秒09(+0.1)
400m マイケル・ノーマン(米国) 44秒62
800m ブラッド・マサス(ニュージーランド) 1分46秒58
110mH 村竹ラシッド(順大) 13秒34(+0.1)
400mH ライ・ベンジャミン(米国) 48秒60
3000m障害 三浦龍司(順大) 8分22秒25
走高跳 赤松諒一(アワーズ) 2m27
走幅跳 山川夏輝(佐賀県スポーツ協会) 8m14(+0.4)
やり投 ディーン元気(ミズノ) 82m18
・女子
200m リンナ・アービー(米国) 23秒09(-0.1)
1500m ジョージア・グリフィス(豪州) 4分06秒04
100mH ケンドラ・ハリソン(米国) 12秒76(-0.1)
走幅跳 秦澄美鈴(シバタ工業) 6m63(+0.5)
やり投 北口榛花(JAL) 63m93

世界陸連コンチネンタルツアー・ゴールドのセイコーゴールデングランプリが5月8日、東京・国立競技場で行われた。国内トップ選手だけでなく、昨年の東京五輪メダリストなど海外招待選手も多数出場。世界基準のパフォーマンスで国立競技場を訪れた10000人近い観客を魅了した。 男子100mには19年ドーハ世界選手権金メダリストのクリスチャン・コールマン(米国)が出場。予選を悠々トップ通過すると、決勝では10秒09(+0.1)をマークして優勝した。コールマンはドーピング違反を受けていたため、100mとしては世界選手権決勝以来の実戦だった。日本人トップは2位の小池祐貴(住友電工)で10秒22をマークしている。 女子やり投は日本記録保持者で東京五輪ファイナリストの北口榛花(JAL)が、オレゴン世界選手権の参加標準記録64m00に迫る63m93をマークし、東京五輪銅メダリストのケルーシー・リー・バーバー(豪州)らを抑えて優勝。今季世界リスト3位のビッグスローだった。 男子3000m障害には東京五輪7位の三浦龍司(順大)が出場。これが今季初の3000m障害だったが、8分22秒25で貫禄勝ちを収めた。女子1500m8位入賞の田中希実(豊田自動織機)は同種目に出場。海外勢と競り合いのなか、4分07秒53で4位だった。 昨年の東京五輪男子400mハードルで銀メダルに輝いたライ・ベンジャミン(米国)は、48秒60で優勝。東京五輪代表の黒川和樹(法大)も必死で食らいついて2位に入った。女子100mハードルには世界記録保持者のケンドラ・ハリソン(米国)が出場し、12秒76(-0.1)で完勝。2位の福部真子(日本建設工業)は日本歴代8位の13秒05と好走している。 男子走幅跳は山川夏輝(佐賀スポーツ協会)が日本歴代8位タイとなる8m14(+0.4)をマークして優勝。同400mは東京五輪5位のマイケル・ノーマン(米国)が44秒62で制したが、2位の佐藤風雅(那須環境技術センター)は日本歴代8位となる45秒40の好記録を叩き出した。 ■セイコーゴールデングランプリ2022優勝者一覧 ・男子 100m クリスチャン・コールマン(米国) 10秒09(+0.1) 400m マイケル・ノーマン(米国) 44秒62 800m ブラッド・マサス(ニュージーランド) 1分46秒58 110mH 村竹ラシッド(順大) 13秒34(+0.1) 400mH ライ・ベンジャミン(米国) 48秒60 3000m障害 三浦龍司(順大) 8分22秒25 走高跳 赤松諒一(アワーズ) 2m27 走幅跳 山川夏輝(佐賀県スポーツ協会) 8m14(+0.4) やり投 ディーン元気(ミズノ) 82m18 ・女子 200m リンナ・アービー(米国) 23秒09(-0.1) 1500m ジョージア・グリフィス(豪州) 4分06秒04 100mH ケンドラ・ハリソン(米国) 12秒76(-0.1) 走幅跳 秦澄美鈴(シバタ工業) 6m63(+0.5) やり投 北口榛花(JAL) 63m93

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北口榛花(JAL) 
三浦龍司(SUBARU)
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Revenge
泉谷駿介(住友電工)

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