5月7日に行われる日本選手権10000mの前日会見が東京・国立競技場で行われ、女子10000mに出場する小林成美(名城大)、五島莉乃(積水化学)が会見に登壇した。すでにオレゴン世界選手権の参加標準記録(31分25秒00)を突破している2人は、日本選手権で3位以内に入れば代表に内定する。
名城大のエース・小林は「ケガなく練習を積めているので、あとはピーキングが合うかどうか」と現在の調子について語り、「いつも自信があるわけじゃないので『いつも通り』です」と笑顔を見せた。
明日のレースについては「順位争いのレースがメインとなるので、我慢比べして、がむしゃらに走りたい」と小林。世界選手権への挑戦となるが「まだ世界の舞台で戦っていないので、そのチャンスをつかみ取れるように頑張りたいです」と語る。ライバルにはほぼ同世代の実業団選手も多くいるが、「実業団選手に負けたくないという気持ちで練習してきました。それを発揮したい」と言い、しっかり「3位以内に」入って出場権を狙いにいく。
女子10000mは小林、五島の他に、不破聖衣来(拓大)、廣中璃梨佳(日本郵政グループ)が参加標準記録を突破済み。いずれも3位以内に入った場合は即内定となる。男子は前日会見が行われなかったが、参加標準記録を突破している田澤廉(駒大)は3位以内で代表内定。なお、このレースで突破して3位以内に入った場合も内定する。
レースは5月7日に国立競技場で行われ、19時03分に男子1組、19時44分に女子、20時24分に男子2組がスタート。大会の様子はNHK BS1にて19時00分から生中継される。
■日本選手権10000m主なエントリー選手(◎は世界選手権参加標準記録突破者)
・男子
相澤 晃(旭化成)
伊藤 達彦(Honda)
田澤 廉(駒大)◎
清水 歓太(SUBARU)
太田 智樹(トヨタ自動車)
鎧坂 哲哉(旭化成)
松枝 博輝(富士通)
井上 大仁(三菱重工)
茂木圭次郎(旭化成)
荻久保寛也(ヤクルト)
村山 紘太(GMOインターネットグループ)
塩尻 和也(富士通)
・女子
不破聖衣来(拓大)◎
廣中璃梨佳(日本郵政グループ)◎
五島 莉乃(資生堂)◎
小林 成美(名城大)◎
岡本 春美(ヤマダホールディングス)
佐藤早也伽(積水化学)
佐藤 成葉(資生堂)
逸木和香菜(九電工)

|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
-
2025.03.26
-
2025.03.26
2025.03.23
女子は長野東が7年ぶりの地元V アンカー・田畑陽菜が薫英女学院を逆転/春の高校伊那駅伝
-
2025.03.25
-
2025.03.21
2025.03.02
初挑戦の青学大・太田蒼生は途中棄権 果敢に先頭集団に挑戦/東京マラソン
2025.03.02
太田蒼生は低体温症と低血糖で途中棄権 「世界のレベルを知れて良い経験」/東京マラソン
-
2025.03.23
-
2025.03.19
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2022.12.20
-
2023.04.01
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.03.26
日本陸連が暑熱環境下の大会について対応検討 今年は日本選手権、インターハイなど「WBGT31度」目安に「踏み込んだ対策を」
日本陸連は3月26日に行われた理事会で、暑熱環境下における大会運営に対しての考えを示した。 日本陸連の田﨑博道専務理事は、最近の気候変動の大きさに触れたうえで、特に夏の競技会について「暑熱環境下で競技をすることの危険性は […]
2025.03.26
日本選手権の大会要項と競技実施日が発表! 男子100mは初日に予選、準決勝 2日目に決勝 女子やり投は1日目に実施
日本陸連は3月26日、第109回日本選手権(7月4日~6日/東京・国立競技場)の大会要項ならびに競技実施日を発表した。 今年の日本選手権は9月に行われる東京世界選手権の選考会を兼ねて実施される。昨年まではU20日本選手権 […]
2025.03.26
日本選手権まであと100日 キービジュアル第1弾公開! 9月の東京世界陸上代表選考会
日本陸連は3月26日、第109回日本選手権(7月4日~6日/東京・国立競技場)まであと100日を迎えて、キービジュアルの第1弾を公開した。 日本選手権の国立競技場の開催は、2005年以来20年ぶりで、今秋の東京世界選手権 […]
Latest Issue
最新号

2025年4月号 (3月14日発売)
別冊付録 2024記録年鑑
山西 世界新!
大阪、東京、名古屋ウィメンズマラソン詳報