◇織田記念(4月29日/広島・エディオンスタジアム)
アジア大会選考会を兼ねた日本グランプリシリーズ広島大会の「第56回織田記念」が4月29日に広島・エディオンスタジアムで開催。前日の好天から打って変わって、15時頃までは冷たい雨風の中での大会となった。
桐生祥秀(日本生命)が欠場し、多田修平(住友電工)がA決勝に進めない(※B決勝棄権)という波乱の展開となった男子100mは、東京五輪代表の小池祐貴(住友電工)が10秒49(-3.3)で貫禄勝ち。また、女子100mは小池と同郷(北海道)出身で同じ住友電工の御家瀬緑が11秒79(-0.7)で久しぶりの主要大会タイトルを手にした。
女子三段跳では「織田幹雄」の冠に恥じないビッグジャンプが誕生。森本麻里子(内田建設AC)が4回目に13m56(+1.2)を跳んで優勝した。この記録は日本歴代3位にランクイン。男子三段跳は池畠旭佳瑠(駿河台大AC)が16m20(+0.2)で優勝している。
女子5000mは田中希実(豊田自動織機)が15分23秒87をマークして日本人トップの3位だった。男子110mハードルは村竹ラシッド(順大)が13秒55(-1.5)をマークしてV。日本記録保持者・泉谷駿介(住友電工)は決勝を棄権した。男子5000mは東京五輪3000m障害7位の三浦龍司(順大)が13分32秒42で優勝。2位に東京五輪代表の松枝博輝(富士通)が続いた。
■織田記念グランプリ種目の優勝者一覧
・男子
100m 小池祐貴(住友電工) 10秒49(-3.3)
5000m 三浦龍司(順大) 13分32秒42
110mH 村竹ラシッド(順大) 13秒55(-1.5)
3000m障害 フィレモン・キプラガット(愛三工業) 8分29秒25
※2位・山口浩勢(愛三工業)8分34秒72
三段跳 池畠旭佳瑠(駿河台大AC) 16m20(+0.2)
ハンマー投 中川達斗(九州共立大院) 70m65
・女子
100m 御家瀬 緑(住友電工) 11秒79(-0.7)
5000m アグネス・ムカリ(京セラ) 15分22秒90
※3位・田中希実(豊田自動織機) 15分23秒87
100mH クレスタ・ムッチ(豪州) 13秒21(-2.8)
※2位・福部真子(日本建設工業) 13秒21
3000m障害 吉村玲美(大東大) 9分52秒16
走高跳 青山夏実(ダイテックスアスレチックス) 1m74
三段跳 森本麻里子(内田建設AC) 13m56(+1.2)
ハンマー投 余 雅倩(台湾) 64m34
※2位・勝山眸美(オリコ) 60m83
※海外選手が勝った場合は日本人トップも掲載

|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.04.02
三菱重工に学生駅伝で活躍した小林大晟、村上大樹が入社 6日に実業団デビュー戦
2025.04.02
YKKに大谷章紘、西田大智が入社 「チームに貢献する走りをしていきます」
-
2025.04.02
-
2025.04.02
-
2025.04.02
-
2025.04.01
-
2025.04.01
-
2025.04.01
-
2025.04.01
-
2025.03.31
2025.03.02
初挑戦の青学大・太田蒼生は途中棄権 果敢に先頭集団に挑戦/東京マラソン
2025.03.02
太田蒼生は低体温症と低血糖で途中棄権 「世界のレベルを知れて良い経験」/東京マラソン
-
2025.03.23
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2022.12.20
-
2023.04.01
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.04.02
三菱重工に学生駅伝で活躍した小林大晟、村上大樹が入社 6日に実業団デビュー戦
三菱重工は4月1日、小林大晟と村上大樹の2人が新入社員としてチームに加入したことを発表した。 小林は帝京大卒。長崎・鎮西学院高時代には全国高校駅伝で1区も務めた経歴を持つ。大学では4年時の全日本大学駅伝でアンカーを務め、 […]
2025.04.02
YKKに大谷章紘、西田大智が入社 「チームに貢献する走りをしていきます」
4月1日、YKKに大谷章紘(大東大卒)と西田大智(国士大卒)が新たに加入したことがチームから発表された。 大谷は水城高校時代に20年全国高校駅伝の3区などで全国大会経験。進学した大東大では全日本大学駅伝と箱根駅伝で2年時 […]
2025.04.02
中大卒のスプリンター・藤原寛人が大和ハウスに入社 「 社会人としても競技者としても共に大きく成長していきたい」
4月1日、短距離の藤原寛人が自身のSNSを更新。同日から大和ハウスに入社し、競技を続けることを明かした。 千葉県出身の藤原は、中学時代から世代のトップ選手として活躍。17年の熊本全中では100mで日本一に輝いている。東海 […]
Latest Issue
最新号

2025年4月号 (3月14日発売)
別冊付録 2024記録年鑑
山西 世界新!
大阪、東京、名古屋ウィメンズマラソン詳報