日本陸連提供
日本陸連は3月28日に、第8期のダイヤモンドアスリートとして新規認定された男子中長距離の佐藤圭汰(洛南高→駒大)と、男子110mハードルの西徹朗(名古屋高→早大)のオンライン対談を収録した。その様子の一部が日本陸連公式YouTubeで公開。プロジェクトマネージャーを務める室伏由佳氏の進行で、プログラムに対する意気込みなどを語り合った。
ダイヤモンドアスリートは日本陸連が「国際大会での活躍が期待される次世代の競技者を強化育成する」制度で、競技力だけではなく、「豊かな人間性を持つ国際人育成」を目的とし、さまざまなプログラムにおいて人材の育成を図っている。
これまでに、男子短距離のサニブラウン・アブデル・ハキーム(タンブルウィードTC)や走幅跳の橋岡優輝(富士通)、女子やり投の北口榛花(JAL)らも選出され、世界大会で活躍している。
今回は第8期で新たに認定された佐藤と西の2人、そして室伏氏によるオンライン対談が行われ、プログラムに対する思いやそれぞれの印象、今後の目標などを話した。
種目が違うため、お互いに「あまり交流はないです」というが、西は佐藤について「中学時代からすごい選手というのは知っていて、交流ができて光栄です」と話す。一方、佐藤は西について「インターハイの高校記録樹立はスタンドから見ていてすごかった」と語る。
お互いに聞いてみたいことは? というテーマでは、西は「1500mと5000mでどうやって練習を両立させているのか」と佐藤へ質問。それに対して「世界で活躍するために、どの種目を走っても速く走れるようになりたいという気持ちがあるからモチベーションを保てている」と佐藤は答えた。
佐藤からは「ラストのスプリントのキレがない。トップスピードを上げる練習を教えてほしい」という質問が飛び、西は「ゼロスタートと、走っている中で加速するのは違うと思うけど、400mや800m系の練習だとキレが出るのではないか。長い距離をほぼ全力で走る練習とかはどう?」と返していた。
これから語学やリーダーシップ研修など、いろいろなプログラムをこなしていくことになる2人。ダイヤモンドアスリートになったことについて、西は「世界で戦うことを目的としながら、競技以外の面でも学んでいきたい。すでに世界で羽ばたいているダイヤモンドアスリートの方々とプログラムを通して共有するのが楽しみですし、見合うような選手へと成長したいです」と意気込みを語る。
佐藤も「先輩方は世界で活躍されている方ばかり。長距離以外の選手も多いので、コミュニケーションを取ってプラスにして世界を目指していきたい。ダイヤモンドアスリートというのを胸に刻んで世界で活躍できる選手になれるように頑張ります」と決意表明した。
室伏氏は「豊かな人間性、国際生を持って世界で活躍する国際人として育ってほしい」と期待を込め、「これまでのプログラムに加えて、新しいプログラムも行っていく予定」と語った。
■第8期ダイヤモンドアスリート認定アスリート
クレイアーロン竜波(テキサスA&M大/中距離)
中村健太郎(日大3年/やり投)
出口晴翔(順大3年/400mH)
藤原孝輝(東洋大2年/走幅跳・110mH)
栁田大輝(東洋大1年/100m)
アツオビン・ジェイソン(福岡大2年/砲丸投)
佐藤圭汰(駒大1年/中長距離)
西 徹朗(早大1年/110mH)
|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking 人気記事ランキング
-
2024.11.24
2024.11.20
【箱根駅伝2025名鑑】早稲田大学
-
2024.11.23
-
2024.11.20
-
2024.11.20
-
2024.11.20
-
2024.11.20
-
2024.11.20
2024.11.01
吉田圭太が住友電工を退部 「充実した陸上人生を歩んでいきたい」競技は継続
2024.11.07
アシックスから軽量で反発性に優れたランニングシューズ「NOVABLAST 5」が登場!
-
2024.10.27
-
2024.11.10
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2022.12.20
-
2023.04.01
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2024.11.24
5区区間賞はエディオン・細田あい!来春東京か名古屋ウィメンズ視野に世界陸上目指す「代表権を取れるよう頑張りたい」/クイーンズ駅伝
◇第44回全日本実業団対抗女子駅伝(クイーンズ駅伝:11月24日/宮城・松島町文化観光交流館前~弘進ゴムアスリートパーク仙台、6区間42.195km) クイーンズ駅伝が行われ、JP日本郵政グループが2時間13分54秒で4 […]
2024.11.24
最長3区は資生堂・五島莉乃が制覇!「高島由香さんや社員のみなさんの想いを込めて走った」4年連続区間賞/クイーンズ駅伝
◇第44回全日本実業団対抗女子駅伝(クイーンズ駅伝:11月24日/宮城・松島町文化観光交流館前~弘進ゴムアスリートパーク仙台、6区間42.195km) クイーンズ駅伝が行われ、JP日本郵政グループが2時間13分54秒で4 […]
2024.11.24
JP日本郵政G・廣中璃梨佳が今季初戦で復活の激走!4年ぶりV貢献し「ハッピーな誕生日になりました」/クイーンズ駅伝
◇第44回全日本実業団対抗女子駅伝(クイーンズ駅伝:11月24日/宮城・松島町文化観光交流館前~弘進ゴムアスリートパーク仙台、6区間42.195km) クイーンズ駅伝が行われ、JP日本郵政グループが2時間13分54秒で4 […]
2024.11.24
JP日本郵政Gが4年ぶり女王の座奪還!チームの歴史すべて知る1期生・鈴木亜由子「前半でいい流れ作ってくれた」/クイーンズ駅伝
◇第44回全日本実業団対抗女子駅伝(クイーンズ駅伝:11月24日/宮城・松島町文化観光交流館前~弘進ゴムアスリートパーク仙台、6区間42.195km) クイーンズ駅伝が行われ、JP日本郵政グループが2時間13分54秒で4 […]
2024.11.24
しまむら3位!1区から常に上位争い「200点」の駅伝で初トップスリー入り/クイーンズ駅伝
◇第44回全日本実業団対抗女子駅伝(クイーンズ駅伝:11月24日/宮城・松島町文化観光交流館前~弘進ゴムアスリートパーク仙台、6区間42.195km) クイーンズ駅伝が行われ、JP日本郵政グループが2時間13分54秒で4 […]
Latest Issue 最新号
2024年12月号 (11月14日発売)
全日本大学駅伝
第101回箱根駅伝予選会
高校駅伝都道府県大会ハイライト
全日本35㎞競歩高畠大会
佐賀国民スポーツ大会