HOME ニュース、国内

2022.03.31

女子やり投五輪2大会連続出場の海老原有希さんが母校・国士大のコーチ就任へ
女子やり投五輪2大会連続出場の海老原有希さんが母校・国士大のコーチ就任へ

女子やり投の前日本記録保持者で、スズキ陸上競技部コーチの海老原有希さん(36歳)が3月末付で同社を退社。4月1日付で母校・国士大の講師となり、陸上競技部のコーチに就任することがわかった。

五輪には2012年ロンドン、16年リオの2大会連続、世界選手権には09年ベルリンから5大会連続で出場してきた海老原さん。栃木・真岡女高時代には七種競技でインターハイ優勝を果たすなど、マルチな能力を持って日本の女子やり投を牽引する選手となった。

国士大では2年時から世界ジュニア選手権5位、アジア大会銅メダル、ユニバーシアード8位入賞をキャリアを積み重ね、社会人2年目のベルリン世界選手権でシニアの世界大会に初出場。翌年のアジア大会では61m56の日本新記録で金メダルに輝くと、11年テグ世界選手権では女子投てき初の世界大会決勝進出を果たし、入賞にあと19㎝の9位に入った。

その後は日本記録を計3度更新し、生涯ベストは日本歴代2位の63m80(15年)。右膝に大きなケガを抱えながらも、ダイナミックな助走から放たれる大アーチで、多くのファンを魅了した。

17年シーズンを最後に現役を引退し、スズキのコーチとして第2のキャリアをスタート。その後、国士大大学院にも通い、指導者としての学びを進めていた。母校で、後輩にもあたる学生たちと新たな一歩を踏み出すことになった海老原さんは、「自分がこの大学で育ててもらったように、学生とともに成長していけたらと思っています」と抱負を語った。

女子やり投の前日本記録保持者で、スズキ陸上競技部コーチの海老原有希さん(36歳)が3月末付で同社を退社。4月1日付で母校・国士大の講師となり、陸上競技部のコーチに就任することがわかった。 五輪には2012年ロンドン、16年リオの2大会連続、世界選手権には09年ベルリンから5大会連続で出場してきた海老原さん。栃木・真岡女高時代には七種競技でインターハイ優勝を果たすなど、マルチな能力を持って日本の女子やり投を牽引する選手となった。 国士大では2年時から世界ジュニア選手権5位、アジア大会銅メダル、ユニバーシアード8位入賞をキャリアを積み重ね、社会人2年目のベルリン世界選手権でシニアの世界大会に初出場。翌年のアジア大会では61m56の日本新記録で金メダルに輝くと、11年テグ世界選手権では女子投てき初の世界大会決勝進出を果たし、入賞にあと19㎝の9位に入った。 その後は日本記録を計3度更新し、生涯ベストは日本歴代2位の63m80(15年)。右膝に大きなケガを抱えながらも、ダイナミックな助走から放たれる大アーチで、多くのファンを魅了した。 17年シーズンを最後に現役を引退し、スズキのコーチとして第2のキャリアをスタート。その後、国士大大学院にも通い、指導者としての学びを進めていた。母校で、後輩にもあたる学生たちと新たな一歩を踏み出すことになった海老原さんは、「自分がこの大学で育ててもらったように、学生とともに成長していけたらと思っています」と抱負を語った。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.01.18

選抜女子駅伝オーダー発表 積水化学は1区松本明莉、パナソニック5区森田香織 高校3連覇狙う神村学園は5区瀬戸口凜

第36回選抜女子駅伝北九州大会(1月19日/福岡・北九州市の小倉城歴史の道発着)前日の1月18日、各チームのオーダーが発表された。 一般の部(5区間27.2km)は実業団チームと地元・北九州市一般選抜を含めた10チームが […]

NEWS 都道府県男子駅伝オーダー発表!3区に塩尻和也と鶴川正也 7区は鈴木健吾、黒田朝日 4連覇狙う長野は3区吉岡大翔

2025.01.18

都道府県男子駅伝オーダー発表!3区に塩尻和也と鶴川正也 7区は鈴木健吾、黒田朝日 4連覇狙う長野は3区吉岡大翔

◇天皇盃第30回全国都道府県対抗男子駅伝(1月19日/広島・平和記念公園前発着:7区間48.0km) 天皇盃第30回全国都道府県対抗男子駅伝前日の1月18日、オーダーリストが発表された。 エントリーされていた2人の日本記 […]

NEWS 西脇多可新人高校駅伝の出場校決定!男子は佐久長聖、大牟田、九州学院、洛南 女子は長野東、薫英女学院など有力校が登録

2025.01.17

西脇多可新人高校駅伝の出場校決定!男子は佐久長聖、大牟田、九州学院、洛南 女子は長野東、薫英女学院など有力校が登録

1月17日、西脇多可新人高校駅伝の実行委員会が、2月16日に行われる第17回大会の出場チームを発表した。 西脇多可新人高校駅伝は、兵庫県西脇市から多可町を結ぶ「北はりま田園ハーフマラソンコース(21.0795km)」で行 […]

NEWS 編集部コラム「年末年始の風物詩」

2025.01.17

編集部コラム「年末年始の風物詩」

毎週金曜日更新!? ★月陸編集部★ 攻め(?)のアンダーハンド リレーコラム🔥 毎週金曜日(できる限り!)、月刊陸上競技の編集部員がコラムをアップ! 陸上界への熱い想い、日頃抱いている独り言、取材の裏話、どーでもいいこと […]

NEWS 中・高校生充実の長野“4連覇”なるか 実力者ぞろいの熊本や千葉、岡山、京都、福岡も注目/都道府県男子駅伝

2025.01.17

中・高校生充実の長野“4連覇”なるか 実力者ぞろいの熊本や千葉、岡山、京都、福岡も注目/都道府県男子駅伝

◇天皇盃第30回全国都道府県対抗男子駅伝(1月19日/広島・平和記念公園前発着:7区間48.0km) 中学生から高校生、社会人・大学生のランナーがふるさとのチームでタスキをつなぐ全国都道府県男子駅伝が1月19日に行われる […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年2月号 (1月14日発売)

2025年2月号 (1月14日発売)

駅伝総特集!
箱根駅伝
ニューイヤー駅伝
高校駅伝、中学駅伝
富士山女子駅伝

page top