写真/Mochizuki Jiro(Agence SHOT)
◇世界室内選手権(3月18日~20日/セルビア・ベオグラード)
2年に1度行われる世界室内選手権の2日目が行われ、男子60mは、東京五輪100m金メダルのL.M.ジェイコブス(イタリア)が今季世界最高、室内世界歴代4位タイの6秒41で優勝した。この種目の世界記録保持者C.コールマン(米国)も同タイムのシーズンベストだったが、着差ありで2位となった。コールマンはドーピング違反により出場停止処分を受けており、19年ドーハ世界選手権優勝以来の世界大会。3位にはM.ブレイシー(米国)が自己新の6秒44で続いた。
男子砲丸投は東京五輪4位のD.ロマーニ(ブラジル)22m53の大会新、南米室内新、室内世界歴代4位でV。屋外・室内ともに世界記録を持っているR.クルーザー(米国)を破っての大金星だった。クルーザーは22m44で2位。3位のT.ウォルシュ(ニュージーランド)は22m31でオセアニア室内記録を更新した。
男子400mはD.リチャーズ(トリニダード・トバゴ)が屋外の自己記録を上回る自己新の45秒00で大会記録V。リチャーズは17年ロンドン世界選手200m銅メダルのなど主に200mで実績を持ち、400mでは国際大会初制覇だった。女子1500mはこの種目の世界記録保持者G.ツェガイ(エチオピア)が3分57秒19の大会新で制した。
女子400mは五輪2連覇(16年リオ、21年東京)のS.ミラー・ウイボ(バハマ)がシーズンベストの50秒31で2位以下に0.2秒以上差をつける圧勝。2位には400mハードルで東京五輪銅メダルのF.ボル(オランダ)が50秒57で続いた。
午前中のセッションで行われた女子走高跳は屋外のU20世界記録保持者で19年世界選手権銀メダルのY.マフチフ(ウクライナ)が2m02の今季世界最高で勝利。2位のE.パターソン(豪州)は2m00、3位のN.ドゥボビツカヤ(カザフスタン)は1m98で、それぞれエリアレコードを更新した。女子棒高跳は東京五輪銀メダルのS.モリス(米国)が4m80のシーズンベストで世界室内選手権2連覇を果たした。
男子七種競技は東京五輪金メダルのD.ワーナー(カナダ)が今季世界最高の6489点で優勝。6種目終了時点でワーナーに23点差のトップに立ったS.エホマー(スイス)は最終種目の1000mでワーナーに逆転を許し6363点の2位だったが、自己記録を更新してスイス室内記録を樹立した。M.モロネー(豪州)がオセアニア室内記録の6344点で3位に入った。女子60mハードルは21歳のC.サンバ・メエラ(フランス)が7秒78のフランス室内新で優勝している。
大会は20日まで行われ、WAのYouTubeでライブストリーミングが視聴可能。WAのホームページでもライブリザルトを掲載している。

|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.02.22
石井優吉がショートトラック800m1分46秒41の日本新!
2025.02.22
JMCランキング暫定1位の西山雄介がコンディション不良により欠場/大阪マラソン
2025.02.22
【男子ハンマー投】アツオビン・アンドリュウ(花園高3) 61m59=一般規格高校歴代2位
-
2025.02.22
-
2025.02.22
-
2025.02.21
-
2025.02.21
2025.02.17
日本郵政グループ女子陸上部 「駅伝日本一」へのチームづくりとコンディショニング
2025.02.16
男子は須磨学園が逆転勝ち! 女子は全国Vの長野東が強さ見せる/西脇多可高校新人駅伝
-
2025.02.16
-
2025.02.16
-
2025.02.16
-
2025.02.16
2025.02.02
【大会結果】第77回香川丸亀国際ハーフマラソン(2025年2月2日)
2025.02.02
大迫傑は1時間1分28秒でフィニッシュ 3月2日の東京マラソンに出場予定/丸亀ハーフ
-
2025.02.14
-
2025.02.09
-
2025.02.02
-
2025.01.26
-
2025.01.31
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2022.12.20
-
2023.04.01
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.02.22
石井優吉がショートトラック800m1分46秒41の日本新!
2月21日、米国ペンシルベニア州カレッジステーションでペンシルベニア州立大の学内学内競技会が同校の室内競技場(1周200m)で行われ、男子800mで石井優吉(ペンシルベニア州立大)が1分46秒41のショートラック日本記録 […]
2025.02.22
JMCランキング暫定1位の西山雄介がコンディション不良により欠場/大阪マラソン
◇大阪マラソン2025(2月24日/大阪・大阪府庁前スタート・大阪城公園フィニッシュ) 大阪マラソンの主催者は2月22日、招待選手の西山雄介(トヨタ自動車)がコンディション不良により欠場することを発表した。 西山は22年 […]
2025.02.22
【男子ハンマー投】アツオビン・アンドリュウ(花園高3) 61m59=一般規格高校歴代2位
2月22日、京都市の京産大総合グラウンド競技場で第11回京都陸協記録会が行われ、一般規格の男子ハンマー投でアツオビン・アンドリュウ(花園高3京都)が高校歴代2位となる61m59をマークした。 アツオビンは昨年のU20日本 […]
2025.02.22
円盤投・堤雄司が自己2番目の61m76でV 女子100mH青木益未は13秒04 福田翔太、郡菜々佳も優勝/WAコンチネンタルツアー
世界陸連(WA)コンチネンタルツアー・ブロンズラベルのインターナショナル・トラック・ミート2025が2月22日、ニュージーランドのクライストチャーチで行われ、男子円盤投で堤雄司(ALSOK群馬)が61m76のセカンドベス […]
2025.02.22
「インターハイでも勝ちたい」高校2年の栗村凌がU20男子を制す 女子は真柴愛里が貫禄/日本選手権クロカン
◇第40回U20日本選手権クロスカントリー(2月22日/福岡・海の中道海浜公園) U20日本選手権クロスカントリーが行われ、男子(8km)では栗村凌(学法石川高2福島)が23分20秒で優勝を果たした。 今年も全国から有力 […]
Latest Issue
最新号

2025年3月号 (2月14日発売)
別府大分毎日マラソン
落合 晃×久保 凛
太田智樹、葛西潤
追跡箱根駅伝&高校駅伝