写真/Mochizuki Jiro(Agence SHOT)
今週末には各国の室内選手権が行われ、好記録がマークされた。
全米室内選手権では、27日の男子砲丸投で世界記録保持者・R.クルーザーが今季世界最高の22m51で圧勝。男子七種競技は東京五輪十種競技4位のG.スキャントリングが世界歴代9位の6382点で制した。男子60mハードルはこの種目の世界記録保持者・G.ホロウェイが大会タイ記録の7秒37で制覇。男子60mはC.コールマンがシーズンベスト、今季世界最高タイの6秒45で制した。男子走高跳は東京五輪7位のJ.ハリソンが2m28で、男子走幅跳は16年リオ五輪4位のJ.ローソンがシーズンベストの8m19mでそれぞれ優勝した。女子棒高跳では東京五輪銀メダルのS.モリスが4m80でV。東京五輪金メダリストのK.ナジョットは試技数差で2位に敗れた。男子棒高跳ではただ一人5m91をクリアしたC.ニルセンがタイトル獲得。ニルセンは今月初旬に北米記録の6m02を跳んでいる。
また、米国では学生の対抗戦も各地で開催されており、テキサス州で行われたサウスイースタン・カンファレンス(SEC)選手権では女子200mでA.スタイナーが室内北米記録の22秒09を樹立。室内世界歴代2位の好タイムだった。スタイナーの屋外での自己記録は22秒59(19年)。屋外100mでは11秒32の自己記録を持っている。
26日のポルトガル選手権では女子砲丸投で東京五輪4位のA.ドンモが今季世界最高の19m90で優勝。屋外の自己記録(19m75、21年)を上回る自己新で、ナショナルレコードを更新した。同じく26日のスイス選手権の女子60mでは、東京五輪100m6位のM.カンブンジが7秒05で優勝。スペインの選手権の男子3000m(27日)では2月初旬に7分30秒82の室内欧州記録を樹立したA.メチャールが8分03秒74でV。前日の1500mも3分47秒37で制した。
英国選手権では、男子5000m欧州室内記録保持者のM.スコットが3000mに出場し、7分53秒35で勝利した。スウェーデンでは男子円盤投で19年ドーハ世界選手権、東京五輪金メダリストのD.ストールが67m62で優勝。室内では世界歴代2番目の記録にあたる。

|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
-
2025.03.26
-
2025.03.26
2025.03.23
女子は長野東が7年ぶりの地元V アンカー・田畑陽菜が薫英女学院を逆転/春の高校伊那駅伝
-
2025.03.25
-
2025.03.21
2025.03.02
初挑戦の青学大・太田蒼生は途中棄権 果敢に先頭集団に挑戦/東京マラソン
2025.03.02
太田蒼生は低体温症と低血糖で途中棄権 「世界のレベルを知れて良い経験」/東京マラソン
-
2025.03.23
-
2025.03.19
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2022.12.20
-
2023.04.01
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.03.26
日本陸連が暑熱環境下の大会について対応検討 今年は日本選手権、インターハイなど「WBGT31度」目安に「踏み込んだ対策を」
日本陸連は3月26日に行われた理事会で、暑熱環境下における大会運営に対しての考えを示した。 日本陸連の田﨑博道専務理事は、最近の気候変動の大きさに触れたうえで、特に夏の競技会について「暑熱環境下で競技をすることの危険性は […]
2025.03.26
日本選手権の大会要項と競技実施日が発表! 男子100mは初日に予選、準決勝 2日目に決勝 女子やり投は1日目に実施
日本陸連は3月26日、第109回日本選手権(7月4日~6日/東京・国立競技場)の大会要項ならびに競技実施日を発表した。 今年の日本選手権は9月に行われる東京世界選手権の選考会を兼ねて実施される。昨年まではU20日本選手権 […]
2025.03.26
日本選手権まであと100日 キービジュアル第1弾公開! 9月の東京世界陸上代表選考会
日本陸連は3月26日、第109回日本選手権(7月4日~6日/東京・国立競技場)まであと100日を迎えて、キービジュアルの第1弾を公開した。 日本選手権の国立競技場の開催は、2005年以来20年ぶりで、今秋の東京世界選手権 […]
Latest Issue
最新号

2025年4月号 (3月14日発売)
別冊付録 2024記録年鑑
山西 世界新!
大阪、東京、名古屋ウィメンズマラソン詳報