◇第98回箱根駅伝(神奈川・箱根町~東京・大手町/10区間217.1km)
第98回箱根駅伝が行われ、往路・復路全日程が終了した。
総合優勝は青学大。2年ぶり6度目の頂点に立った。往路、復路ともに優勝の完全制覇で、10時間43分42秒の大会新記録。9区・中村唯翔(3年)、10区・中倉啓敦(3年)が連続区間新で、復路の大会記録も塗り替えた。
2位には順大で、2007年に総合優勝を果たして以来、15年ぶりのトップ3入り。3位は前回王者・駒大。チーム最高記録となる10時間54分57秒だったが、上位2チームには及ばなかった。1区・唐澤拓海(2年)、2区・田澤廉(3年)で流れを作ったが、区間ふたケタがあるなど「でこぼこ駅伝」となったのが響いた。
往路を9位で終えていた東洋大が最後まで追い上げを見せ、4位フィニッシュ。8区以降の3人が区間上位で走って前を追いかけた。東京国際大が5位に入り3年連続でシード権を獲得。一時は3位まで上がった中大は6位で10年ぶりにシード権を獲得した。
シード権獲得となる10位には法大が10区でアップ。一方、東海大が11位で8年ぶりにシード権を落とした。東海大は10時間59分38秒をマークするも、11時間を切って初めてシード権を失うチームとなった。
13位・早大、14位・明大。早大は3年ぶり、明大は2年連続でシード権を逃し、伝統校が苦しい戦いとなった。初出場の駿河台大は19位。繰り上げスタートなく、母校のタスキをつなぎきった。
●第98回箱根駅伝全成績
1位 青学大 10.43.42=大会新
2位 順大 10.54.33
3位 駒大 10.54.57
4位 東洋大 10.54.59
5位 東京国際大10.55.14
6位 中大 10.55.44
7位 創価大 10.56.30
8位 國學院大 10.57.10
9位 帝京大 10.58.06
10位 法大 10.58.46
※以上、シード権獲得
11位 東海大 10.59.38
12位 神奈川大11.00.00
13位 早大 11.00.03
OP 学生連合11.00.25
14位 明大 11.00.28
15位 国士大 11.03.06
16位 中央学大11.07.33
17位 日体大 11.11.11
18位 山梨学大11.11.21
19位 駿河台大11.13.42
20位 専大 11.15.09
■箱根駅伝 区間賞獲得一覧
1区 吉居大和(中大1年) 1時間0分40秒=区間新
2区 田澤 廉(駒大3) 1時間6分13秒
3区 丹所 健(東京国際大3) 1時間0分55秒
4区 嶋津雄大(創価大4) 1時間1分08秒
5区 細谷翔馬(帝京大4) 1時間10分33秒
6区 牧瀬圭斗(順大4年) 58分22秒
7区 岸本大紀(青学大3年) 1時間2分39秒
8区 津田将希(順大4年) 1時間4分29秒
9区 中村唯翔(青学大3年) 1時間7分15秒=区間新
10区 中倉啓敦(青学大3年) 1時間7分50秒=区間新
|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking 人気記事ランキング
2024.11.25
バットクレッティが今季クロカン初V クウィゼラが4勝目/WAクロカンツアー
-
2024.11.25
-
2024.11.25
-
2024.11.20
-
2024.11.24
-
2024.11.23
-
2024.11.20
2024.11.01
吉田圭太が住友電工を退部 「充実した陸上人生を歩んでいきたい」競技は継続
2024.11.07
アシックスから軽量で反発性に優れたランニングシューズ「NOVABLAST 5」が登場!
-
2024.10.27
-
2024.11.10
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2022.12.20
-
2023.04.01
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2024.11.25
バットクレッティが今季クロカン初V クウィゼラが4勝目/WAクロカンツアー
11月24日、世界陸連(WA)クロスカントリーツアー・ゴールド第9戦のアルコベンダス国際クロスがスペインで開催され、男子(8.04km)はR.クウィゼラ(ブルンジ)が22分59秒で、女子(8.04km)はパリ五輪1000 […]
2024.11.25
プーマが「EKIDEN GLOW PACK」を11月末に発売 イベント登壇の立教大・髙林祐介監督「現役時代に欲しかったシューズ」
プーマ ジャパンは11月25日、年末年始の駅伝大会に向けて発売する「EKIDEN GLOW PACK(エキデン グロー パック)」の商品説明会・トークセッション&試走会イベントを開いた。 「EKIDEN GLOW PAC […]
2024.11.25
12月1日のバレンシアマラソンに男子歴代3位、4位のベケレ、レンマが参戦! ロードランニング選手権金のサウェがデビュー戦 女子はアレムら
12月1日にスペインで開催される第44回バレンシアマラソンのエントリーが発表された。 男子は前回大会を世界歴代4位の2時間1分48秒で制したS.レンマ(エチオピア)が連覇を狙う。トラックで五輪・世界選手権累計8個の金メダ […]
2024.11.25
箱根駅伝予選会トップ通過の立教大 林虎大朗「最後は2区を走りたい」新指揮官は「予言者」
プーマは11月25日、駅伝やマラソンが本格化するシーズンに向けた「EKIDEN GLOW PACK」を発売するにあたり、トークセッションに来年1月2日、3日の箱根駅伝に出場する立教大の髙林祐介監督と林虎大朗、稲塚大祐、山 […]
2024.11.25
JP日本郵政グループが“本命”積水化学の連覇を阻む チームが考える「勝てた理由」/クイーンズ駅伝
◇第44回全日本実業団対抗女子駅伝(クイーンズ駅伝:11月24日/宮城・松島町文化観光交流館前~弘進ゴムアスリートパーク仙台、6区間42.195km) ともに、長く日本の女子長距離界を牽引してきた33歳の鈴木亜由子(JP […]
Latest Issue 最新号
2024年12月号 (11月14日発売)
全日本大学駅伝
第101回箱根駅伝予選会
高校駅伝都道府県大会ハイライト
全日本35㎞競歩高畠大会
佐賀国民スポーツ大会