HOME 駅伝、箱根駅伝

2022.01.03

青学大、大会新で王座奪還!2年ぶり6度目総合V「パワフル大作戦」完遂/箱根駅伝
青学大、大会新で王座奪還!2年ぶり6度目総合V「パワフル大作戦」完遂/箱根駅伝


◇第98回箱根駅伝・復路(神奈川・箱根町~東京・大手町/5区間109.6km)

第98回箱根駅伝の復路が行われ、青学大が10時間43分42秒(速報値)の大会新記録で制し、2年ぶり6度目の総合優勝を果たした。

まさに総合力の勝利だった。往路は1区・志貴勇斗(2年)が区間5位スタート。2区のエース近藤幸太郎(3年)が区間7位で続き、総合2位へ浮上した。3区に入ったルーキーの太田蒼生が区間2位の快走でトップへ。その後は一度も首位を譲らず、主将の飯田貴之(4年)、若林宏樹(1年)とつなぎ、往路優勝のテープを切った。

大会前、「区間ふたケタ順位を取らなければ勝てる」と話していた原晋監督。その言葉通り、6区では高橋勇輝(4年)が昨年よりは遅れたものの区間8位と粘りの走り。青学大にとって今大会初の区間賞は7区に入った岸本大紀(3年)。度重なるケガから圧巻の復活劇だった。

9、10区は圧巻の一言。9区の中村唯翔(3年)が14年ぶりに区間記録を46秒も更新する区間新・区間賞で差を広げると、10区の中倉啓敦(3年)も

原監督の言葉通り、1人も区間ふたケタ順位を出すことない圧巻V。6人全員が10000m28分台という圧倒的な総合力を見せ、「パワフル大作戦」を完遂。力強い継走で先輩たちが2年前に作った10時間45分23秒を塗り替えて6度目の頂点に立った。

広告の下にコンテンツが続きます

「史上最強軍団」が再びの黄金時代到来を予感させる、圧巻の往路・復路完全制覇だった。

■青学大・箱根駅伝Vメンバー
1区 志貴勇斗(2年) 1時間1分25秒 区間5位
2区 近藤幸太郎(3年)1時間7分09秒 区間7位
3区 太田蒼生(1年) 1時間1分00秒 区間2位
4区 飯田貴之(4年) 1時間1分46秒 区間3位
5区 若林宏樹(1年) 1時間10分46秒 区間3位
6区 高橋勇輝(4年) 59分03秒 区間8位
7区 岸本大紀(3年) 1時間2分39秒 区間1位
8区 佐藤一世(2年) 1時間4分49秒 区間2位
9区 中村唯翔(3年) 1時間7分15秒=区間新 区間1位
10区 中倉啓敦(3年) 1時間7分50秒=区間新 区間1位

◇第98回箱根駅伝・復路(神奈川・箱根町~東京・大手町/5区間109.6km) 第98回箱根駅伝の復路が行われ、青学大が10時間43分42秒(速報値)の大会新記録で制し、2年ぶり6度目の総合優勝を果たした。 まさに総合力の勝利だった。往路は1区・志貴勇斗(2年)が区間5位スタート。2区のエース近藤幸太郎(3年)が区間7位で続き、総合2位へ浮上した。3区に入ったルーキーの太田蒼生が区間2位の快走でトップへ。その後は一度も首位を譲らず、主将の飯田貴之(4年)、若林宏樹(1年)とつなぎ、往路優勝のテープを切った。 大会前、「区間ふたケタ順位を取らなければ勝てる」と話していた原晋監督。その言葉通り、6区では高橋勇輝(4年)が昨年よりは遅れたものの区間8位と粘りの走り。青学大にとって今大会初の区間賞は7区に入った岸本大紀(3年)。度重なるケガから圧巻の復活劇だった。 9、10区は圧巻の一言。9区の中村唯翔(3年)が14年ぶりに区間記録を46秒も更新する区間新・区間賞で差を広げると、10区の中倉啓敦(3年)も 原監督の言葉通り、1人も区間ふたケタ順位を出すことない圧巻V。6人全員が10000m28分台という圧倒的な総合力を見せ、「パワフル大作戦」を完遂。力強い継走で先輩たちが2年前に作った10時間45分23秒を塗り替えて6度目の頂点に立った。 「史上最強軍団」が再びの黄金時代到来を予感させる、圧巻の往路・復路完全制覇だった。 ■青学大・箱根駅伝Vメンバー 1区 志貴勇斗(2年) 1時間1分25秒 区間5位 2区 近藤幸太郎(3年)1時間7分09秒 区間7位 3区 太田蒼生(1年) 1時間1分00秒 区間2位 4区 飯田貴之(4年) 1時間1分46秒 区間3位 5区 若林宏樹(1年) 1時間10分46秒 区間3位 6区 高橋勇輝(4年) 59分03秒 区間8位 7区 岸本大紀(3年) 1時間2分39秒 区間1位 8区 佐藤一世(2年) 1時間4分49秒 区間2位 9区 中村唯翔(3年) 1時間7分15秒=区間新 区間1位 10区 中倉啓敦(3年) 1時間7分50秒=区間新 区間1位

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.03.28

【世界陸上プレイバック】五輪ボイコットきっかけに創設!クラトフヴィロヴァが女子400mと800mで今も大会記録に残る2冠 日本は室伏重信ら出場も入賞ゼロ

今年、陸上の世界選手権(世界陸上)が34年ぶりに東京・国立競技場で開催される。今回で20回目の節目を迎える世界陸上。日本で開催されるのは1991年の東京、2007年の大阪大会を含めて3回目で、これは同一国で最多だ。これま […]

NEWS 【高校生FOCUS】女子三段跳・山﨑りりや(鳴門渦潮高)日本高校女子初の13m到達、大学で学生記録挑戦

2025.03.28

【高校生FOCUS】女子三段跳・山﨑りりや(鳴門渦潮高)日本高校女子初の13m到達、大学で学生記録挑戦

FOCUS! 高校生INTERVIEW 山﨑りりや Yamasaki Ririya 鳴門渦潮高3徳島 高校アスリートをフォーカスするコーナー。年度末を迎えますが、振り返ってみれば、2024年度は高校生による日本記録樹立を […]

NEWS 3泊4日の全国高体連合宿終了! 「高め合える仲間がいっぱいできた」 来年度は宮崎で開催予定

2025.03.28

3泊4日の全国高体連合宿終了! 「高め合える仲間がいっぱいできた」 来年度は宮崎で開催予定

大阪・ヤンマースタジアム長居を主会場に行われた2024年度の日本陸連U-19強化研修合宿・全国高体連陸上競技専門部強化合宿が3月28日、3泊4日の全日程を終えた。全国から集まった選手たちは交流を深め、試合での再会を誓った […]

NEWS 資格停止中の競歩・池田向希がCASに不服申し立て「一日も早く競技 を再開」

2025.03.28

資格停止中の競歩・池田向希がCASに不服申し立て「一日も早く競技 を再開」

旭化成は3月28日、所属選手である競歩の池田向希が受けたアンチ・ドーピング規則違反による4年間の資格停止処分について、スポーツ仲裁裁判所(CAS)に不服申し立てを行ったと発表した。 男子20km競歩で東京五輪銀メダリスト […]

NEWS 【男子円盤投】福宮佳潤(東京高1) 50m73=高1歴代2位&4人目の50mオーバー

2025.03.28

【男子円盤投】福宮佳潤(東京高1) 50m73=高1歴代2位&4人目の50mオーバー

3月28日、東京都多摩市の国士大多摩陸上競技場で第7回国士大競技会が行われ、高校用規格の男子円盤投(1.75kg)において福宮佳潤(東京高1)が50m73をマークした。この記録は高校1年生の歴代ランキングで2位。高1で史 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年4月号 (3月14日発売)

2025年4月号 (3月14日発売)

別冊付録 2024記録年鑑
山西 世界新!
大阪、東京、名古屋ウィメンズマラソン詳報

page top