2021.12.17
アシックスは12月16日、アスリートのすごさや身体を動かす楽しさを伝えるイベント「アシックス未来チャレンジキャンペーン キッズレポーターコースオンラインイベント」を開催。東京五輪代表の桐生祥秀(日本生命)が5人の小学生たちと交流した。
まずは、「僕も普段のウォーミングアップでやっているトレーニングです」と身体のバランスを取るトレーニングを4種目、動きの説明をしながら一緒に取り組んだ。
片脚を上げたままバンザイの姿勢を10秒キープするトレーニングでは、「難しい」と苦戦する子供たちに、「できないことにチャレンジすることが大切」と伝えた。
その後、5人の小学生が「キッズレポーター」として、桐生に1人3問程度ずつインタビュー。小学校時代にサッカーをやっていた桐生に対して、「なぜサッカーを続けずに陸上を始めたのですか?」とぶつけられると、「もともと、僕はいろんなスポーツをやりたかった。4つ上に兄が陸上をやっていたので、僕もやってみようと思った」とスプリンター・桐生の始まりを話した。
「今の子供たちにがんばってほしいことは?」という鋭い質問には、「僕らの時代はSNSがなくて、どんな練習をしたらいいのかはなかなかわからなかった。今はビックリするほどの情報量があるので、それを自分でキャッチしにいくこと。自分で選ぶことはすごく難しいことだけど、それが大切です」と答えた。
「好きなスポーツを見つけるにはどうしたらいいですか?」という質問には、「やっぱり、いろんなことをやること。習い事でなくても、友達と全部のスポーツをやってみるというのが一番じゃないかな。やってみないと、自分に何が合っているかわからないので」。
また、「どうやったらそんなに足が速くなれますか?」という走ることへのアドバイスを求められると、「『足が速くなれる練習をする』ことが一番。野球でも最初から速い球を投げられる人はいないよね。一つひとつ、できることからやっていくことが大事」と話し、「最初は身体をぶらさずに、目線を決めたところからはずさないというのが大事。最初に『ここを目指して走る』というところを決めると、キョロキョロせずに走れます」とコツを伝授した。
体験した子供たちからは、「トレーニングをがんばろうと思いました」「友達にも教えたいから、忘れないようにしたい」「きつかったけど、足が速くなりたいから続けて練習したい」「足をいっぱい使ったので疲れた。家でもやりたいと思った」といった感想が聞かれた。
桐生も、「充実した1時間を過ごせました。またどこかで会えたらうれしいです」と笑顔で子供たちにあいさつ。来シーズンに向けて、「今年はケガで難しいことがたくさんあったので、来シーズンはしっかりとケガをしない身体を作って、ベストタイムが出せるようにがんばりたい」と抱負を語った。
最後に、前日に26歳の誕生日を迎えた桐生に、サプライズでスパイク型のケーキがプレゼント。キッズレポーターも一緒にお祝いしてもらい、「実際にその場で陸上教室をするのももちろんいいですが、こういうオンラインだと、その場にいなくても出会える。すごくいい企画だと思うし、小学生とこうやって密にしゃべることもなかなかないので、すごく楽しかったです」と充実の笑顔で振り返った。
|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking 人気記事ランキング
-
2024.11.22
2024.11.20
【箱根駅伝2025名鑑】早稲田大学
2024.11.17
不破聖衣来が香港で10kmレースに出場 9位でフィニッシュ
-
2024.11.20
-
2024.11.20
-
2024.11.20
-
2024.11.20
-
2024.11.20
-
2024.11.20
2024.11.01
吉田圭太が住友電工を退部 「充実した陸上人生を歩んでいきたい」競技は継続
2024.11.07
アシックスから軽量で反発性に優れたランニングシューズ「NOVABLAST 5」が登場!
-
2024.10.27
-
2024.11.10
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2022.12.20
-
2023.04.01
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2024.11.22
第101回箱根駅伝シンポジウム開催!世界を知る武井氏、尾方氏、諏訪氏、中本氏が語る「箱根路と世界」
第101回箱根駅伝を前に、大会への機運を高めるべく「第101回箱根駅伝シンポジウム」が11月22日、発着点となる東京・大手町のよみうりホールで行われた。 パネリストは武井隆次氏(元エスビー食品監督)、尾方剛氏(広島経大監 […]
2024.11.22
世界陸上アルティメット選手権の実施種目発表!! 100m、やり投のほか、男女混合4×100mRを初実施! 賞金総額は15億円
世界陸連は11月22日、26年から新たに開催する世界陸上アルティメット選手権の実施種目を発表した。 第1回大会で行われるのは男女28種目。トラックでは男女100mから5000m、男子110mハードル・女子100mハードル […]
2024.11.22
12月8日のホノルルマラソンに大迫傑、堀尾謙介が招待参加 2時間4分台のB.キプトゥムもエントリー
12月8日に米国ハワイで行われる、ホノルルマラソン2024の招待選手が発表され、日本からパリ五輪マラソン代表の大迫傑(Nike)や堀尾謙介(M&Aベストパートナーズ)が招待選手として登録された。 8月のパリ五輪 […]
2024.11.22
エディオンディスタンスチャレンジ女子10000mに廣中璃梨佳、安藤友香、不破聖衣来らがエントリー 5000mには樺沢和佳奈、小海遥、山本有真らが出場予定
⽇本実業団陸上競技連合は11月22日、日本グランプリシリーズ第16戦の「エディオンディスタンスチャレンジin⼤阪2024」(12月7日)のエントリー選手を発表した。同大会は世界陸連コンチネンタルツアーのチャレンジャー大会 […]
2024.11.22
ヤマダホールディングス 2月就任の横山景監督が退任 プリンセス駅伝は複数選手のコンディション不良で出場断念
ヤマダホールディングスは、女子中長距離ブロックを指導していた横山景監督が11月1日付で退任したことを、ホームページで明らかにした。 50歳の横山監督は東海大時代に箱根駅伝に3回出場。卒業後は雪印や富士通で競技を続け、19 […]
Latest Issue 最新号
2024年12月号 (11月14日発売)
全日本大学駅伝
第101回箱根駅伝予選会
高校駅伝都道府県大会ハイライト
全日本35㎞競歩高畠大会
佐賀国民スポーツ大会