2019.11.14
連載4区
「まだまだ興奮覚めやらぬ全日本大学駅伝!」
みなさん、こんにちは(こんばんは)。私は今、福岡にいます!
11月9日(土)~24日(日)の期間に博多座にて行われるAKB48グループ出演舞台『仁義なき戦い~彼女(おんな)たちの死闘篇~』の本番真っ最中です。初めての男役に奮闘の日々を送っています。
舞台のPRラジオ出演でも駅伝の話題!?
今日が私の出演最終日になりますが、24日まで舞台は上演していますのでご興味のある方は是非!
そのPR活動で、11月5日(火)には福岡県で放送されているRKBラジオ『カリメン』さんに出演させていただきました。
その際にパーソナリティーの井口謙アナウンサーから、「コラム読んでいます! 箱根駅伝予選会の際に筑波を取り上げてくれてありがとうございます」とうれしいお言葉をいただきました。
実は井口さん、筑波大学の陸上競技部出身で、学生時代は3000m障害を専門に取り組まれていたそうです。自分の記事を喜んでくださる方がいらっしゃると、私自身とても励みになります。今後も多くの方に読んでいただけるように頑張っていきます!
さて本題です。今週も、11月3日(日)に行われた全日本大学駅伝についてお話ししますね。(先週だけでは語り尽くせなかったので! 前回のコラムでは優勝した東海大学について綴っていますので、ぜひチェックしてみてください)。
今週も全日本ネタ!相澤選手が爆走!
今年の伊勢路でもさまざまなドラマが生まれました。まずは今大会を語る上で欠かせない、あの選手の話から。
そうです! 東洋大学の相澤晃選手(4年)です。チームのエースであり、学生陸上界のエースでもある相澤選手が今回任されたのは3区(11.9km)。2区から11位でタスキを渡されると、序盤から果敢に前を追う攻めの走りで、ライバル校の選手を猛追します。
衝撃の走りでゴボウ抜きした相澤選手
まるでエンジンがついているような走りで、アッという間に10人をゴボウ抜きし、中盤の6.4km地点でついに首位に浮上します。続く10km地点の通過記録は27分47秒で通過(※本人の時計での計測)。これは10000mの日本人学生歴代で5位にあたる迅速なタイムです。
単純計算すると、100m走を平均16.65秒ペースで119本走ったことになります!(想像できますか!?)
ライバル校に衝撃を与えたその走りにTwitterでは「異次元!」「速過ぎる」と絶賛する投稿が多く見られました。なかには「留学生のような走り」や、相澤選手が福島県出身なので「福島からの留学生速過ぎる」なんてツイートまで。
相澤選手はこれで昨年の全日本大学駅伝から2019年の学生三大駅伝(箱根駅伝、出雲駅伝、全日本大学駅伝)と、すべてで区間賞を獲得。さらに、今年はすべて区間新記録を打ち立てました。
大学陸上界のエースは学生駅伝ラストの箱根駅伝でどんな走りで観客を楽しませてくれるのか必見です。
ルーキー田澤選手が区間賞!
17.6kmと長い距離を走る7区では、駒澤大学の最強ルーキー・田澤廉選手が、出雲駅伝に引き続き好走を見せました。8位でつながれたタスキをぐんぐんと4位に押し上げ、堂々の区間賞です。
アンカーを務めたのは山下一貴選手(4年)。田澤選手の追い上げが先輩を刺激し、さらに勢いつけたのではないでしょうか。順位を1つ上げる3位でフィニッシュでした。
駒澤大学は中盤で10位になるなど、トップ争いから遠のいてしまいましたが、後半驚異の追い上げを見せます。さすが〝平成の常勝軍団〟らしい強さで、令和最初の伊勢路でも存在感を発揮していました。
ルーキー・田澤選手が激走!(写真/JMPA)
田澤選手の表情を変えずにマイペースに走る姿は、どこか大学時代の設楽悠太選手(現・Honda)を彷彿させます。1年生で華々しい駅伝デビューをし、周囲からの期待がプレッシャーになってしまうこともあるかもしれません。来年以降も、そして大学を卒業してからも長く活躍してほしいので、気負わず伸び伸びと走ってほしいというのが、いちファンとしての願いです。
関東の大学の活躍が目立ちますが、今シーズンは関西勢である立命館大学の躍進もありました。
〝立命館史上最高〟とも言われる今年のメンバーで挑んだ出雲駅伝では堂々の6位。関東の強豪校に食い込む走りで出雲路を盛り上げました。
上り調子で挑んだ全日本大学駅伝では、1区から箱根駅伝常連校を抑え、10位前後をキープしてシード射程圏内へ。2区を走った高畑祐樹選手(4年)は初学生駅伝ながら堂々の区間新記録をマークするなど、関西勢の意地を垣間見せました。
最終的に12位と惜しくも目標のシード権は逃してしまったものの、立命館大学の存在感は確実に男子陸上界に強まっています。これからの陸上界をさらに盛り上げる一つのきっかけにもなることでしょう。
11月16日(土)には、「関西学生対抗駅伝競走大会(通称:丹後大学駅伝)」があります。今年で81回を迎えるこの大会は箱根駅伝に次いで歴史が古い駅伝とも言われています。丹後駅伝HP
コースは京都府の久美浜浜公園~宮津市役所前の84.1km。全8区間を関西の大学生ランナーたちが駆け抜けます。
過去24回の優勝を誇る立命館大学は、今年も優勝候補筆頭。出雲、全日本、丹後と駅伝が続いていますが、歴代最高とも言われるチームのパワーをここでも発揮されることでしょう。
来年、52回目となる全日本大学駅伝は2020年ということもあり、さらなる盛り上がりを学生選手のみなさんが見せてくれそうです。来年も全国から集まった精鋭たちの勇姿を見ることをとても楽しみにしています。
全日本もオシャレだった國學院大學!
最後に少し番外編を紹介しますね。
全日本大学駅伝のテレビ中継で、ロゴがカラフルに散りばめられた一際目立つジャージを見つけました。どこの大学だろうかと思ったら、國學院大學。
出雲王者の國學院大學は悔しい7位。箱根での巻き返しに期待です!ジャージがオシャレ!
思い返せば、出雲駅伝の際にも優勝の胴上げをする國學院大學の星柄のジャージも目を惹きました。
スポーツブランドのSVOLMEさんのジャージ。スポーツとファッションを融合させたカラフルなアイテムが特徴だそうです。
箱根駅伝では國學院大學のまた新しいジャージを見られるのか、そんなところにも少し注目してみたいと思います^ ^
(陸上競技のルールではロゴの大きさなどいろいろと規定があるようなのですが、果たして……?)
レース結果やタイム以外にも、みなさんがチェックしているポイントがあれば教えてください! それではまた来週もお楽しみに★
舞台では初めての男役を務めました!
※Twitterのハッシュタグ「♯西村菜那子の陸上日記」で感想や質問、コラムの内容など随時募集中!
![]() NGT48 西村菜那子(にしむら・ななこ) 1997年8月11日生/O型/長野県出身 特技:クラシックバレエ、歴代の箱根駅伝の優勝校を暗記 趣味:陸上観戦、サッカー観戦 2015年にNGT48第1期生オーディションに合格。両親の影響で幼い頃から駅伝を好きになる。アイドルとしての活動を続ける中で、自身のSNSを通して陸上競技に関する情報を発信。昨年、『富士山女子駅伝』の生中継番組公式応援アイドルとして副音声を務めるなど、駅伝関連のメディア出演も多数。 西村菜那子モバイルサイト ●Information リリースや出演など最新情報はNGT48公式HPまで 「仁義なき戦い~彼女(おんな)たちの死闘篇~」 昭和の名作映画「仁義なき戦い」が、博多座開場20周年記念 AKB48グループ特別公演として舞台化。上田透役で出演(11月14日まで)。公演は11月24日まで。博多座公式公演ページ 「純血の女王」 ILLUMINUSが手がけるネオゴシックガールズ演劇プロジェクト第3弾。12月18日~22日、六行会ホールにて上演。北澤早紀(AKB48)とのダブル主演を務める。舞台「純血の女王」HP ※上演スケジュールやチケット購入など詳細はHPにて |
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連載4区 「まだまだ興奮覚めやらぬ全日本大学駅伝!」
みなさん、こんにちは(こんばんは)。私は今、福岡にいます! 11月9日(土)~24日(日)の期間に博多座にて行われるAKB48グループ出演舞台『仁義なき戦い~彼女(おんな)たちの死闘篇~』の本番真っ最中です。初めての男役に奮闘の日々を送っています。
今週も全日本ネタ!相澤選手が爆走!
今年の伊勢路でもさまざまなドラマが生まれました。まずは今大会を語る上で欠かせない、あの選手の話から。 そうです! 東洋大学の相澤晃選手(4年)です。チームのエースであり、学生陸上界のエースでもある相澤選手が今回任されたのは3区(11.9km)。2区から11位でタスキを渡されると、序盤から果敢に前を追う攻めの走りで、ライバル校の選手を猛追します。
ルーキー田澤選手が区間賞!
17.6kmと長い距離を走る7区では、駒澤大学の最強ルーキー・田澤廉選手が、出雲駅伝に引き続き好走を見せました。8位でつながれたタスキをぐんぐんと4位に押し上げ、堂々の区間賞です。 アンカーを務めたのは山下一貴選手(4年)。田澤選手の追い上げが先輩を刺激し、さらに勢いつけたのではないでしょうか。順位を1つ上げる3位でフィニッシュでした。 駒澤大学は中盤で10位になるなど、トップ争いから遠のいてしまいましたが、後半驚異の追い上げを見せます。さすが〝平成の常勝軍団〟らしい強さで、令和最初の伊勢路でも存在感を発揮していました。
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2025年3月号 (2月14日発売)
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落合 晃×久保 凛
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