東京五輪女子4×100mリレー代表の兒玉芽生(福岡大)が、来春からミズノに入社してミズノトラッククラブに所属することが内定し、11月12日に福岡大で記者会見を行った。練習拠点はこれまでと変わらず福岡大で、引き続き同大学の信岡沙希重・短距離ブロック監督の指導を受けつつ、積極的に海外のレースにも参加する。
兒玉は「五輪や世界陸上など、数々の世界大会で結果を残された選手が多数所属している『ミズノトラッククラブ』の一員になれることができて嬉しいです。自覚と覚悟を持って競技に向き合い、最終的には3年後のパリ五輪でファイナリストになることを目指します。そのためにも、まずは、来年の世界陸上に出場することと100mと200mの日本記録更新を目標に、上半身の強化やコーナーテクニックの改善をテーマに、練習に励みたいと思います」と抱負を語った。
ミズノトラッククラブは、女子200mの元日本記録保持者でもある信岡監督が現役時代に所属。同所属の市川華菜と和田麻希が9月の全日本実業団対抗選手権で現役引退し、兒玉は来季、唯一の女子選手となる。
ミズノトラッククラブの等々力信弘監督は「兒玉選手の将来性に惚れ込んで声をかけさせていただきました。成績やタイムも素晴らしいですが、毎年コンスタントに結果を出しているところや自分の言葉できちんと話ができるところも、兒玉選手に魅力を感じた点です。今後はリレーでだけでなく、個人種目でも活躍できるよう、しっかりバックアップしていきます」と語った。
兒玉は入社後、ミズノ主催のスポーツ教室などにも参加し、スポーツ振興にも貢献していくという。

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