「コラントッテ」のアイテムがトップアスリートをサポート
男子フィギュアスケートの宇野昌磨選手や、この夏東京で開催されたビッグイベントで大活躍した女子卓球の伊藤美誠選手。テレビで試合を観戦していて、2人の首元に目を止めたことはないだろうか。同じロゴが刻印されたネックレスがキラリ。これが「株式会社コラントッテ」の代名詞になっている磁気ネックレスで今、陸上界にもジワジワと浸透してきている。学生長距離・駅伝でトップを走る青山学院大学(長距離ブロック)に続き、実業団の老舗チーム・旭化成の選手たちもその効果のほどを実感。市田孝・宏の双子の兄弟や相澤晃ら主力選手が、磁気ネックレスだけでなくオフタイムに着用するスイッチングウエア、サプリメント、ランニング用ソックスなど幅広くコラントッテの商品を愛用し、「疲労回復に役立っている」と口を揃える。新型コロナウイルスの感染拡大による緊急事態宣言が全国的に解除された10月上旬、旭化成陸上部の合宿先にお邪魔して、彼らの声を直に聞いてみた。
鎧坂、相澤が一緒にスピード練習
「暑さ寒さも彼岸まで」とは言うものの、今年は例年以上に残暑が長引き、「秋分の日」がとうに過ぎて10月に入ってからも、夏のような気候が続いていた。全日本実業団対抗駅伝の予選会となる九州実業団駅伝を1ヵ月後に控え、宮崎県延岡市に本拠地を置く旭化成陸上部は、東京に拠点を持つ選手たちも集まって大分県で10日間のチーム合宿を実施。解散前日には、主軸となる鎧坂哲哉と相澤晃の2人がトラックでスピード練習に汗を流した。
600m+400m+300m+200mのレペティション・トレーニングを3セット。「本当は5セットの予定だったんですけど、僕が1セット目を速く行き過ぎちゃって、鎧坂さんと途中で話し合って3セットにしました」と相澤。基本の設定タイムは「200mを30秒ペース」だったが、1セット目を引っ張った相澤がそれを上回るタイムで突っ走った。
雲一つない秋空から注ぐ日差しがランニングシャツを脱いだ選手たちの上半身を照らし、首にはコラントッテの磁気ネックレスが光る。コーチングスタッフがフィニッシュ地点に用意した給水を口にしてから、2セット目は鎧坂が前に立った。チーム最年長の31歳と、入社2年目の24歳というコンビ。「相澤と一緒にポイント練習をやり始めて1ヵ月ちょっとですかね」と話す鎧坂も、勢いのある後輩を従えてきつそうな表情を見せるが、そこはベテランの意地で乗り切る。
最終セットは若い相澤がもう一度ペースを作るのかと思ったら、「僕もきつくって」と600mと300mは相澤、400mと200mは鎧坂と、1本ずつ交代して先導。2人は横に並ぶようにしてフィニッシュし、この日のメイン練習を終えた。ダウンジョグは宿泊しているホテルまで、およそ6kmの道のり。合宿中のメニューをこれですべて消化した充実感からか、会話する2人に笑みがこぼれた。
600m+400m+300m+200mのレペティション・トレーニングを3セットこなした鎧坂(右)と相澤。お互いに引っ張り合いながらのハードワークで、相澤は「入社以来2番目ぐらいにきついメニューだった」と話した
昨年の日本選手権で明暗が分かれる
昨年12月に大阪・ヤンマースタジアム長居で行われた長距離種目の日本選手権。コロナ禍で1年延期になった夏のビッグイベントに向け、2人とも男子10000mで「優勝」と「記録」を狙った。勝ったのは相澤で、27分18秒75の日本新記録を樹立。母国での開催となる8ヵ月後のビッグイベントへの代表切符を手に入れた。
「そこまで練習が積めていたわけではないんですけど」と、日本人初の27分10秒台に自分でも驚きを隠せないが、学生時代から狙ったレースで結果を残す勝負強さをここでも発揮。「普段から練習の疲労を翌日に残さないようにセルフケアには気を遣っていますが、きついポイント練習があった日にはトレーナーの方に診てもらうとか、リカバリーには気をつけてきました」と相澤は話す。
しかし、思った以上にスピードが出たことで身体に大きな負担がかかったのか、相澤は日本選手権後に膝を痛めてしまう。ルーキーイヤーとしてチームの5連覇に貢献するはずだった元日の全日本実業団対抗駅伝は、大会直前に出場を回避せざるを得なくなり、当日はメンバーのサポート役に回った。
これがさらに故障に気をつけるきっかけになって、相澤は今年6月の日本選手権以降、コラントッテの磁気ネックレスを愛用。「首回りが凝ることが多かったんですけど、ネックレスをつけることで血流が良くなったのか、ずいぶん楽になりました」と言う。
一方、鎧坂は相澤が優勝した日本選手権で5位。大一番へラストチャンスとなった今年の日本選手権も10000m、5000mともに優勝争いに絡めず、夢の実現に至らなかった。
「実は、ここ5年ぐらいずっとアキレス腱痛とつき合っている」と明かした鎧坂。2015年に10000mで日本チャンピオンになり、同年秋には27分29秒74の自己ベスト(当時・日本歴代2位)をマークしているが、その直後から長いつき合いになっているようだ。「ここ1年ぐらいは特にひどくて、寝起きや歩き出しの1歩が痛くて大変」とこぼす。
5年ほど前からアキレス腱痛を抱えながらも世界の舞台を目指してきた鎧坂。ここ1年は特に痛みがひどく、コラントッテの磁気シール「NSマグネバン」を患部に貼っている
磁石が効くと言われ、最初のうちはショップで磁石を購入してきて、アキレス腱の両側に貼ることもあった。しかし、すぐに剥がれたり、シューズを履く時にかかとが当たってしっくり来ない。そんな鎧坂が今年の春から試しているのが、コラントッテの磁気シール(NSマグネバン)だ。アキレス腱は屈曲・伸展する箇所なので「剥がれにくいのがいいですし、厚みがないからシューズも履きやすい」と鎧坂。「もちろん磁気シールだけでなく、いろんな治療の効果があってのことだと思いますが、痛みはだいぶ軽減されています」と話した。
治療を優先させる目的もあって、夏のチーム合宿は不参加。大きな目標を逃し、31歳という年齢もあって、今後のことをじっくり考える時間に充てた。「でも『(陸上を)辞めよう』という後ろ向きの方向へは行かなかったんです」。鎧坂は「もう一度、新しい自分としてスタートします」ときっぱり。11月末の記録会(10000m)でうまく走れれば、冬季のマラソン挑戦も視野に入ってくる。
相澤と鎧坂は身体のコンディション維持のために、世界ドーピング防止機構(WADA)の合格認証を得ているコラントッテのサプリメントも毎日摂取。2人に共通していた使用法が「練習の距離が増えたり、質の高い練習が多い合宿時などは、1日1パックではなく、朝と晩というように、2パック摂取している」こと。疲労回復に役立つビタミンやミネラルの補充にも気を遣っている。
リカバリーには細心の注意を払っている相澤。コラントッテの「磁気ネックレス」を着用して疲労回復に努めているほか、栄養機能食品「ウィルビィサプリ マルチビタミン&ミネラル」も積極的に活用している
大六野や市田孝はロードで16km走
鎧坂と相澤が中距離選手並みのポイント練習をこなした前日には、やはりチームの駅伝メンバーに欠かせない大六野秀畝や市田孝らが、ロードで16km走を行った。行きは山に向っての上り基調で、8km地点で折り返すと下り勾配が続く。夕方にもかかわらず気温はまだ26度と高めで、コーチングスタッフが車で先回りしながら給水と交通整理にあたった。
市田らを振り切ってトップでフィニッシュしたのが大六野。創部75年になる旭化成陸上部は、全日本実業団対抗駅伝で2度の6連覇を含む25回の最多優勝を誇るが、勝ち続けている時の練習はいつもチーム内の競争が激しく「練習でも1番」を目指す選手が多かった。この日の大六野はそれを象徴するかのように容赦なく同期の市田を引き離し、貫禄を示した。
2018年に日本選手権の10000mで優勝するなど快進撃を続けたシーズンもあるが、まだビッグ大会に縁がない。この冬のマラソンに向けて走り込みの最中で、特にコンディションづくりには気を遣う日々。磁気ネックレスと同様に医療機器認証を取得しているコラントッテのスイッチングウエアは「着心地が良くて寝付きがいい。目が覚めた時もスッキリしています」と、今や手放せないアイテムだ。同じ鹿児島出身の大六野に遅れをとった市田は、数秒差の2番手でフィニッシュした。双子の弟の宏は故障が治ったばかりでこの日の練習には参加しなかったが、2人が揃ってメンバー入りした駅伝はめっぽう強く、2017~2020年の全日本実業団対抗駅伝4連覇に欠かせない存在だった。しかし、今年の元日は宏がケガでメンバーから外れ、チームも3位にとどまった。
大分・佐伯合宿8日目の午後練習で16km走をこなした選手たち。大六野秀畝、市田孝、小野知大(手前から)がハイペースで突き進み、最後は大六野が単独トップで走り終え、冬場のマラソンに向けて好調ぶりを示した
16km走のポイント練習の翌日、トレーナーから入念に身体をほぐしてもらった市田孝。練習以外のほとんどの時間は肩から背中に沿って10個の永久磁石が施されているコラントッテの「スイッチングウエア」を着用して過ごしているという
「ケガの繰り返しで何とか体調管理につなげたかった」と話す宏は、兄の孝と一緒に1年ほど前からコラントッテの各種アイテムを使い始め、「疲労が抜けるのが以前より早い感じがします」と効果のほどを実感。孝はレースの終盤になると肩に力が入り、コーチから「肩の力を抜け!」と指摘されることが多かったが、磁気ネックレスを着用することで「肩の力みが抜けて、両肩が上がることが少なくなったと思います」と話す。
2022年の幕開けを飾る1月1日の全日本実業団対抗駅伝で、旭化成陸上部が優勝旗を奪還し、また一から連覇をスタートさせるには、彼らの活躍が欠かせない。特に気温が下がっていくこれからの時期、磁気による血流の改善やサプリメントを活用した栄養摂取が、選手たちのリカバリーを手助けする。
2021年の夏、貴重な経験を積んだ相澤は「今度こそチームの優勝に貢献したいです」と、全日本実業団対抗駅伝初出場へ意欲を燃やしていた。
縁起を担いで試合は同じソックスを着用
近ごろの長距離用ランニングシューズはクッション性のある厚底タイプが主流になっているが、「靴下のソールにも反発素材が使われているので、ダブルでクッション性を感じて、新しい感覚でした」と話すのが、市田孝・市田宏の兄弟。コラントッテのランニング用ソックスは、かかと部分に衝撃を緩和する低反発素材、つま先部分には足の踏み出しを助ける高反発素材が採用されている。
兄の孝は今年2月の全日本実業団ハーフマラソンで初めて実戦使用。1時間0分19秒の自己ベストで日本人トップの2位に入り、「縁起を担いで、その後の試合ではいつも同じソックスを履いています」と笑った。
旭化成の選手の中で最初にコラントッテ製品を導入した市田孝(左)・宏の双子兄弟。ランニングソックスもコラントッテ製の「Pro-Aid Socks for RUN」を愛用している
※この記事は『月刊陸上競技』2021年12月号に掲載しています
<関連リンク>
コラントッテ契約選手紹介(コラントッテ公式サイト)
「コラントッテ」のアイテムがトップアスリートをサポート
男子フィギュアスケートの宇野昌磨選手や、この夏東京で開催されたビッグイベントで大活躍した女子卓球の伊藤美誠選手。テレビで試合を観戦していて、2人の首元に目を止めたことはないだろうか。同じロゴが刻印されたネックレスがキラリ。これが「株式会社コラントッテ」の代名詞になっている磁気ネックレスで今、陸上界にもジワジワと浸透してきている。学生長距離・駅伝でトップを走る青山学院大学(長距離ブロック)に続き、実業団の老舗チーム・旭化成の選手たちもその効果のほどを実感。市田孝・宏の双子の兄弟や相澤晃ら主力選手が、磁気ネックレスだけでなくオフタイムに着用するスイッチングウエア、サプリメント、ランニング用ソックスなど幅広くコラントッテの商品を愛用し、「疲労回復に役立っている」と口を揃える。新型コロナウイルスの感染拡大による緊急事態宣言が全国的に解除された10月上旬、旭化成陸上部の合宿先にお邪魔して、彼らの声を直に聞いてみた。鎧坂、相澤が一緒にスピード練習
「暑さ寒さも彼岸まで」とは言うものの、今年は例年以上に残暑が長引き、「秋分の日」がとうに過ぎて10月に入ってからも、夏のような気候が続いていた。全日本実業団対抗駅伝の予選会となる九州実業団駅伝を1ヵ月後に控え、宮崎県延岡市に本拠地を置く旭化成陸上部は、東京に拠点を持つ選手たちも集まって大分県で10日間のチーム合宿を実施。解散前日には、主軸となる鎧坂哲哉と相澤晃の2人がトラックでスピード練習に汗を流した。 600m+400m+300m+200mのレペティション・トレーニングを3セット。「本当は5セットの予定だったんですけど、僕が1セット目を速く行き過ぎちゃって、鎧坂さんと途中で話し合って3セットにしました」と相澤。基本の設定タイムは「200mを30秒ペース」だったが、1セット目を引っ張った相澤がそれを上回るタイムで突っ走った。 雲一つない秋空から注ぐ日差しがランニングシャツを脱いだ選手たちの上半身を照らし、首にはコラントッテの磁気ネックレスが光る。コーチングスタッフがフィニッシュ地点に用意した給水を口にしてから、2セット目は鎧坂が前に立った。チーム最年長の31歳と、入社2年目の24歳というコンビ。「相澤と一緒にポイント練習をやり始めて1ヵ月ちょっとですかね」と話す鎧坂も、勢いのある後輩を従えてきつそうな表情を見せるが、そこはベテランの意地で乗り切る。 最終セットは若い相澤がもう一度ペースを作るのかと思ったら、「僕もきつくって」と600mと300mは相澤、400mと200mは鎧坂と、1本ずつ交代して先導。2人は横に並ぶようにしてフィニッシュし、この日のメイン練習を終えた。ダウンジョグは宿泊しているホテルまで、およそ6kmの道のり。合宿中のメニューをこれですべて消化した充実感からか、会話する2人に笑みがこぼれた。 600m+400m+300m+200mのレペティション・トレーニングを3セットこなした鎧坂(右)と相澤。お互いに引っ張り合いながらのハードワークで、相澤は「入社以来2番目ぐらいにきついメニューだった」と話した昨年の日本選手権で明暗が分かれる
昨年12月に大阪・ヤンマースタジアム長居で行われた長距離種目の日本選手権。コロナ禍で1年延期になった夏のビッグイベントに向け、2人とも男子10000mで「優勝」と「記録」を狙った。勝ったのは相澤で、27分18秒75の日本新記録を樹立。母国での開催となる8ヵ月後のビッグイベントへの代表切符を手に入れた。 「そこまで練習が積めていたわけではないんですけど」と、日本人初の27分10秒台に自分でも驚きを隠せないが、学生時代から狙ったレースで結果を残す勝負強さをここでも発揮。「普段から練習の疲労を翌日に残さないようにセルフケアには気を遣っていますが、きついポイント練習があった日にはトレーナーの方に診てもらうとか、リカバリーには気をつけてきました」と相澤は話す。 しかし、思った以上にスピードが出たことで身体に大きな負担がかかったのか、相澤は日本選手権後に膝を痛めてしまう。ルーキーイヤーとしてチームの5連覇に貢献するはずだった元日の全日本実業団対抗駅伝は、大会直前に出場を回避せざるを得なくなり、当日はメンバーのサポート役に回った。 これがさらに故障に気をつけるきっかけになって、相澤は今年6月の日本選手権以降、コラントッテの磁気ネックレスを愛用。「首回りが凝ることが多かったんですけど、ネックレスをつけることで血流が良くなったのか、ずいぶん楽になりました」と言う。 一方、鎧坂は相澤が優勝した日本選手権で5位。大一番へラストチャンスとなった今年の日本選手権も10000m、5000mともに優勝争いに絡めず、夢の実現に至らなかった。 「実は、ここ5年ぐらいずっとアキレス腱痛とつき合っている」と明かした鎧坂。2015年に10000mで日本チャンピオンになり、同年秋には27分29秒74の自己ベスト(当時・日本歴代2位)をマークしているが、その直後から長いつき合いになっているようだ。「ここ1年ぐらいは特にひどくて、寝起きや歩き出しの1歩が痛くて大変」とこぼす。 5年ほど前からアキレス腱痛を抱えながらも世界の舞台を目指してきた鎧坂。ここ1年は特に痛みがひどく、コラントッテの磁気シール「NSマグネバン」を患部に貼っている 磁石が効くと言われ、最初のうちはショップで磁石を購入してきて、アキレス腱の両側に貼ることもあった。しかし、すぐに剥がれたり、シューズを履く時にかかとが当たってしっくり来ない。そんな鎧坂が今年の春から試しているのが、コラントッテの磁気シール(NSマグネバン)だ。アキレス腱は屈曲・伸展する箇所なので「剥がれにくいのがいいですし、厚みがないからシューズも履きやすい」と鎧坂。「もちろん磁気シールだけでなく、いろんな治療の効果があってのことだと思いますが、痛みはだいぶ軽減されています」と話した。 治療を優先させる目的もあって、夏のチーム合宿は不参加。大きな目標を逃し、31歳という年齢もあって、今後のことをじっくり考える時間に充てた。「でも『(陸上を)辞めよう』という後ろ向きの方向へは行かなかったんです」。鎧坂は「もう一度、新しい自分としてスタートします」ときっぱり。11月末の記録会(10000m)でうまく走れれば、冬季のマラソン挑戦も視野に入ってくる。 相澤と鎧坂は身体のコンディション維持のために、世界ドーピング防止機構(WADA)の合格認証を得ているコラントッテのサプリメントも毎日摂取。2人に共通していた使用法が「練習の距離が増えたり、質の高い練習が多い合宿時などは、1日1パックではなく、朝と晩というように、2パック摂取している」こと。疲労回復に役立つビタミンやミネラルの補充にも気を遣っている。 リカバリーには細心の注意を払っている相澤。コラントッテの「磁気ネックレス」を着用して疲労回復に努めているほか、栄養機能食品「ウィルビィサプリ マルチビタミン&ミネラル」も積極的に活用している大六野や市田孝はロードで16km走
鎧坂と相澤が中距離選手並みのポイント練習をこなした前日には、やはりチームの駅伝メンバーに欠かせない大六野秀畝や市田孝らが、ロードで16km走を行った。行きは山に向っての上り基調で、8km地点で折り返すと下り勾配が続く。夕方にもかかわらず気温はまだ26度と高めで、コーチングスタッフが車で先回りしながら給水と交通整理にあたった。 市田らを振り切ってトップでフィニッシュしたのが大六野。創部75年になる旭化成陸上部は、全日本実業団対抗駅伝で2度の6連覇を含む25回の最多優勝を誇るが、勝ち続けている時の練習はいつもチーム内の競争が激しく「練習でも1番」を目指す選手が多かった。この日の大六野はそれを象徴するかのように容赦なく同期の市田を引き離し、貫禄を示した。 2018年に日本選手権の10000mで優勝するなど快進撃を続けたシーズンもあるが、まだビッグ大会に縁がない。この冬のマラソンに向けて走り込みの最中で、特にコンディションづくりには気を遣う日々。磁気ネックレスと同様に医療機器認証を取得しているコラントッテのスイッチングウエアは「着心地が良くて寝付きがいい。目が覚めた時もスッキリしています」と、今や手放せないアイテムだ。同じ鹿児島出身の大六野に遅れをとった市田は、数秒差の2番手でフィニッシュした。双子の弟の宏は故障が治ったばかりでこの日の練習には参加しなかったが、2人が揃ってメンバー入りした駅伝はめっぽう強く、2017~2020年の全日本実業団対抗駅伝4連覇に欠かせない存在だった。しかし、今年の元日は宏がケガでメンバーから外れ、チームも3位にとどまった。 大分・佐伯合宿8日目の午後練習で16km走をこなした選手たち。大六野秀畝、市田孝、小野知大(手前から)がハイペースで突き進み、最後は大六野が単独トップで走り終え、冬場のマラソンに向けて好調ぶりを示した 16km走のポイント練習の翌日、トレーナーから入念に身体をほぐしてもらった市田孝。練習以外のほとんどの時間は肩から背中に沿って10個の永久磁石が施されているコラントッテの「スイッチングウエア」を着用して過ごしているという 「ケガの繰り返しで何とか体調管理につなげたかった」と話す宏は、兄の孝と一緒に1年ほど前からコラントッテの各種アイテムを使い始め、「疲労が抜けるのが以前より早い感じがします」と効果のほどを実感。孝はレースの終盤になると肩に力が入り、コーチから「肩の力を抜け!」と指摘されることが多かったが、磁気ネックレスを着用することで「肩の力みが抜けて、両肩が上がることが少なくなったと思います」と話す。 2022年の幕開けを飾る1月1日の全日本実業団対抗駅伝で、旭化成陸上部が優勝旗を奪還し、また一から連覇をスタートさせるには、彼らの活躍が欠かせない。特に気温が下がっていくこれからの時期、磁気による血流の改善やサプリメントを活用した栄養摂取が、選手たちのリカバリーを手助けする。 2021年の夏、貴重な経験を積んだ相澤は「今度こそチームの優勝に貢献したいです」と、全日本実業団対抗駅伝初出場へ意欲を燃やしていた。縁起を担いで試合は同じソックスを着用
近ごろの長距離用ランニングシューズはクッション性のある厚底タイプが主流になっているが、「靴下のソールにも反発素材が使われているので、ダブルでクッション性を感じて、新しい感覚でした」と話すのが、市田孝・市田宏の兄弟。コラントッテのランニング用ソックスは、かかと部分に衝撃を緩和する低反発素材、つま先部分には足の踏み出しを助ける高反発素材が採用されている。 兄の孝は今年2月の全日本実業団ハーフマラソンで初めて実戦使用。1時間0分19秒の自己ベストで日本人トップの2位に入り、「縁起を担いで、その後の試合ではいつも同じソックスを履いています」と笑った。 旭化成の選手の中で最初にコラントッテ製品を導入した市田孝(左)・宏の双子兄弟。ランニングソックスもコラントッテ製の「Pro-Aid Socks for RUN」を愛用している ※この記事は『月刊陸上競技』2021年12月号に掲載しています <関連リンク> コラントッテ契約選手紹介(コラントッテ公式サイト)
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