HOME ニュース、国内

2021.10.25

東洋大で東京五輪・パラリンピック表彰式・報告会を開催 池田向希、川野将虎、桐生祥秀ら出場
東洋大で東京五輪・パラリンピック表彰式・報告会を開催 池田向希、川野将虎、桐生祥秀ら出場


東洋大で東京オリンピック・パラリンピック表彰式が行われた(写真提供/東洋大学)

 

東洋大学は10月24日、在学生と卒業生合わせて15名が出場した東京オリンピック・パラリンピックの表彰式・報告会をオンラインで開催した。

理事長賞と同大125周年記念スポーツ褒章が授与された表彰式は東京都文京区の白山キャンパスにて行われ、陸上関係では男子6人が出席。現役学生では4×400mリレーでアンカーを務めた鈴木碧斗(2年)、卒業生では20km競歩で銀メダルを獲得した池田向希(旭化成)、50km競歩6位入賞の川野将虎(同)、4×100mリレーで3走を務めた桐生祥秀(日本生命)、400m出場のウォルシュ・ジュリアン(富士通)、走幅跳出場の津波響樹(大塚製薬)が表彰を受け、安齋隆理事長から表彰状、矢口悦子学長から花束が贈られた。

池田は「今年の3月に卒業しましたが、東洋大学を選んでいなかったら今回の結果はなかった。それは4年間、本当に多くのことを学ばせていただき、良き指導者に巡り合えたから。今後もOBとして自覚を持ち、競技に励んでいきます」とあいさつ。

川野も「大学時代から、また卒業後も酒井瑞穂コーチの温かいご指導だったり、東洋大学の本当に恵まれた環境で人間力の向上、競技力の向上を目指して取り組んできたから今回の結果がある。これからは、今回達成できなかったメダル獲得を目標に世界選手権、パリ五輪に向けて精一杯がんばっていきます」とさらなる飛躍を誓った。

また、桐生も「東洋大学には本当にいつも応援していただいています。結果が良い時だけでなく、悪い時も『桐生君、次がんばってね』と言ってくださる。その恩は、僕は結果で返すしかないと思っている。次はメダルを引っ下げて『ありがとうございました』と感謝の言葉を伝えに戻ってきたい」と、4×100mリレー決勝で途中棄権に終わった雪辱を目指していく。

また、指導者として陸上競技部の土江寛裕短距離部門コーチ、酒井俊幸長距離部門監督、酒井瑞穂長距離部門競歩コーチも表彰された。

ディスカッション形式で行われた報告会には前述の6名が出席したほか、男子マラソン出場の服部勇馬(トヨタ自動車)、男子10000m出場の相澤晃(旭化成)も映像でコメントを寄せた。ともに大学からの応援への感謝の言葉を述べるとともに、「これが今の実力だと思って、日本記録更新やパリ五輪に向けて再始動している。パリ五輪でいい順位が取ることを大きな目標にしていきたい」(服部)、「初めての参加で緊張もあったけど、収穫も多かった。3年後のパリ五輪では10000mで今回成し遂げられなかった入賞を目標にしたい」(相澤)と話した。

東洋大で東京オリンピック・パラリンピック表彰式が行われた(写真提供/東洋大学)   東洋大学は10月24日、在学生と卒業生合わせて15名が出場した東京オリンピック・パラリンピックの表彰式・報告会をオンラインで開催した。 理事長賞と同大125周年記念スポーツ褒章が授与された表彰式は東京都文京区の白山キャンパスにて行われ、陸上関係では男子6人が出席。現役学生では4×400mリレーでアンカーを務めた鈴木碧斗(2年)、卒業生では20km競歩で銀メダルを獲得した池田向希(旭化成)、50km競歩6位入賞の川野将虎(同)、4×100mリレーで3走を務めた桐生祥秀(日本生命)、400m出場のウォルシュ・ジュリアン(富士通)、走幅跳出場の津波響樹(大塚製薬)が表彰を受け、安齋隆理事長から表彰状、矢口悦子学長から花束が贈られた。 池田は「今年の3月に卒業しましたが、東洋大学を選んでいなかったら今回の結果はなかった。それは4年間、本当に多くのことを学ばせていただき、良き指導者に巡り合えたから。今後もOBとして自覚を持ち、競技に励んでいきます」とあいさつ。 川野も「大学時代から、また卒業後も酒井瑞穂コーチの温かいご指導だったり、東洋大学の本当に恵まれた環境で人間力の向上、競技力の向上を目指して取り組んできたから今回の結果がある。これからは、今回達成できなかったメダル獲得を目標に世界選手権、パリ五輪に向けて精一杯がんばっていきます」とさらなる飛躍を誓った。 また、桐生も「東洋大学には本当にいつも応援していただいています。結果が良い時だけでなく、悪い時も『桐生君、次がんばってね』と言ってくださる。その恩は、僕は結果で返すしかないと思っている。次はメダルを引っ下げて『ありがとうございました』と感謝の言葉を伝えに戻ってきたい」と、4×100mリレー決勝で途中棄権に終わった雪辱を目指していく。 また、指導者として陸上競技部の土江寛裕短距離部門コーチ、酒井俊幸長距離部門監督、酒井瑞穂長距離部門競歩コーチも表彰された。 ディスカッション形式で行われた報告会には前述の6名が出席したほか、男子マラソン出場の服部勇馬(トヨタ自動車)、男子10000m出場の相澤晃(旭化成)も映像でコメントを寄せた。ともに大学からの応援への感謝の言葉を述べるとともに、「これが今の実力だと思って、日本記録更新やパリ五輪に向けて再始動している。パリ五輪でいい順位が取ることを大きな目標にしていきたい」(服部)、「初めての参加で緊張もあったけど、収穫も多かった。3年後のパリ五輪では10000mで今回成し遂げられなかった入賞を目標にしたい」(相澤)と話した。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2024.11.21

早大競走部駅伝部門が麹を活用した食品・飲料を手がける「MURO」とスポンサー契約締結

11月21日、株式会社コラゾンは同社が展開する麹専門ブランド「MURO」を通じて、早大競走部駅伝部とスポンサー契約を結んだことを発表した。 コラゾン社は「MURO」の商品である「KOJI DRINK A」および「KOJI […]

NEWS 立迫志穂が調整不良のため欠場/防府読売マラソン

2024.11.21

立迫志穂が調整不良のため欠場/防府読売マラソン

第55回防府読売マラソン大会事務局は、女子招待選手の立迫志穂(天満屋)が欠場すると発表した。調整不良のためとしている。 立迫は今年2月の全日本実業団ハーフマラソンで1時間11分16秒の11位。7月には5000m(15分3 […]

NEWS M&Aベストパートナーズに中大・山平怜生、城西大・栗原直央、國學院大・板垣俊佑が内定!神野「チーム一丸」

2024.11.20

M&Aベストパートナーズに中大・山平怜生、城西大・栗原直央、國學院大・板垣俊佑が内定!神野「チーム一丸」

神野大地が選手兼監督を務めるM&Aベストパートナーズが来春入社選手として、中大・山平怜生、國學院大・板垣俊佑、城西大・栗原直央の3人が内定した。神野が自身のSNSで内定式の様子を伝えている。 山平は宮城・仙台育英 […]

NEWS 第101回(2025年)箱根駅伝 出場チーム選手名鑑

2024.11.20

第101回(2025年)箱根駅伝 出場チーム選手名鑑

・候補選手は各チームが選出 ・情報は11月20日時点、チーム提供および編集部把握の公認記録を掲載 ・選手名の一部漢字で対応外のものは新字で掲載しています ・過去箱根駅伝成績で関東学生連合での出場選手は相当順位を掲載 ・一 […]

NEWS 八王子ロングディスタンスのスタートリスト発表!! 1万m26分台狙うS組は鈴⽊芽吹、遠藤⽇向、羽生拓矢、篠原倖太朗らが出場!

2024.11.20

八王子ロングディスタンスのスタートリスト発表!! 1万m26分台狙うS組は鈴⽊芽吹、遠藤⽇向、羽生拓矢、篠原倖太朗らが出場!

東日本実業団連盟は11月20日、2024八王子ロングディスタンス(11月23日)のスタートリストを発表した。 来年の世界選手権男子10000mの参加標準記録(27分00秒00)の突破を狙う『S組』では、日本の実業団に所属 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2024年12月号 (11月14日発売)

2024年12月号 (11月14日発売)

全日本大学駅伝
第101回箱根駅伝予選会
高校駅伝都道府県大会ハイライト
全日本35㎞競歩高畠大会
佐賀国民スポーツ大会

page top