HOME 国内、大学

2021.10.22

青山が200m23秒91で女子短距離2冠 男子総合は立命大が3年ぶり、女子は園田学年女大が初V/関西インカレ
青山が200m23秒91で女子短距離2冠 男子総合は立命大が3年ぶり、女子は園田学年女大が初V/関西インカレ

◇第98回関西学生陸上競技対抗選手権大会(大阪・ヤンマーフィールド長居)

関西インカレ最終日の10月22日に行われた女子200mは、青山華依(甲南大)が23秒91(+0.7)で優勝。2日前の100m(11秒45/+3.4)と合わせて2冠に輝き、1年生ながら東京五輪代表としての実力を示した。

広告の下にコンテンツが続きます

「前半からしっかりとスピードに乗って突っ込めた」という青山。コーナーをトップで抜けると、直線に入ってからも「伸びやかに走れた」。今大会6本目ながら、9月の関西学生新人でマークした自己ベスト(23秒93/±0)を0.02秒更新してみせた。それでも、「23秒9は切りたいと思っていた。風も良かったので、ちょっと残念」と反省を口にする。

「長い距離を走ることでスピードも上げることができる」と、100mと200mの両種目に取り組むことを大切にしてきた。200mについては体力面を課題に挙げ、「もっと前半から突っ込んでいって、後半ももっと上げられるように」というイメージをふくらませる。

「狙っていた」という女子MVPも獲得。『東京五輪代表』という肩書に「大会が終わってからずっとプレッシャーを感じています」と言うが、「それに負けないように気持ちを作っていきたい。関西インカレでも2種目で4連覇を目指していきたい」と力強く語った。

学校対抗では男子1部は立命大が3年ぶりの優勝。男子走幅跳で8mジャンパーの吉田弘道が昨年に自身が作った大会記録(7m84)をさらに更新する7m92(+0.1)をマーク、男子十種競技を日本インカレ覇者・川元莉々輝が7016点、男子5000mを山田真生が14分07秒59で制したほか、各種目で着実に得点を重ねた。吉田は男子MVPにも選出された。

男子2部は中長距離種目で大量得点を稼いだびわこ学院大が初めて制し、大経大が2位。男子1部の下位3校(龍谷大、阪大、大阪市大)と入れ替わって1部に昇格する。びわこ学院大は来年度、初めて1部の舞台に立つ。

女子は園田学園女大が、2009年の創部で初の総合優勝。最終種目の4×400mリレーも初優勝を果たした。有終の美を飾った。

◇第98回関西学生陸上競技対抗選手権大会(大阪・ヤンマーフィールド長居) 関西インカレ最終日の10月22日に行われた女子200mは、青山華依(甲南大)が23秒91(+0.7)で優勝。2日前の100m(11秒45/+3.4)と合わせて2冠に輝き、1年生ながら東京五輪代表としての実力を示した。 「前半からしっかりとスピードに乗って突っ込めた」という青山。コーナーをトップで抜けると、直線に入ってからも「伸びやかに走れた」。今大会6本目ながら、9月の関西学生新人でマークした自己ベスト(23秒93/±0)を0.02秒更新してみせた。それでも、「23秒9は切りたいと思っていた。風も良かったので、ちょっと残念」と反省を口にする。 「長い距離を走ることでスピードも上げることができる」と、100mと200mの両種目に取り組むことを大切にしてきた。200mについては体力面を課題に挙げ、「もっと前半から突っ込んでいって、後半ももっと上げられるように」というイメージをふくらませる。 「狙っていた」という女子MVPも獲得。『東京五輪代表』という肩書に「大会が終わってからずっとプレッシャーを感じています」と言うが、「それに負けないように気持ちを作っていきたい。関西インカレでも2種目で4連覇を目指していきたい」と力強く語った。 学校対抗では男子1部は立命大が3年ぶりの優勝。男子走幅跳で8mジャンパーの吉田弘道が昨年に自身が作った大会記録(7m84)をさらに更新する7m92(+0.1)をマーク、男子十種競技を日本インカレ覇者・川元莉々輝が7016点、男子5000mを山田真生が14分07秒59で制したほか、各種目で着実に得点を重ねた。吉田は男子MVPにも選出された。 男子2部は中長距離種目で大量得点を稼いだびわこ学院大が初めて制し、大経大が2位。男子1部の下位3校(龍谷大、阪大、大阪市大)と入れ替わって1部に昇格する。びわこ学院大は来年度、初めて1部の舞台に立つ。 女子は園田学園女大が、2009年の創部で初の総合優勝。最終種目の4×400mリレーも初優勝を果たした。有終の美を飾った。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.12.15

女子はバットクレッティが連覇!東京世界陸上ダブルメダルの実力示す 男子はンディクムウェナヨV/欧州クロカン

12月14日、ポルトガル・ラゴアで欧州クロスカントリー選手権が行われ、女子(7470m)はパリ五輪10000m銀メダルのN.バットクレッティ(イタリア)が24分52秒で優勝した。 バットクレッティは現在25歳。今年の東京 […]

NEWS 木瀬が中盤から圧倒的なタスキリレー 「勝ちたいという気持ちが強かった」 群馬県勢10年ぶりの中学駅伝日本一/全中駅伝

2025.12.15

木瀬が中盤から圧倒的なタスキリレー 「勝ちたいという気持ちが強かった」 群馬県勢10年ぶりの中学駅伝日本一/全中駅伝

◇第33回全国中学校駅伝・男子(12月14日/滋賀・希望が丘文化公園:男子6区間18km) 第33回全国中学校駅伝が12月14日、滋賀県野洲市と湖南市にまたがる希望が丘文化公園で行われ、男子は初出場の木瀬(群馬)が57分 […]

NEWS 重圧に打ち勝った京山が女子3連覇 逆転の下田千紗都「苦しい時期を乗り越えられた」/全中駅伝

2025.12.15

重圧に打ち勝った京山が女子3連覇 逆転の下田千紗都「苦しい時期を乗り越えられた」/全中駅伝

◇全国中学校駅伝(12月14日/滋賀・希望が丘文化公園:女子5区間12km) 第33回全国中学校駅伝の女子が行われ、京山(岡山)が42分07秒で優勝を飾った。第5~7回の御殿場(静岡)、第22~26回に5連覇を達成した桂 […]

NEWS 中学チャンピオンが実力発揮! 女子・是枝愛香、男子・出田隆之助がそろって区間賞 「都道府県対抗駅伝でも区間賞を取りたい」/全中駅伝

2025.12.14

中学チャンピオンが実力発揮! 女子・是枝愛香、男子・出田隆之助がそろって区間賞 「都道府県対抗駅伝でも区間賞を取りたい」/全中駅伝

◇全国中学校駅伝(12月14日/滋賀・希望が丘文化公園 男子6区間18km、女子5区間12km) 第33回全国中学校駅伝が行われ、男子は木瀬(群馬)が初出場で初優勝、女子は京山(岡山)が史上3校目の3連覇を飾った。 今大 […]

NEWS 5000m競歩・馬場康成が高校歴代6位の19分47秒71!インターハイ14位も秋に躍進

2025.12.14

5000m競歩・馬場康成が高校歴代6位の19分47秒71!インターハイ14位も秋に躍進

長崎陸協競歩が12月14日に行われ、男子高校5000m競歩で馬場康成(鳥栖工高3佐賀)が高校歴代6位となる19分47秒71をマークした。 馬場は三日月中時代は800m、1500m、3000mや駅伝に取り組んでいた。高3か […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年12月号 (11月14日発売)

2025年12月号 (11月14日発売)

EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選

Follow-up Tokyo 2025

page top