HOME ニュース、国内

2021.10.18

上田百寧が3度目の女子やり投60m超え 男子400mHは地元・黒川が大会新V/田島記念
上田百寧が3度目の女子やり投60m超え 男子400mHは地元・黒川が大会新V/田島記念

2021年日本グランプリシリーズ最終戦の田島記念は10月16日、17日の2日間、山口市の維新百年記念公園競技場で行われ、女子やり投は上田百寧(福岡大)が自身3度目の大台到達となる大会新の61m12で快勝した。

東京五輪にはワールドランキングであと1点届かずに出場を逃した上田。その悔しさを糧に臨んだ秋シーズンは、9月の日本インカレでは2位にとどまったものの、この日は日本歴代6位の自己ベスト(61m75)に次ぐ自己2番目の好投を見せた。

来年のユージン世界選手権に向けて、10月12日時点のワールドランキングでは出場枠の目安であるターゲットナンバー「32」内の28位につけている。今回の記録でさらに順位を上げる可能性があり、初めての世界大会出場に向けて学生生活終盤でもしっかりと結果を残した。

男子400mハードルは東京五輪代表・黒川和樹(法大)が大会新の49秒79で制覇。長成中、田部高出身の黒川にとっては地元での凱旋レース。それを見事に飾った。男子300mでも東京五輪4×400mリレー代表の佐藤拳太郎(富士通)が32秒84の大会新で貫録勝ちした。

男子100mは樋口陸人(法大)が大会新の10秒37(-1.3)で制し、上位3人が従来の大会記録を上回った女子400mハードルは関本萌香(早大)が58秒13で制した。 男子ハンマー投は1位の木村友大(ゼンリン)が70m98、2位の中川達斗(九州共立大)が70m94 といずれも大会記録を更新した。
 
女子100mは山口出身の君嶋愛梨沙(土木管理総合)が11秒70(+0.8)の大会新をマークし、東京五輪4×100mリレー代表の青山華依(甲南大)を抑えて優勝した。

広告の下にコンテンツが続きます
2021年日本グランプリシリーズ最終戦の田島記念は10月16日、17日の2日間、山口市の維新百年記念公園競技場で行われ、女子やり投は上田百寧(福岡大)が自身3度目の大台到達となる大会新の61m12で快勝した。 東京五輪にはワールドランキングであと1点届かずに出場を逃した上田。その悔しさを糧に臨んだ秋シーズンは、9月の日本インカレでは2位にとどまったものの、この日は日本歴代6位の自己ベスト(61m75)に次ぐ自己2番目の好投を見せた。 来年のユージン世界選手権に向けて、10月12日時点のワールドランキングでは出場枠の目安であるターゲットナンバー「32」内の28位につけている。今回の記録でさらに順位を上げる可能性があり、初めての世界大会出場に向けて学生生活終盤でもしっかりと結果を残した。 男子400mハードルは東京五輪代表・黒川和樹(法大)が大会新の49秒79で制覇。長成中、田部高出身の黒川にとっては地元での凱旋レース。それを見事に飾った。男子300mでも東京五輪4×400mリレー代表の佐藤拳太郎(富士通)が32秒84の大会新で貫録勝ちした。 男子100mは樋口陸人(法大)が大会新の10秒37(-1.3)で制し、上位3人が従来の大会記録を上回った女子400mハードルは関本萌香(早大)が58秒13で制した。 男子ハンマー投は1位の木村友大(ゼンリン)が70m98、2位の中川達斗(九州共立大)が70m94 といずれも大会記録を更新した。   女子100mは山口出身の君嶋愛梨沙(土木管理総合)が11秒70(+0.8)の大会新をマークし、東京五輪4×100mリレー代表の青山華依(甲南大)を抑えて優勝した。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.03.29

青学大・若林宏樹の学生ラストランは2位!TBS感謝祭マラソン激走「箱根よりきつかった」

青学大の若林宏樹がTBSの「オールスター感謝祭2025春」に出演した。若林は番組恒例の赤坂ミニマラソンに出場して2位だった。 約5km、心臓破りの坂がランナーたちを苦しめる番組の人気企画。今年の箱根駅伝で5区区間新を出し […]

NEWS 女子やり投で16歳・嚴子怡が64m83 自身のU20世界記録を42cm塗り替え3度目の更新

2025.03.29

女子やり投で16歳・嚴子怡が64m83 自身のU20世界記録を42cm塗り替え3度目の更新

3月28日に中国・成都で行われた投てきの招待競技会女子やり投で、16歳の嚴子怡が自身の持つU20世界記録を42cm更新する64m83を放った。 嚴は2008年5月生まれ。2023年に国際学校スポーツ連盟が主催するU15世 […]

NEWS 鈴木琉胤5000mで高校歴代2位13分25秒59 “世界”のレースを体感して日本人トップ 4月から早大へ/WAコンチネンタルツアー

2025.03.29

鈴木琉胤5000mで高校歴代2位13分25秒59 “世界”のレースを体感して日本人トップ 4月から早大へ/WAコンチネンタルツアー

2025年の世界陸連(WA)コンチネンタルツアー・ゴールド初戦となるモーリー・プラント競技会が3月29日、豪州・メルボルンで行われた。 男子5000mには4月から早大に進学する鈴木琉胤(八千代松陰高3千葉)が出場。高校歴 […]

NEWS 走高跳で男女上位 真野友博1位、髙橋渚1m86で2位 100mH田中佑美Vで3位まで日本勢/WAコンチネンタルツアー

2025.03.29

走高跳で男女上位 真野友博1位、髙橋渚1m86で2位 100mH田中佑美Vで3位まで日本勢/WAコンチネンタルツアー

2025年の世界陸連(WA)コンチネンタルツアー・ゴールド初戦となるモーリー・プラント競技会が3月29日、豪州・メルボルンで行われた。 日本からは22名が出場し、2種目で優勝。走高跳では男子が昨年のパリ五輪代表で22年世 […]

NEWS 編集部コラム「いつのまにか700号超え」

2025.03.29

編集部コラム「いつのまにか700号超え」

攻め(?)のアンダーハンド リレーコラム?? 毎週金曜日(できる限り!)、月刊陸上競技の編集部員がコラムをアップ! 陸上界への熱い想い、日頃抱いている独り言、取材の裏話、どーでもいいことetc…。 編集スタッフが週替りで […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年4月号 (3月14日発売)

2025年4月号 (3月14日発売)

別冊付録 2024記録年鑑
山西 世界新!
大阪、東京、名古屋ウィメンズマラソン詳報

page top