東邦銀行は10月1日、来季の加入予定選手として、男子400mハードルで東京五輪に出場し、準決勝に進出した山内大夢(早大)と、女子中距離の中村美宇(福島大)の新加入を発表した。
山内は福島県出身。会津高を卒業して早大へ。両親とともにハードラーとして地元では知られる。早大4年の今季は飛躍のシーズンとなり、5月に東京五輪の参加標準記録を突破する48秒84をマークすると、日本選手権で4位に。東京五輪代表に選出されると、3人が出場した中でただ1人、準決勝へ進出した。9月の日本インカレでは初優勝。山内は自身のSNSを更新し「地元福島で競技を続けられることに感謝して、より一層頑張りたいと思います」と決意を綴った。
東邦銀行は、これまで千葉麻美(400m日本記録保持者)など数多くの女子スプリンターを育ててきた川本和久氏が監督を務める。現在は吉田真希子コーチ、天下谷真弓(旧姓・渡辺)コーチという指導体制。所属選手は100mハードルの紫村仁美や400mの松本奈菜子ら、現在も女子選手が中心だが、男子は田代優仁(ハードル)と馬場優純(走幅跳)の2選手が在籍している。
中村は郡山東高出身。今年の日本選手権800mでは8位に入っている。東邦銀行は「福島県出身の2名を迎え、より一層、チーム力を高めていけるよう精進してまいります」とコメントしている。

RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
Latest articles 最新の記事
2025.03.29
齋藤みう3000m障害で9分41秒57 自己ベスト4秒以上更新して日本歴代6位、学生歴代2位
第319回日体大長距離競技会初日が3月29日、神奈川・横浜市の同大学健志台キャンパス競技場で行われ、女子3000m障害で齋藤みう(日体大4)が日本歴代6位、学生歴代2位の9分41秒57をマークした。 齋藤のこれまでのベス […]
2025.03.28
【世界陸上プレイバック】五輪ボイコットきっかけに創設!クラトフヴィロヴァが女子400mと800mで今も大会記録に残る2冠 日本は室伏重信ら出場も入賞ゼロ
今年、陸上の世界選手権(世界陸上)が34年ぶりに東京・国立競技場で開催される。今回で20回目の節目を迎える世界陸上。日本で開催されるのは1991年の東京、2007年の大阪大会を含めて3回目で、これは同一国で最多だ。これま […]
2025.03.28
【高校生FOCUS】女子三段跳・山﨑りりや(鳴門渦潮高)日本高校女子初の13m到達、大学で学生記録挑戦
FOCUS! 高校生INTERVIEW 山﨑りりや Yamasaki Ririya 鳴門渦潮高3徳島 高校アスリートをフォーカスするコーナー。年度末を迎えますが、振り返ってみれば、2024年度は高校生による日本記録樹立を […]
2025.03.28
3泊4日の全国高体連合宿終了! 「高め合える仲間がいっぱいできた」 来年度は宮崎で開催予定
大阪・ヤンマースタジアム長居を主会場に行われた2024年度の日本陸連U-19強化研修合宿・全国高体連陸上競技専門部強化合宿が3月28日、3泊4日の全日程を終えた。全国から集まった選手たちは交流を深め、試合での再会を誓った […]
Latest Issue
最新号

2025年4月号 (3月14日発売)
別冊付録 2024記録年鑑
山西 世界新!
大阪、東京、名古屋ウィメンズマラソン詳報