HOME 国内、大学

2021.09.19

三浦龍司・東京五輪7位の貫禄!8分32秒47で悠々と連覇達成/日本IC
三浦龍司・東京五輪7位の貫禄!8分32秒47で悠々と連覇達成/日本IC


◇日本インカレ(9月17~19日/埼玉・熊谷スポーツ公園)3日目

第90回日本インカレ3日目。男子3000m障害に、この種目の日本記録保持者であり、大会記録保持者でもある三浦龍司(順大2)が登場。序盤でトップに立つと、高校・大学の後輩にあたる服部壮馬(順大1)を引っ張るかたちでレースを進めた。

3周目に入ると服部が苦しくなり、徐々に差が広がる。独走態勢に入った三浦は1000mを2分53秒、2000mを5分46秒で通過。終盤は力強い走りでペースを上げた。大会記録(8分28秒51)の更新はならなかったが、後続を20秒以上も引き離す8分32秒47で悠々と連覇を果たした。

「インカレは対抗戦なので記録よりも得点を取ることを考えていました。服部が2分50秒で引っ張ってほしいということだったんですけど、途中で離れてしまい、ちょっと思い通りにはいきませんでした(服部は8位)。ただロードに移行している最中なので、キレはトラックシーズンのピーク時と違いますし、自分としては今できることはできたかな、と。満足というよりは、しっかりこなしたという意味合いが強いです」

東京五輪には日本の男子学生長距離ランナーとして唯一出場した。「東京五輪に行くことにプレッシャーを感じている部分があったので、逆に東京五輪は楽しみながらというか新鮮な気持ちで迎えることができました」と三浦。男子3000m障害の予選で日本記録を8分09秒92まで短縮すると、決勝では日本人初入賞(7位)の快挙を達成した。その後は、駅伝シーズンを見据えて、夏合宿で走り込んでいる。

「夏合宿は少し調整しながらですけど、長い距離を踏んで、質の高い練習もこなすことができました。昨夏よりコンスタントに走れていますし、走力が上がっているのを実感しています。出雲、全日本、箱根と距離が延びていくので、段階的に距離を延ばしていき、最終的には箱根で走れる身体を作っていきたいと思っています」

広告の下にコンテンツが続きます

快進撃を続けたルーキーイヤーの学生駅伝は、全日本1区で区間賞を獲得したものの、箱根1区は区間10位に終わり、悔しさを味わった。

「チームは箱根駅伝の優勝を目標にしていますし、出雲と全日本でも優勝争いに絡んでいかないといけない。チーム全体で向かっていきたいです」と三浦。日の丸をつけて今夏の東京五輪を沸かした日本の若きホープが、今冬は順大のエースとして学生駅伝に切り込んでいく。

◇日本インカレ(9月17~19日/埼玉・熊谷スポーツ公園)3日目 第90回日本インカレ3日目。男子3000m障害に、この種目の日本記録保持者であり、大会記録保持者でもある三浦龍司(順大2)が登場。序盤でトップに立つと、高校・大学の後輩にあたる服部壮馬(順大1)を引っ張るかたちでレースを進めた。 3周目に入ると服部が苦しくなり、徐々に差が広がる。独走態勢に入った三浦は1000mを2分53秒、2000mを5分46秒で通過。終盤は力強い走りでペースを上げた。大会記録(8分28秒51)の更新はならなかったが、後続を20秒以上も引き離す8分32秒47で悠々と連覇を果たした。 「インカレは対抗戦なので記録よりも得点を取ることを考えていました。服部が2分50秒で引っ張ってほしいということだったんですけど、途中で離れてしまい、ちょっと思い通りにはいきませんでした(服部は8位)。ただロードに移行している最中なので、キレはトラックシーズンのピーク時と違いますし、自分としては今できることはできたかな、と。満足というよりは、しっかりこなしたという意味合いが強いです」 東京五輪には日本の男子学生長距離ランナーとして唯一出場した。「東京五輪に行くことにプレッシャーを感じている部分があったので、逆に東京五輪は楽しみながらというか新鮮な気持ちで迎えることができました」と三浦。男子3000m障害の予選で日本記録を8分09秒92まで短縮すると、決勝では日本人初入賞(7位)の快挙を達成した。その後は、駅伝シーズンを見据えて、夏合宿で走り込んでいる。 「夏合宿は少し調整しながらですけど、長い距離を踏んで、質の高い練習もこなすことができました。昨夏よりコンスタントに走れていますし、走力が上がっているのを実感しています。出雲、全日本、箱根と距離が延びていくので、段階的に距離を延ばしていき、最終的には箱根で走れる身体を作っていきたいと思っています」 快進撃を続けたルーキーイヤーの学生駅伝は、全日本1区で区間賞を獲得したものの、箱根1区は区間10位に終わり、悔しさを味わった。 「チームは箱根駅伝の優勝を目標にしていますし、出雲と全日本でも優勝争いに絡んでいかないといけない。チーム全体で向かっていきたいです」と三浦。日の丸をつけて今夏の東京五輪を沸かした日本の若きホープが、今冬は順大のエースとして学生駅伝に切り込んでいく。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.04.24

箱根駅伝予選会10月18日開催に決定! スタート時間前倒し、参加標準記録にハーフの資格も追加

関東学生陸上競技連盟は4月24日、第102回箱根駅伝予選会を10月18日に開催すると発表した。当初の事業計画では、開催日が未定となっていたが、例年と同時期の実施となる。 予選会は東京・立川市の陸上自衛隊立川駐屯地をスター […]

NEWS 日本陸連の主催30mダッシュイベント 五輪メダリストの朝原宣治さん、塚原直貴さんら参加

2025.04.24

日本陸連の主催30mダッシュイベント 五輪メダリストの朝原宣治さん、塚原直貴さんら参加

日本陸連が5月11日に東京駅前・行幸通りで行う「SPEED STAR 30m Dash Challenge」のイベントスケジュールとゲストを発表した。参加ゲストには、2008年北京五輪男子4×100mリレー銀メダルメンバ […]

NEWS 関東学院大学陸上競技部がKIPRUNとパートナーシップ契約を締結! 2004年以来の箱根駅伝出場を目指す

2025.04.24

関東学院大学陸上競技部がKIPRUNとパートナーシップ契約を締結! 2004年以来の箱根駅伝出場を目指す

デカトロン ディストリビューション ジャポンは4月24日、フランス発のランニング専門ブランド「KIPRUN(キプラン)」と関東学院大学陸上競技部とのパートナーシップを締結したことを発表した。 関東学院大学陸上競技部は19 […]

NEWS 英国代表チーム 東京世界陸上事前合宿を宮崎市で実施することが決定

2025.04.24

英国代表チーム 東京世界陸上事前合宿を宮崎市で実施することが決定

今年9月の東京世界選手権に臨む英国代表チームが、事前合宿を宮崎市で行うことが決まった。4月23日、英国陸連の関係者が来日して県庁を訪れ調印式が執り行われた。 事前合宿地は宮崎市の「アミノバイタルトレーニングセンター」と「 […]

NEWS 世界陸上マラソン代表・小林香菜がアシックスとアドバイザリースタッフ契約「良き相棒、大変うれしく思う」

2025.04.24

世界陸上マラソン代表・小林香菜がアシックスとアドバイザリースタッフ契約「良き相棒、大変うれしく思う」

アシックスジャパンは4月24日、9月の東京世界選手権女子マラソン代表に内定している小林香菜(大塚製薬)とアドバイザリースタッフ契約を締結したと発表した。 主な契約内容は、シューズやアパレルをはじめとするアシックス用品の使 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年4月号 (3月14日発売)

2025年4月号 (3月14日発売)

東京世界選手権シーズン開幕特集
Re:Tokyo25―東京世界陸上への道―
北口榛花(JAL) 
三浦龍司(SUBARU)
赤松諒一×真野友博
豊田 兼(トヨタ自動車)×高野大樹コーチ
Revenge
泉谷駿介(住友電工)

page top