世界陸連は東京五輪の男子4×100mリレーで銀メダルを獲得した英国の1走を務めたチジンドゥ・ウジャーと別の種目の選手を含めた4人に、ドーピング違反があったとして暫定的資格停止処分を開始したことを発表した。
4選手は五輪期間中の検査で禁止物質の検出があった。
ウジャーは11年の世界ユース選手権100mで8位となり、13年には欧州ジュニア選手権100mを制すなど、早くから活躍を続けてきたスプリンター。17年のロンドン世界選手権では4×100mリレーでの英国の優勝にも貢献していた。
五輪の結果に対する処置はITA(International Testing Agency、国際検査機関)の報告後に決定される。ウジャーのドーピング違反により英国の失格が決まれば、東京五輪の男子400mリレーはカナダが銀メダル、中国が銅メダルに繰り上がる可能性が高い。
暫定的資格停止処分となった4選手(国名の後は東京五輪での出場種目)
チジンドゥ・ウジャ (英国) 男子100m、男子4×100mリレー
サディク・ミフー(バーレーン)男子1500m
ベニク・アブラミャン(ジョージア)男子砲丸投
マーク オティエノ・オディアンボ (ケニア)男子100m

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