HOME 東京五輪、日本代表、海外、五輪
マラソン女王はジェプチルチル!暑さなんの氷を活用し世界記録保持者コスゲイ抑えてV
マラソン女王はジェプチルチル!暑さなんの氷を活用し世界記録保持者コスゲイ抑えてV

写真/時事

◇東京五輪(7月30日~8月8日/国立競技場)陸上競技9日目

陸上競技9日目モーニングセッション、札幌市で女子マラソンが行われた。当初は朝7時スタートの予定だったが、前日に急きょ暑さを考慮して1時間前倒しの6時スタートとなった。

比較的気温が収まってきた序盤はスローペースで進み、日差しが強くなり出してからはペースアップ。その揺さぶりに対応できたのはアフリカ勢(帰化選手含め)がほとんどだった。日本人トップの一山麻緒(ワコール)が「海外の選手は暑くても強かった」。

最後は世界記録(2時間14分04秒)保持者のB.コスゲイ(ケニア)とJ.ジェプチルチル(ケニア)の一騎打ちに。気温が30度近くまで上昇するなかで終盤は氷の入った袋をユニフォームの胸あたりに入れながらレースを進めたジェプチルチルが、2時間27分20秒で頂点に立った。コスゲイが16秒差で続いて銀メダル。ケニア勢がワンツーを果たし、3位にはアフリカ系選手を抑えて米国のM.セイデルが入った。

ジェプチルチルは16年と20年の世界ハーフマラソン選手権で優勝している27歳。17年にはハーフマラソンの世界新記録(当時)となる1時間5分6秒をマーク。19年にはさいたま国際マラソンも制している。

広告の下にコンテンツが続きます
写真/時事 ◇東京五輪(7月30日~8月8日/国立競技場)陸上競技9日目 陸上競技9日目モーニングセッション、札幌市で女子マラソンが行われた。当初は朝7時スタートの予定だったが、前日に急きょ暑さを考慮して1時間前倒しの6時スタートとなった。 比較的気温が収まってきた序盤はスローペースで進み、日差しが強くなり出してからはペースアップ。その揺さぶりに対応できたのはアフリカ勢(帰化選手含め)がほとんどだった。日本人トップの一山麻緒(ワコール)が「海外の選手は暑くても強かった」。 最後は世界記録(2時間14分04秒)保持者のB.コスゲイ(ケニア)とJ.ジェプチルチル(ケニア)の一騎打ちに。気温が30度近くまで上昇するなかで終盤は氷の入った袋をユニフォームの胸あたりに入れながらレースを進めたジェプチルチルが、2時間27分20秒で頂点に立った。コスゲイが16秒差で続いて銀メダル。ケニア勢がワンツーを果たし、3位にはアフリカ系選手を抑えて米国のM.セイデルが入った。 ジェプチルチルは16年と20年の世界ハーフマラソン選手権で優勝している27歳。17年にはハーフマラソンの世界新記録(当時)となる1時間5分6秒をマーク。19年にはさいたま国際マラソンも制している。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.03.26

東京世界陸上へ準備は最終段階へ!25年度事業計画を発表「準備・計画から実施のフェーズへ」

東京2025世界陸上財団は3月26日に理事会を開き、2025年度事業計画書を発表した。 9月13日の大会開幕まで半年を切り、「ここまで準備を順調に進めてきた」と武市敬事務総長。計画には「本番に向けての運営トレーニングでの […]

NEWS 世界陸連が300mHを公式種目として承認 ロシア、ベラルーシへの国際大会出場規制は継続

2025.03.26

世界陸連が300mHを公式種目として承認 ロシア、ベラルーシへの国際大会出場規制は継続

世界陸連(WA)は3月24日、25日と中国・南京で理事会を開き、300mハードルを公式種目として承認し、競技規則に記載することを発表した。 日本ではすでに国スポなどで実施されている300mハードルだが、今後は世界陸連の記 […]

NEWS 世界陸連 女子選手に事前資格審査を導入「生物学的に女性選手のみとすることが公平性を保つために不可欠」

2025.03.26

世界陸連 女子選手に事前資格審査を導入「生物学的に女性選手のみとすることが公平性を保つために不可欠」

世界陸連(WA)は3月24日、25日と中国・南京で理事会を開き、トランスジェンダーなどの選手に関する作業部会から出された提言を承認し、女子種目に出場する選手に対して事前資格審査制を導入するとした。 女子カテゴリーでの種目 […]

NEWS 世界リレー 26年はボツワナ、28年はバハマでの開催が決定!  26年世界競歩チーム選手権はブラジルで

2025.03.26

世界リレー 26年はボツワナ、28年はバハマでの開催が決定! 26年世界競歩チーム選手権はブラジルで

世界陸連(WA)は3月24、25日に評議会を開催し、今後の世界大会の開催日時やルールの改定について発表した。 新たに開催場所が決まったのは26年世界リレーと28年世界リレー、26年世界競歩チーム選手権の3大会。26年の世 […]

NEWS 箱根駅伝予選会のスタート時刻を変更「温暖化の影響による選手の安全確保」

2025.03.25

箱根駅伝予選会のスタート時刻を変更「温暖化の影響による選手の安全確保」

関東学生陸上競技連盟は3月25日、箱根駅伝予選会のスタート時刻について、次回から変更すると発表した。 前回までは午前9時35分スタートだったが、第102回大会予選会から午前8時30分スタートと、約1時間前倒しする。 「温 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年4月号 (3月14日発売)

2025年4月号 (3月14日発売)

別冊付録 2024記録年鑑
山西 世界新!
大阪、東京、名古屋ウィメンズマラソン詳報

page top