大坂なおみの手によって聖火台に聖火が灯った(写真/時事)
東京五輪の開会式が行われ、そのフィナーレを飾るのは聖火リレー。最終走者はプロテニスプレイヤーの大坂なおみが務めた。
3月25日に福島県から始まり、121日をかけて47都道府県で行われた国内の聖火リレーは、この日の昼に東京都新宿区の都庁へと到着。コロナ禍の影響で多くが公道でのリレーを行えないなど紆余曲折ありながらも、聖火はまず、柔道男子の野村忠宏さん、レスリング女子の吉田沙保里さんという五輪3連覇コンビの手によって国立競技場内へ運ばれた。
次に、長嶋茂雄、王貞治、松井秀喜というプロ野球のレジェンド3氏の手に。そして医師と看護師の医療従事者2人を挟み、夏冬両方のパラリンピックで金メダルを獲得した土田和歌子選手が中央の聖火台へ向かって運ぶと、これまで出演してきたキャストがひまわりの花を持ち、ひまわりの道を作る。
聖火台の手前には岩手、宮城、福島県出身の子供たち6名が待ち、聖火を受け取ると、いよいよ聖火台の前へ。そこに待っていたのが大坂だった。
大坂が台上中央の富士山をモチーフにした山の間に立つと、その上にある太陽をモチーフにした球体が徐々に開き出し、階段を上り始めた大坂。日本人の母と、配置出身の父を持つ大坂さんが、多様性と協調をテーマにした大会の開幕を告げるように聖火を灯した。
1年の延期を経て、東洋五輪がついに開幕。史上最多となる33競技339種目で熱戦が繰り広げられ、陸上競技は7月30日から最終日までの10日間、48種目が行われる。

|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
-
2025.03.28
-
2025.03.28
-
2025.03.28
2025.03.23
女子は長野東が7年ぶりの地元V アンカー・田畑陽菜が薫英女学院を逆転/春の高校伊那駅伝
-
2025.03.25
2025.03.02
初挑戦の青学大・太田蒼生は途中棄権 果敢に先頭集団に挑戦/東京マラソン
2025.03.02
太田蒼生は低体温症と低血糖で途中棄権 「世界のレベルを知れて良い経験」/東京マラソン
-
2025.03.23
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2022.12.20
-
2023.04.01
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.03.29
齋藤みう3000m障害で9分41秒57 自己ベスト4秒以上更新して日本歴代6位、学生歴代2位
第319回日体大長距離競技会初日が3月29日、神奈川・横浜市の同大学健志台キャンパス競技場で行われ、女子3000m障害で齋藤みう(日体大4)が日本歴代6位、学生歴代2位の9分41秒57をマークした。 齋藤のこれまでのベス […]
2025.03.28
【世界陸上プレイバック】五輪ボイコットきっかけに創設!クラトフヴィロヴァが女子400mと800mで今も大会記録に残る2冠 日本は室伏重信ら出場も入賞ゼロ
今年、陸上の世界選手権(世界陸上)が34年ぶりに東京・国立競技場で開催される。今回で20回目の節目を迎える世界陸上。日本で開催されるのは1991年の東京、2007年の大阪大会を含めて3回目で、これは同一国で最多だ。これま […]
2025.03.28
【高校生FOCUS】女子三段跳・山﨑りりや(鳴門渦潮高)日本高校女子初の13m到達、大学で学生記録挑戦
FOCUS! 高校生INTERVIEW 山﨑りりや Yamasaki Ririya 鳴門渦潮高3徳島 高校アスリートをフォーカスするコーナー。年度末を迎えますが、振り返ってみれば、2024年度は高校生による日本記録樹立を […]
2025.03.28
3泊4日の全国高体連合宿終了! 「高め合える仲間がいっぱいできた」 来年度は宮崎で開催予定
大阪・ヤンマースタジアム長居を主会場に行われた2024年度の日本陸連U-19強化研修合宿・全国高体連陸上競技専門部強化合宿が3月28日、3泊4日の全日程を終えた。全国から集まった選手たちは交流を深め、試合での再会を誓った […]
Latest Issue
最新号

2025年4月号 (3月14日発売)
別冊付録 2024記録年鑑
山西 世界新!
大阪、東京、名古屋ウィメンズマラソン詳報