近年、大学駅伝で上位に位置し続けている東海大。安定して結果を出し続ける強豪校が、日々のトレーニングやコンディショニングに活用しているのが森永製菓の『inゼリー』だ。今季からはこれまで以上に森永製菓からのサポートを受けられるようになり、再び大学駅伝界の頂点を目指していく。
森永製菓とスポンサー契約を締結した東海大駅伝チームの主力選手たち。左から市村朋樹、徳丸寛太、川上勇士、本間敬大、松尾昂来、石原翔太郎
サポート体制が強化
「一昨年であれば“黄金世代”、昨年であれば“三本柱”と呼ばれた強い先輩がいましたが、今年は一人ひとりがしっかりと力を出し切って総合力で戦っていきたい」
大学長距離界の強豪・東海大で駅伝主将を務める本間敬大(4年)は、今季の意気込みをこう口にする。
2017年の出雲駅伝で優勝して以降、学生三大駅伝はすべて5位以内。年度は異なるものの、全部の駅伝で頂点にも立った。この背景にあったのが森永製菓のゼリー飲料『inゼリー』の活用だった。
「5年ほど前からチームとして取り入れています。ポイント練習などの時は食事をとってから練習まで間隔を置くので、手軽に補給できる『inゼリー エネルギー』が役立っています。また、強度の高い練習の後には、疲労回復や身体作りを目的に『inゼリー プロテイン』を摂取しています。練習直後のタイミングでとれますし、量的にも1回で飲み切れる量なのがいいですね」
両角速駅伝監督がこう話すように、『inゼリー』はチームの強化に欠かせないものになっている。
東海大駅伝チームは練習直後のタンパク質補給として「inゼリー プロテイン」を摂取する
一方、森永製菓も出雲駅伝に特別賛助するなどして以前からスポーツに関わってきた企業で、東海大駅伝チームが個人でも日本トップレベル、さらには世界を目指していく姿勢に共感し、2018年頃から商品の提供をしてきた。
そして今年6月24日、東海大は森永製菓とロゴ掲出契約を結び、費用面や設備面など、これまで以上のサポートを受けることになった。年間を通じて『inゼリー』『inバープロテイン』『ウイダープロテイン』などのスポーツサプリメントが提供されるほか、練習場と寮にはinゼリー専用の冷蔵庫も設置された。また、駅伝チームの選手たちはユニフォーム右胸の部分とランニングパンツに『inゼリー』のロゴを付けて試合に臨むことになる。
「『inゼリー』などをうまく活用しながら、目標である学生三大駅伝3位以内を達成できるようにがんばっていきたい。サポートしていただくことで、より良い環境で競技に取り組め、コンディショニングに役立てることができるので、感謝の気持ちを体現できるようなレースをしていきたいです」(本間)
森永製菓と契約を締結し、「inゼリー」のロゴをつけた駅伝チームのユニフォームをアピールする東海大の両角速駅伝監督(右)。左は森永製菓マーケティング本部健康マーケティング部の榎本浩二ゼリーカテゴリーマネジャー
東海大躍進の立役者となった世代は卒業したが、強力なサポートを得て再び頂点を目指していく。
走行距離を増やしてスタミナ強化
今季のチームの柱が2年生の石原翔太郎だ。昨年度は2つの駅伝でともに区間賞に輝いたが、今季も5月の関東インカレ10000mでは留学生と互角に渡り合い、28分05秒91の自己新で2位に入っている。
もう1人絶好調なのが4年生の市村朋樹。4月に10000mで現チームトップの28分03秒37をマークすると、6月の日本学生個人選手権は5000mで13分45秒20の大会新記録を樹立して自身初の全国タイトルを手にした。
「距離を重視したトレーニングを積むようになって、今まで磨いてきたスピードが生きるようになりました」
好調の要因の1つに市村はスタミナの強化を挙げる。これは市村だけでなく、チームとしての取り組みでもある。今年に入ってから東海大は週間の走行距離を見直し、朝練習で最低16km走る日を週3回設けるなどして脚作りに重点を置いてきたのだ。
「これまでは週間160km程度でしたが、今は試合がない時であれば210kmぐらい、試合がある時でも妥協せずに180kmぐらいを目安にしています。きつい場面で我慢できる脚を作るために、当たり前の基準をちょっと上げていけたらなと思っています」と両角監督は新たな取り組みについてこう説明する。
また、市村は大学生になってからの身体つきの変化も口にする。
「大学に入ってからウエイトトレーニングにも取り組むようになり、直後にはプロテインを取るようにしていました。高校まではあまり絞れていなかったんですけど、この3年間で筋肉がついて、身体つきは相当変わりましたね。それに伴って走りも変わりました。スピードがついて、最後の踏ん張りがきくようになりました」
東海大では抗酸化力の強いポリフェノールの一種で、プロテインの働きを強める「Eルチン」という成分が配合されたプロテインを摂取している。昨年の全日本大学駅伝では2区19位と市村は悔しい思いを味わったが、こういった地道な取り組みによって4年目に飛躍の時を迎えた。
市村の他にも、昨年度はケガに苦しんだ松尾昂来(2年)が10000mで28分21秒80と大幅に自己記録を更新。ともに兵庫県たつの市出身の石原とは中学時代からのライバルで、今季は主力の1人としての活躍が期待される。同じく2年生の喜早駿介もU20日本選手権の男子3000mを制して勢いが出てきた。さらに、5000m13分台を持つ徳丸寛太と越陽汰ら即戦力ルーキーも多数加入。徳丸は4月の四大学対校で5000m2位と入学早々に活躍を見せている。
世代交代が順調に進み、「また優勝争いができるようなチーム作りをしていきたい」と意気込む本間。新たな取り組みや森永製菓のサポートを追い風に、今後も東海大は学生長距離界を沸かせそうだ。
今季の目標は学生三大駅伝で「3位以内」。夏を越えてどんなチームになるのか注目だ
Athlete’s Voice
本間敬大(4年)
5000m13分53秒33 10000m29分14秒44
「高校生の頃からレース前に『inゼリー エネルギー』を飲んでいました。胃への負担が小さく、吸収しやすいので、夏合宿などでバテてしまって食事をとりにくい時にも活用しています」
市村朋樹(4年)
5000m13分45秒20 10000m28分03秒37
「長距離を始めた頃から『inゼリー』を活用しています。エネルギーが枯渇するほど追い込むので、強度の高い練習やレースの前の『エネルギー』と練習後の『プロテイン』は欠かせません」
川上勇士(3年)
5000m14分01秒68 10000m28分59秒60
「長い距離の練習の前に『inゼリー エネルギー』を飲んでいますが、最後までエネルギーがもつのを実感します。練習の面だけでなく、故障しない身体作りにも役立てていきたいです」
石原翔太郎(2年)
5000m13分30秒98 10000m28分05秒91
「走った後は食欲がない時もあるので、手軽に飲める『inゼリー』は役立っています。エネルギー補給にはもちろん、リカバリーや身体作りの面でもしっかり使わせていただいています」
松尾昂来(2年)
5000m13分57秒91 10000m28分21秒80
「夏合宿では早朝練習やロングランが多くなるので、『inゼリー エネルギー』が役立っています。『inゼリー マルチミネラル』など飲んだことがない製品もあるので、今後は活用したいです」
徳丸寛太(1年)
5000m13分48秒59、10000m29分24秒02
「高強度の練習後は、素早くタンパク質を摂取するのが大事。筋肉を回復させるために、練習後すぐにプロテインを飲みます。『i nゼリープロテイン15000』はとてもおいしいので特に好きです」
さっぱりしたマスカット風味でおにぎり1個分のエネルギー(180kcal)を摂取できる「inゼリー エネルギー」(手前)。ヨーグルト味の「inゼリー プロテイン」はエネルギー90kcalとタンパク質5.0gを含有
文/福本ケイヤ 写真/船越陽一郎
※この記事は『月刊陸上競技』2021年8月号に掲載しています
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<関連リンク>
inゼリー・inバープロテイン(森永製菓)
森永製菓 「inゼリー」 は東海大学駅伝チームとユニフォームへのロゴ掲出契約を締結(ニュースリリース)
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サポート体制が強化
「一昨年であれば“黄金世代”、昨年であれば“三本柱”と呼ばれた強い先輩がいましたが、今年は一人ひとりがしっかりと力を出し切って総合力で戦っていきたい」 大学長距離界の強豪・東海大で駅伝主将を務める本間敬大(4年)は、今季の意気込みをこう口にする。 2017年の出雲駅伝で優勝して以降、学生三大駅伝はすべて5位以内。年度は異なるものの、全部の駅伝で頂点にも立った。この背景にあったのが森永製菓のゼリー飲料『inゼリー』の活用だった。 「5年ほど前からチームとして取り入れています。ポイント練習などの時は食事をとってから練習まで間隔を置くので、手軽に補給できる『inゼリー エネルギー』が役立っています。また、強度の高い練習の後には、疲労回復や身体作りを目的に『inゼリー プロテイン』を摂取しています。練習直後のタイミングでとれますし、量的にも1回で飲み切れる量なのがいいですね」 両角速駅伝監督がこう話すように、『inゼリー』はチームの強化に欠かせないものになっている。
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走行距離を増やしてスタミナ強化
今季のチームの柱が2年生の石原翔太郎だ。昨年度は2つの駅伝でともに区間賞に輝いたが、今季も5月の関東インカレ10000mでは留学生と互角に渡り合い、28分05秒91の自己新で2位に入っている。 もう1人絶好調なのが4年生の市村朋樹。4月に10000mで現チームトップの28分03秒37をマークすると、6月の日本学生個人選手権は5000mで13分45秒20の大会新記録を樹立して自身初の全国タイトルを手にした。 「距離を重視したトレーニングを積むようになって、今まで磨いてきたスピードが生きるようになりました」 好調の要因の1つに市村はスタミナの強化を挙げる。これは市村だけでなく、チームとしての取り組みでもある。今年に入ってから東海大は週間の走行距離を見直し、朝練習で最低16km走る日を週3回設けるなどして脚作りに重点を置いてきたのだ。 「これまでは週間160km程度でしたが、今は試合がない時であれば210kmぐらい、試合がある時でも妥協せずに180kmぐらいを目安にしています。きつい場面で我慢できる脚を作るために、当たり前の基準をちょっと上げていけたらなと思っています」と両角監督は新たな取り組みについてこう説明する。 また、市村は大学生になってからの身体つきの変化も口にする。 「大学に入ってからウエイトトレーニングにも取り組むようになり、直後にはプロテインを取るようにしていました。高校まではあまり絞れていなかったんですけど、この3年間で筋肉がついて、身体つきは相当変わりましたね。それに伴って走りも変わりました。スピードがついて、最後の踏ん張りがきくようになりました」 東海大では抗酸化力の強いポリフェノールの一種で、プロテインの働きを強める「Eルチン」という成分が配合されたプロテインを摂取している。昨年の全日本大学駅伝では2区19位と市村は悔しい思いを味わったが、こういった地道な取り組みによって4年目に飛躍の時を迎えた。 市村の他にも、昨年度はケガに苦しんだ松尾昂来(2年)が10000mで28分21秒80と大幅に自己記録を更新。ともに兵庫県たつの市出身の石原とは中学時代からのライバルで、今季は主力の1人としての活躍が期待される。同じく2年生の喜早駿介もU20日本選手権の男子3000mを制して勢いが出てきた。さらに、5000m13分台を持つ徳丸寛太と越陽汰ら即戦力ルーキーも多数加入。徳丸は4月の四大学対校で5000m2位と入学早々に活躍を見せている。 世代交代が順調に進み、「また優勝争いができるようなチーム作りをしていきたい」と意気込む本間。新たな取り組みや森永製菓のサポートを追い風に、今後も東海大は学生長距離界を沸かせそうだ。
Athlete's Voice
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