日本陸連は7月2日、世界陸連のワールドランキングにより東京五輪参加資格を得た選手を含めた第2次内定選手を発表。注目を集めた男子短距離の代表もリレーメンバーも含めて正式に決まった。
男子100mで4位に入り、200mで優勝した小池祐貴(住友電工)は、ともに参加標準記録を突破して出場する権利を有したが、日本陸連の4×100mリレーで金メダルを獲得するための戦略で2種目登録を原則しない方針があったため100mに専念する。
その結果、100mは多田修平(住友電工)、山縣亮太(セイコー)と小池が代表、200mは参加標準記録突破済みのサニブラウン・アブデル・ハキーム(タンブルウィードTC)、ワールドランキングで出場資格を得た山下潤(ANA)と飯塚翔太(ミズノ)が代表に決まった。飯塚は3大会連続、小池、サニブラウン、山下は初出場。
男子4×100mリレーのメンバーには、100mで5位だった桐生祥秀(日本生命)と、100mと200mで2位と躍進したデーデー・ブルーノ(東海大)が選ばれた。
男子4×400mリレーメンバーは、日本選手権400mで上位に入った、川端魁人(三重教員AC)、佐藤拳太郎(富士通)、鈴木碧斗(東洋大)、伊東利来也(三菱マテリアル)が代表入りした。
なお、100mの補欠に桐生、200mの補欠に小池。4×100mリレーの補欠には柳田大輝(東農大二高・群馬)、4×400mリレーの補欠に池田弘佑(あすなろ会)が選ばれている。
女子4×100mリレーは、世界リレーで出場権獲得に貢献した、兒玉芽生(福岡大)、鶴田玲美(南九州ファミリーマート)、齋藤愛美(大阪成蹊大)、青山華依(甲南大)、石川優(青学大)が代表となり、補欠に壹岐あいこ(立命大)が選ばれた。
■短距離関連の東京五輪代表内定選手
男子
100m
多田修平(住友電工/初)、山縣亮太(セイコー/3)、小池祐貴(住友電工/初)
200m
サニブラウン・アブデル・ハキーム(タンブルウィードTC/初)、山下潤(ANA/初)、飯塚翔太(ミズノ/3)
4×100mR
桐生祥秀(日本生命/2)、デーデー・ブルーノ(東海大/初)
400m
ウォルシュ・ジュリアン(富士通/2)
4×400mR
川端魁人(三重教員AC/初)、佐藤拳太郎(富士通/2)、鈴木碧斗(東洋大/初)、伊東利来也(三菱マテリアル/初)
女子
4×100mR
兒玉芽生(福岡大/初)、鶴田玲美(南九州ファミリーマート/初)、齋藤愛美(大阪成蹊大/初)、青山華依(甲南大/初)、石川優(青学大/初)
◎補欠登録
男子
100m 桐生祥秀(日本生命)
200m 小池祐貴(住友電工)
4×100mR 柳田大輝(東農大二高・群馬)
4×400mR 池田弘佑(あすなろ会)
女子
4×100mR 壹岐あいこ(立命大)
※補欠登録選手は、7月28日以降各種目のファイナルコンファメーション提出期限までは疾病・負傷等の理由に限り代表選手との交替可能
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