男子マラソン世界記録保持者のエリウド・キプチョゲ(ケニア)ら世界のトップランナーと同じ「NNランニングチーム」に所属する福田穣が6月8日に都内のエヌエヌ生命保険本社で会見し、約2ヵ月半のケニア合宿の様子などを報告した。
1月下旬からケニアのカプタガットで合宿し、4月18日にはオランダ・エンスヘーデの空港内特設周回コースで行われた「NN Missionマラソン」に出場。中間点を過ぎてから両脚の腸脛靭帯を痛め、30km手前で無念の途中棄権となったが、2ヵ月半のケニア合宿では自信と手応えをつかんだという。「最初の1ヵ月は全然練習にもついていけなくて、『(自分は)こんなに弱かったのか……』と思わされましたが、毎週同じトレーニングをするうちにだんだんタイムも良くなっていきました」と振り返った。
標高2450mの高地合宿は「とにかく過酷だった」と福田。毎週木曜日に実施する30~40kmの距離走(ロングラン)は舗装された箇所が2~3km程度しかなく、「1周400m」とされた土のトラックは起伏があり、距離も10m以上長かったという。
「ポイント練習のボリュームが多かったです。3000m×2+2000m×3+1000m×5というメニューでは、リカバリーを200mしか取らなくて驚きました。距離走は3分30秒ペースと紹介されていましたけど、実際には最初の1kmを5分とか6分かけてゆっくり走るだけで、その後は3分ひとケタ。コースはたくさんあって、途中で離されるとわからなくなってしまうので、距離走はいつも歯を食いしばって全力でした。毎週マラソンを走ってるなと思うほどでした(笑)」
練習拠点にしたケニアのトラックは起伏があり、1周も400m以上あったという〔NN Running Team・エヌエヌ生命保険提供〕
距離走のコースは基本的に不整地で、「最初は1時間50分かかった」という30km走も合宿終盤には1時間40分で走破。チームメイトからも「これならマラソンで2時間7分は切れるよ」と言われるようになったという。レースがロックダウンのために1週間延期され、調整がうまくいかなかったこともあって結果は残せなかったものの、自身の成長は実感しているようだ。
「ケニアの選手はクロカンというよりもトレイル(山道)のようなコースでも、日本トップクラスの選手が平地でやるのと変わらないタイムで走っています。実際に行かないとわからないことばかりなので、日本で練習しているだけではエリウドのような選手にはなれないだろうなと思います。日本の若い選手も(ケニア合宿に)チャレンジしてほしいですね」
次戦は未定だが、6月下旬には再びケニアへ渡る予定。「秋から冬にはマラソンを走りたい」と、約4ヵ月の合宿を経て練習の成果を試すつもりでいる。


|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.04.02
ノーリツに兵庫大の福永愛佳が加入!「クイーンズ駅伝、日本選手権出場を目標」
-
2025.04.02
-
2025.04.02
-
2025.04.02
-
2025.04.02
2025.04.01
豊田自動織機にクイーンズ駅伝1区区間賞の岡本春美、全中Vの川西みちら5人が加入!
2025.04.01
ロジスティードに平林清澄、石塚陽士ら大卒ルーキー4名入社!市田宏も移籍し、5名が新加入
-
2025.03.31
-
2025.03.23
-
2025.04.01
-
2025.03.19
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2022.12.20
-
2023.04.01
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.04.02
青学大・箱根駅伝1区の宇田川瞬矢が5000m全体トップ ルーキー・椙山一颯も13分台/絆記録会
第14回絆記録挑戦会が4月2日、東京・町田GIONスタジアムで行われ、箱根駅伝で総合2連覇を飾った青学大の選手が多数出場した。 男子5000mではOBも含めて最終の3組で上位を独占。箱根駅伝で1区を担った宇田川瞬矢(4年 […]
2025.04.02
ノーリツに兵庫大の福永愛佳が加入!「クイーンズ駅伝、日本選手権出場を目標」
ノーリツは4月1日、兵庫大の福永愛佳が加入したことを、部のHPやSNSを通じて報告した。 福永は兵庫・須磨学園高出身。2020年の全国高校駅伝では3区2位と好走し、チームの6位入賞に貢献した。兵庫大に進学後も主力として活 […]
2025.04.02
レデイ薬局に福岡大・山口純平、松山大・松浦慶太が加入! 「社会人アスリートとして覚悟を持って」
レデイ薬局陸上部は4月1日、チームのSNSで福岡大卒の山口純平と松山大卒の松浦慶太が新たに入部すると発表した。 広島県出身の山口は、西条農高1年時に4×400mリレーのメンバーとしてインターハイを経験。福岡大では4年連続 […]
Latest Issue
最新号

2025年4月号 (3月14日発売)
別冊付録 2024記録年鑑
山西 世界新!
大阪、東京、名古屋ウィメンズマラソン詳報