2021.05.14
毎週金曜日更新!?
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攻め(?)のアンダーハンド
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毎週金曜日(できる限り!)、月刊陸上競技の編集部員がコラムをアップ!
陸上界への熱い想い、日頃抱いている独り言、取材の裏話、どーでもいいことetc…。
編集スタッフが週替りで綴って行きたいと思います。
暇つぶし程度にご覧ください!
第94回「メンタルトレーニング」(山本慎一郎)
本日は5月14日。そう、月陸6月号の発売日です!
このコラムを読むほど熱心な月陸ファンのみなさんはご購読いただいていると思います。え? まだ買ってない? それでは、月陸が読みたくなるような取材にまつわるこぼれ話を紹介します。
4月のある日、我々は東洋大の長距離チームを取材させていただきました。その中で、東洋大がこの春からメンタルトレーニングを取り入れているという話を聞きました。簡単な質問に回答していくことで性格が4つの傾向に分類できるものです。
監督やコーチはもちろん、選手自身も自分の性格や傾向を客観的指標から把握するために実施したそうです。意味合いとしてはメンタルトレーニングというよりも「性格診断」と言ったほうが正しいかもしれません。
このテストでは性格は以下の4つに分類されます。
■「火」:情熱的なタイプ
○物事を新しく始めるのが得意
○自己肯定感が強く、他人に依存しない
×熱しやすく冷めやすい
×自己中心的で自分の意見を曲げない
例)羽生結弦選手など
■「風」:自由奔放で社交的なタイプ
○他人の考えに合わせる適応性や順応性が高い
○さわやかで軽やかでフットワークは軽い
×周囲に流されやすい
×押し付けられると反発する
例)イチロー選手など
■「地」:慎重な知的タイプ
○粘り強く意志が強い
○沈着冷静で落ち着きがある
×頑固で想像力に欠ける
×完璧を求めすぎる
例)錦織圭選手など
■「水」:穏やかで調和を求めるタイプ
○感受性が豊かで共感能力に優れている
○粘り強く洞察力がある
×心配性で傷つきやすい
×感情の起伏が激しい
例)大谷翔平選手など
これはあくまでも「傾向」ですが、結果として東洋大の場合は「地」のタイプが多かったそうです。酒井俊幸監督も、キャプテンの宮下隼人選手も「地」でした。
一方で、注目ルーキーの石田洸介選手や、谷川嘉朗コーチと酒井瑞穂コーチは違うタイプだったようです。指導者のタイプが異なるからこそチーム運営がうまくいくのかもしれません。
今月の月陸では別冊付録として『学生駅伝ガイド2021春』もついてきます。各大学にはそれぞれチームカラー(雰囲気)があるので、性格診断でどのタイプに分類されるのか想像してみるとおもしろいかもしれません。ぜひご購入して各チームの特集記事を熟読していただければうれしいです。
ちなみに、私も試しにテストをしてみたところ、谷川コーチや瑞穂コーチと同じタイプでした。具体的にどのタイプか公開すると怒られそうなので、詳細は読者の皆様のご想像にお任せします(笑)。
山本慎一郎(やまもとしんいちろう) 月刊陸上競技 編集部(兼企画営業部)企画課長 1983年1月生まれ。福島県いわき市出身。160cm、47kg(ピーク時)。植田中→磐城高→福島大→法大卒。中学では1学年下の村上康則(2010年日本選手権1500m覇者)と一緒に駅伝を走り、その才能を間近で見て挫折。懲りずに高校で都大路、大学で箱根駅伝を目指すも、いずれも未達に終わる。引退するタイミングを逸して現在も市民ランナーとして活動中。シューズマニアの一面も持ち、月陸Onlineでは「シューズレポ」を連載中。 |
編集部コラム第93回「努力は報われた」(向永拓史)
編集部コラム第92回「2年ぶりの織田記念」(小川)
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