2021.05.07
日本陸連は5月7日、「第67回全日本中学校通信陸上競技大会」(中学通信)と「2021全国高校リモート陸上競技大会」(全国高校リモート大会)を今年も開催すると発表した。
昨年はコロナ禍により、全国中学校選手権(全中)、全国高校総体(インターハイ)が中止。その代替企画として、日本陸連はオンライン上でランキングを決める「リモート陸上」というかたちで大会を開催。中学生を対象としたものはこれまで長く行われてきた中学通信を、高校生対象には「全国高校リモート大会」を新たに新設し、それぞれ全国から記録を集めてオンラインでランキングを発表した。
今年度は新たに全国高校リモート大会でリレー種目も対象とする。ランキングについては、世界陸連のポイントランキング制度におけるリザルトスコアを採用し、走種目や跳躍種目は風速などを加味して記録をポイント換算し、集計される。対象大会は中学が6月から7月にかけて実施される通信大会56大会(※北海道は10支部)。また、高校は5月から7月にかけて実施される高校総体の都府県大会(56大会※北海道10支部)とブロック大会(11大会)。
日本陸連の尾縣貢専務理事は「昨年度に限り中高生の成果を発揮できる場を設けたいという想いからリモートにより全国ランキングを決定する大会を実施しましたが、現場から多くの反響をいただいたことから、本年度も継続して実施をすることとなりました」と開催の経緯を説明。大会を通して「ひとりでも多くの中学生、高校生が自身の記録を残せるように、それぞれの活動を支えて参ります」とコメントを寄せた。
昨年は中学生は個人種目(1人1種目)で45,543人、リレー種目3,405 チーム、高校生 (都道府県によっては 1 人で複数種目出場可)は延べ68,439人のランキングに掲載された。
なお、現段階では2021年のインターハイ、全中とも開催する方向で主催者は準備を進めている。

|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
-
2025.03.28
-
2025.03.28
-
2025.03.28
2025.03.23
女子は長野東が7年ぶりの地元V アンカー・田畑陽菜が薫英女学院を逆転/春の高校伊那駅伝
-
2025.03.25
2025.03.02
初挑戦の青学大・太田蒼生は途中棄権 果敢に先頭集団に挑戦/東京マラソン
2025.03.02
太田蒼生は低体温症と低血糖で途中棄権 「世界のレベルを知れて良い経験」/東京マラソン
-
2025.03.23
-
2025.03.19
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2022.12.20
-
2023.04.01
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.03.28
【世界陸上プレイバック】五輪ボイコットきっかけに創設!クラトフヴィロヴァが女子400mと800mで今も大会記録に残る2冠 日本は室伏重信ら出場も入賞ゼロ
今年、陸上の世界選手権(世界陸上)が34年ぶりに東京・国立競技場で開催される。今回で20回目の節目を迎える世界陸上。日本で開催されるのは1991年の東京、2007年の大阪大会を含めて3回目で、これは同一国で最多だ。これま […]
2025.03.28
【高校生FOCUS】女子三段跳・山﨑りりや(鳴門渦潮高)日本高校女子初の13m到達、大学で学生記録挑戦
FOCUS! 高校生INTERVIEW 山﨑りりや Yamasaki Ririya 鳴門渦潮高3徳島 高校アスリートをフォーカスするコーナー。年度末を迎えますが、振り返ってみれば、2024年度は高校生による日本記録樹立を […]
2025.03.28
3泊4日の全国高体連合宿終了! 「高め合える仲間がいっぱいできた」 来年度は宮崎で開催予定
大阪・ヤンマースタジアム長居を主会場に行われた2024年度の日本陸連U-19強化研修合宿・全国高体連陸上競技専門部強化合宿が3月28日、3泊4日の全日程を終えた。全国から集まった選手たちは交流を深め、試合での再会を誓った […]
2025.03.28
資格停止中の競歩・池田向希がCASに不服申し立て「一日も早く競技 を再開」
旭化成は3月28日、所属選手である競歩の池田向希が受けたアンチ・ドーピング規則違反による4年間の資格停止処分について、スポーツ仲裁裁判所(CAS)に不服申し立てを行ったと発表した。 男子20km競歩で東京五輪銀メダリスト […]
2025.03.28
【男子円盤投】福宮佳潤(東京高1) 50m73=高1歴代2位&4人目の50mオーバー
3月28日、東京都多摩市の国士大多摩陸上競技場で第7回国士大競技会が行われ、高校用規格の男子円盤投(1.75kg)において福宮佳潤(東京高1)が50m73をマークした。この記録は高校1年生の歴代ランキングで2位。高1で史 […]
Latest Issue
最新号

2025年4月号 (3月14日発売)
別冊付録 2024記録年鑑
山西 世界新!
大阪、東京、名古屋ウィメンズマラソン詳報