株式会社アシックスは、東京五輪開幕まで100日となった4月14日、同社が作製、提供する2021年に国際大会で国内外の各国代表が着用する競技用ユニフォームを発表した。
アシックスが提供するのは、日本が陸上競技のほか、トライアスロン、バレーボール(男子)、ハンドボール、レスリング、競泳、野球。陸上競技は、イタリア、ウクライナ、オランダ、フランス、ブルガリアへ提供し、オーストラリアは各種目とも同社が提供する。陸上競技は東京五輪でお披露目となりそうだ。
ユニフォームは近年採用されてきた「サンライズレッド」を基調とし、陸上競技においては、1964年のユニフォームをモチーフとして「タスキ」を連想させるデザインとなっている。デザインに携わった同社の妹尾美幸氏は「ジャポニズム、日本の伝統美を重ね合わせた『アシックスジャポニズムグラフィック』を採用し、思いが幾重にも織り重なるイメージ」を表現。陸上においては、「酷暑にどう耐えるか」(松下直樹氏)をテーマに、同社のスポーツス工学研究所で「何度も徹底的に研究を重ねた」という。その結果、長距離、競歩で着用予定のユニフォームにはメッシュを「適切な部分に」採用した最軽量のものとなった。
また、短距離のユニフォームは「すべての動作の負荷を軽減する」ように設計。動きのパターンに応じた工夫が細部に施されている。松下氏は「1秒でも速く、1cmでも遠くへ、素晴らしい記録を出してほしい」と語った。
陸上競技のほか、バレーボール(男子)、ハンドボール、野球の代表選手が着用するユニフォームなどのオフィシャルウエアのレプリカや公式応援グッズは4月27日より、アシックス直営店やオンラインストアで順次販売される。
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