2012年ロンドン五輪女子棒高跳代表で、日本記録保持者の我孫子智美(滋賀レイクスターズ)が所属先を通じて現役引退を発表した。
33歳の我孫子は滋賀県出身。光泉高3年時の05年には、世界ユース選手権に出場して10位に入っている。同志社大では日本インカレを4連覇。日本選手権では08年に初制覇すると、10年~12年は3連覇。17年の優勝を含め、計5回頂点に立った。なかでも、12年の日本選手権は現在も残る4m40の日本新をマーク。同年のロンドン五輪に出場した。アジア大会には10年に銅メダル、14年に銀メダルを獲得している。
我孫子は所属先を通じて「滋賀レイクスターズには2010年7月より所属選手として迎え入れてもらい、もう10年以上となります。家族、コーチ、トレーナー、練習仲間や母校、そして競技の枠を越え『滋賀』という繋がりでレイクスと数多くの方々に応援・サポートいただき、おかげさまでここまで長く選手生活を続けることができました。関係者の皆さまには感謝しかありません。本当にありがとうございました」などとコメント。また。3月27日に自身のTwitterを更新し、「『諦めなければ夢は叶う/努力は必ず報われる』は悲しいかなそうとも言い切れないけれど、やっぱりこの言葉がなくならない理由が分かった気がするのは、こう決めた今がとても幸せだから。苦み楽しみ含めこのチャレンジは最高でした!」と現役生活を振り返った。
今後は滋賀レイクスターズのスタッフとして残るという。
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