東海大陸上競技部のコーチングスタッフに新年度から、2008年の北京五輪に出場したOB2人が加わることがわかった。男子100mで準決勝まで進出し、4×100mリレーでは1走として銅メダル(のちに銀メダルへ繰り上げ)獲得に貢献した塚原直貴氏(35歳)は、東海大研究生になって短距離コーチに。男子走高跳で代表になった醍醐直幸氏(40歳)は東海大の非常勤講師として勤務しながら、3月末で退職する植田恭史部長の後を継いで跳躍コーチを務める。2021年度は高野進監督が部長兼任の新体制でスタートするという。
2月末に富士通を退社していた塚原氏は、恩師の高野研究室で学びながら、自身が在籍していた2000年前後の、短距離ブロックが華やかだった時代の復活を目指す。2006年に走高跳で2m33の日本記録(現・歴代2位、屋外日本最高)を樹立し、現役を退いてからは東京高で教員として指導実績を重ねてきた醍醐氏もまた、母校に帰って今度は学生アスリートの育成に尽力する。
未だ男子400mの日本記録保持者である高野監督は、東海大が日本インカレで総合優勝していた当時に学生だったオリンピアン2人が指導スタッフに加わることを歓迎し、「それぞれ社会人になってから素晴らしい経験をしてきている2人には、母校のチーム作りに大いに貢献してもらって、再び活気のある陸上部を作っていきたい」と期待を寄せた。さらには「ぜひとも自分を超えるような選手を育て、指導してほしい」と、長期的な展望も語った。
|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking 人気記事ランキング
2025.01.17
編集部コラム「年末年始の風物詩」
-
2025.01.17
-
2025.01.17
-
2025.01.17
-
2025.01.16
2025.01.12
【テキスト速報】第43回都道府県対抗女子駅伝
-
2025.01.14
-
2025.01.12
-
2025.01.15
2024.12.22
早大に鈴木琉胤、佐々木哲の都大路区間賞2人が来春入学!女子100mH谷中、松田ら推薦合格
-
2024.12.22
-
2024.12.30
-
2025.01.12
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2022.12.20
-
2023.04.01
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.01.18
都道府県男子駅伝オーダー発表!3区に塩尻和也と鶴川正也 7区は鈴木健吾、黒田朝日 4連覇狙う長野は3区吉岡大翔
◇天皇盃第30回全国都道府県対抗男子駅伝(1月19日/広島・平和記念公園前発着:7区間48.0km) 天皇盃第30回全国都道府県対抗男子駅伝前日の1月18日、オーダーリストが発表された。 エントリーされていた2人の日本記 […]
2025.01.17
西脇多可新人高校駅伝の出場校決定!男子は佐久長聖、大牟田、九州学院、洛南 女子は長野東、薫英女学院など有力校が登録
1月17日、西脇多可新人高校駅伝の実行委員会が、2月16日に行われる第17回大会の出場チームを発表した。 西脇多可新人高校駅伝は、兵庫県西脇市から多可町を結ぶ「北はりま田園ハーフマラソンコース(21.0795km)」で行 […]
2025.01.17
編集部コラム「年末年始の風物詩」
毎週金曜日更新!? ★月陸編集部★ 攻め(?)のアンダーハンド リレーコラム🔥 毎週金曜日(できる限り!)、月刊陸上競技の編集部員がコラムをアップ! 陸上界への熱い想い、日頃抱いている独り言、取材の裏話、どーでもいいこと […]
2025.01.17
中・高校生充実の長野“4連覇”なるか 実力者ぞろいの熊本や千葉、岡山、京都、福岡も注目/都道府県男子駅伝
◇天皇盃第30回全国都道府県対抗男子駅伝(1月19日/広島・平和記念公園前発着:7区間48.0km) 中学生から高校生、社会人・大学生のランナーがふるさとのチームでタスキをつなぐ全国都道府県男子駅伝が1月19日に行われる […]
2025.01.17
栁田大輝、坂井隆一郎らが日本選手権室内出場キャンセル 日本室内大阪はスタートリスト発表
日本陸連は2月1日から2日に行われる、日本選手権室内のエントリー状況と、併催の日本室内大阪のスタートリストを発表した。 日本選手権室内では12月にエントリーが発表されていた選手のうち、男子60mに出場予定だったパリ五輪代 […]
Latest Issue 最新号
2025年2月号 (1月14日発売)
駅伝総特集!
箱根駅伝
ニューイヤー駅伝
高校駅伝、中学駅伝
富士山女子駅伝