HOME ニュース、国内

2021.02.28

走幅跳・秦澄美鈴が6m35でシーズンイン飾る 男子走幅跳は嶺村が7m73でV/JAG大崎室内
走幅跳・秦澄美鈴が6m35でシーズンイン飾る 男子走幅跳は嶺村が7m73でV/JAG大崎室内

2021年JAG大崎の女子走幅跳に出場した秦澄美鈴(シバタ工業)

◇2021 Japan Athlete Games in Osaki(2月28日/鹿児島県大崎町)
鹿児島県大崎町にあるジャパンアスリートトレーニングセンター大隅の室内競技場で2021 Japan Athlete Games in Osakiが行われ、女子走幅跳は秦澄美鈴(シバタ工業)が6m35で優勝した。秦は1回目ファウルのあと、優勝記録となる6m35を跳ぶとその後も、6m31、6m23、6m31、6m15とすべて6mを超える安定感を見せた。

昨年10月の日本選手権以来の試合となった秦。その日本選手権では6m12で3位と連覇を逃しており「トラウマじゃないけど、少し不安はあった」と言う。それでも、「記録を狙いつつ、楽しもう」と臨み、2回目の好記録に「少しビックリした」と振り返る。身体の調子の良さを感じていたようで、「自己記録(6m45)くらい跳べれば120点満点だったかな」と笑顔を見せた。

この日は「ある程度、イメージ通りの助走はできました。踏み切りとかみ合わせて、理想の跳躍ができれば」と秦。東京五輪シーズンに向けて「参加標準記録(6m82)を跳ばないといけない。狙いを定めて跳べれば」とプランを描く。今後は3月の日本選手権室内を経て、春のトラックシーズンへ入る予定だという。

男子走幅跳は嶺村鴻汰(富士通)が7m73で優勝。ここ数年はケガなどで苦しんだが、「動き作りなど基礎から見直していて、大きな記録を狙える期待が持てている」と手応えをつかんでいる様子だ。びわ湖毎日マラソンでチームメイトの鈴木健吾が日本記録を樹立し、「今年はニューイヤー駅伝からいい流れが来ています。日本一のチームだと思われるようにしていきたい」と仲間の快挙に刺激を受けていた。男子棒高跳は石川拓磨(TCS)が自己ベストに並ぶ5m50で優勝。19年世界選手権代表の山本聖途(トヨタ自動車)は5m30を2回目で成功したあと、5m50を失敗して4位で終え、江島雅紀(日大)は脚に違和感があったため5m20の2回目をパスして競技を終えた。

午後からはトラック種目がスタート。男子100m予選には山縣亮太(セイコー)が出場し10秒50。昨年の日本選手権女子200mを制した地元・鹿児島の鶴田玲美(南九州ファミリーマート)は同予選に登場して11秒81だった。

◇2021 Japan Athlete Games in Osaki(2月28日/鹿児島県大崎町) 鹿児島県大崎町にあるジャパンアスリートトレーニングセンター大隅の室内競技場で2021 Japan Athlete Games in Osakiが行われ、女子走幅跳は秦澄美鈴(シバタ工業)が6m35で優勝した。秦は1回目ファウルのあと、優勝記録となる6m35を跳ぶとその後も、6m31、6m23、6m31、6m15とすべて6mを超える安定感を見せた。 昨年10月の日本選手権以来の試合となった秦。その日本選手権では6m12で3位と連覇を逃しており「トラウマじゃないけど、少し不安はあった」と言う。それでも、「記録を狙いつつ、楽しもう」と臨み、2回目の好記録に「少しビックリした」と振り返る。身体の調子の良さを感じていたようで、「自己記録(6m45)くらい跳べれば120点満点だったかな」と笑顔を見せた。 この日は「ある程度、イメージ通りの助走はできました。踏み切りとかみ合わせて、理想の跳躍ができれば」と秦。東京五輪シーズンに向けて「参加標準記録(6m82)を跳ばないといけない。狙いを定めて跳べれば」とプランを描く。今後は3月の日本選手権室内を経て、春のトラックシーズンへ入る予定だという。 男子走幅跳は嶺村鴻汰(富士通)が7m73で優勝。ここ数年はケガなどで苦しんだが、「動き作りなど基礎から見直していて、大きな記録を狙える期待が持てている」と手応えをつかんでいる様子だ。びわ湖毎日マラソンでチームメイトの鈴木健吾が日本記録を樹立し、「今年はニューイヤー駅伝からいい流れが来ています。日本一のチームだと思われるようにしていきたい」と仲間の快挙に刺激を受けていた。男子棒高跳は石川拓磨(TCS)が自己ベストに並ぶ5m50で優勝。19年世界選手権代表の山本聖途(トヨタ自動車)は5m30を2回目で成功したあと、5m50を失敗して4位で終え、江島雅紀(日大)は脚に違和感があったため5m20の2回目をパスして競技を終えた。 午後からはトラック種目がスタート。男子100m予選には山縣亮太(セイコー)が出場し10秒50。昨年の日本選手権女子200mを制した地元・鹿児島の鶴田玲美(南九州ファミリーマート)は同予選に登場して11秒81だった。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.04.27

【男子5000m】吉田星(東海大札幌高2)13分46秒49=高2歴代7位

日体大長距離競技会兼NITTAIDAI Challenge Gamesが4月27日、神奈川・横浜市の同大学健志台陸上競技場で行われ、NCG男子5000m1組で吉田星(東海大札幌高2北海道)が高2歴代7位の13分46秒49 […]

NEWS 七種競技は田中友梨がセカンドベストの5551点で制す 2位梶木菜々香、3位熱田心/東京選手権

2025.04.27

七種競技は田中友梨がセカンドベストの5551点で制す 2位梶木菜々香、3位熱田心/東京選手権

第88回東京選手権が4月25日~27日の日程で東京・駒沢オリンピック公園陸上競技場で行われ、前日に続いて最終日に実施された女子七種競技では田中友梨(スズキ)が5551点で優勝した。 田中は初日の100mハードルを自己ベス […]

NEWS アセファが女子単独レース世界新の2時間15分50秒 男子はサウェ2時間2分27秒/ロンドンマラソン

2025.04.27

アセファが女子単独レース世界新の2時間15分50秒 男子はサウェ2時間2分27秒/ロンドンマラソン

ワールドマラソンメジャーズの一つで、世界陸連プラチナラベルレースのロンドン・マラソンが4月27日、英国の同地で行われ、女子はパリ五輪銀メダリストのティギスト・アセファ(エチオピア)が、女子単独レースとしては世界新記録とな […]

NEWS 【“陸女”インタビュー】テレ東期待のアナウンサー・山本倖千恵さん リレー全国3位も経験「負けん気が身についた3年間」

2025.04.27

【“陸女”インタビュー】テレ東期待のアナウンサー・山本倖千恵さん リレー全国3位も経験「負けん気が身についた3年間」

オリンピックの花形である陸上競技! 球技に比べると、すこーし“地味”な印象があるかもしれない……。しかし、中高生合わせて、なんと約30万人以上が「陸部」なんです。 実は芸能界で活躍するあの人も、この人も、結構、陸上経験者 […]

NEWS 壹岐元太200m20秒65の自己新で初制覇 急成長も「遠すぎる目標は掲げたくない」/日本学生個人

2025.04.27

壹岐元太200m20秒65の自己新で初制覇 急成長も「遠すぎる目標は掲げたくない」/日本学生個人

◇日本学生個人選手権(4月25日~27日/神奈川・レモンガススタジアム平塚)3日目 ワールドユニバーシティゲームズ代表選考会を兼ねた日本学生個人選手権が行われ、男子200mは壹岐元太(京産大)が20秒65(+1.2)で初 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年4月号 (3月14日発売)

2025年4月号 (3月14日発売)

東京世界選手権シーズン開幕特集
Re:Tokyo25―東京世界陸上への道―
北口榛花(JAL) 
三浦龍司(SUBARU)
赤松諒一×真野友博
豊田 兼(トヨタ自動車)×高野大樹コーチ
Revenge
泉谷駿介(住友電工)

page top