世界陸連(WA)室内ツアー・ゴールドラベルのファイナル、マドリード大会が2月24日に行われ、男子60mハードルでG.ホロウェイ(米国)が7秒29の室内世界新記録で圧勝した。コリン・ジャクソン(英国)が1994年にマークした7秒30を27年ぶりに更新。ホロウェイは2019年ドーハ世界選手権110mハードルで金メダルを獲得している24歳で、今年に入り室内シーズン5戦5勝と圧巻のパフォーマンスだった。
「完璧なレースだったとは言えないが、自分の持つ力を最大限に発揮するように臨みました」とホロウェイ。今季、まずはA.メリット(米国)が2012年に作った110mハードル世界記録12秒80を「視界にとらえているので更新したい」と語り、「オリンピックトライアル(全米選手権)と東京五輪の金メダルに力を注ぎたい」と見据えている。
ホロウェイは走高跳で2m16、走幅跳で8m17を持ち、2019年の全米学生室内選手権60mでは、当時同じフロリダ大の後輩だったサニブラウン・アブデル・ハキーム(3位)らを抑えて6秒50で制すなど、圧倒的な身体能力、運動能力でパフォーマンスを発揮している。
同大会では、男子1500mでS.バレガ(エチオピア)が3分35秒42で優勝、男子走幅跳ではJ.M.エチェバリア(キューバ)が8m14、女子3000mでG.ツェゲイ(エチオピア)が8分22秒65でそれぞれ制している。
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