日本陸連は、5月1日~2日のポーランド・シレジアで開催予定の「シレジア2021世界リレー」の選考要項の一部を改正。3月28日に宮崎で日本代表選考トライアルを実施すると発表した。同日程でトライアルを開催することは昨年すでに発表されていたが、場所は未定とされていた。
世界リレーは東京五輪の代表権を狙う重要な競技会に位置づけられている。東京五輪のリレー種目の出場枠は16。そのうち、ドーハ世界選手権の入賞チームと、世界リレーの入賞チームに出場権が与えられ、重複した場合は世界陸連のパフォーマンスリストの上位から出場権を得る。本来であれば、世界室内選手権やアジアリレー選手権といった競技会が予定されていたが、コロナ禍により中止となったため、世界リレーの重要度はより増したといえる。
日本は男子4×100mリレーのみ、2019年世界選手権で銅メダルを獲得して東京五輪の代表権を手にしているが、男子4×400mリレー、女子4×100mリレー、女子4×400mリレー、男女混合4×400mリレーについては世界リレーもしくは記録で代表権を勝ち取る必要がある。
リレー種目で東京五輪の出場権を獲得した場合、世界リレー代表が五輪メンバー選考の一つとなっているが、日本陸連は昨年11月の理事会後の会見で、出場権を持つ男子4×100mリレーに関して、世界リレーは「参考競技会」とし、直接的な代表選考にならない方針を示している。

|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
-
2025.03.28
-
2025.03.28
-
2025.03.28
2025.03.23
女子は長野東が7年ぶりの地元V アンカー・田畑陽菜が薫英女学院を逆転/春の高校伊那駅伝
-
2025.03.25
2025.03.02
初挑戦の青学大・太田蒼生は途中棄権 果敢に先頭集団に挑戦/東京マラソン
2025.03.02
太田蒼生は低体温症と低血糖で途中棄権 「世界のレベルを知れて良い経験」/東京マラソン
-
2025.03.23
-
2025.03.19
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2022.12.20
-
2023.04.01
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.03.28
【世界陸上プレイバック】五輪ボイコットきっかけに創設!クラトフヴィロヴァが女子400mと800mで今も大会記録に残る2冠 日本は室伏重信ら出場も入賞ゼロ
今年、陸上の世界選手権(世界陸上)が34年ぶりに東京・国立競技場で開催される。今回で20回目の節目を迎える世界陸上。日本で開催されるのは1991年の東京、2007年の大阪大会を含めて3回目で、これは同一国で最多だ。これま […]
2025.03.28
【高校生FOCUS】女子三段跳・山﨑りりや(鳴門渦潮高)日本高校女子初の13m到達、大学で学生記録挑戦
FOCUS! 高校生INTERVIEW 山﨑りりや Yamasaki Ririya 鳴門渦潮高3徳島 高校アスリートをフォーカスするコーナー。年度末を迎えますが、振り返ってみれば、2024年度は高校生による日本記録樹立を […]
2025.03.28
3泊4日の全国高体連合宿終了! 「高め合える仲間がいっぱいできた」 来年度は宮崎で開催予定
大阪・ヤンマースタジアム長居を主会場に行われた2024年度の日本陸連U-19強化研修合宿・全国高体連陸上競技専門部強化合宿が3月28日、3泊4日の全日程を終えた。全国から集まった選手たちは交流を深め、試合での再会を誓った […]
2025.03.28
資格停止中の競歩・池田向希がCASに不服申し立て「一日も早く競技 を再開」
旭化成は3月28日、所属選手である競歩の池田向希が受けたアンチ・ドーピング規則違反による4年間の資格停止処分について、スポーツ仲裁裁判所(CAS)に不服申し立てを行ったと発表した。 男子20km競歩で東京五輪銀メダリスト […]
2025.03.28
【男子円盤投】福宮佳潤(東京高1) 50m73=高1歴代2位&4人目の50mオーバー
3月28日、東京都多摩市の国士大多摩陸上競技場で第7回国士大競技会が行われ、高校用規格の男子円盤投(1.75kg)において福宮佳潤(東京高1)が50m73をマークした。この記録は高校1年生の歴代ランキングで2位。高1で史 […]
Latest Issue
最新号

2025年4月号 (3月14日発売)
別冊付録 2024記録年鑑
山西 世界新!
大阪、東京、名古屋ウィメンズマラソン詳報