HOME ニュース、国内

2021.02.16

北海道マラソン2年連続で休止 東京パラリンピックと期間重なる
北海道マラソン2年連続で休止 東京パラリンピックと期間重なる

2019年MGC女子で1位の前田穂南と2位の鈴木亜由子


北海道マラソンの組織委員会は2月16日、今夏予定していた2021年大会を休止すると発表した。休止の主な理由に、(1)開催予定日の8月29日が東京パラリンピックの期間と重なることで運営要員の確保が困難であること、(2)東京五輪のマラソン・競歩が札幌で開催されることにより、会場としている大通公園内の原状回復に時間を要するため、を挙げた。

実行医院長を務める北海道新聞社の常務取締役・鶴井亨氏は「2年続けての休止となりますが、五輪のマラソンは北海道マラソンのコースをベースに行われることから、次回大会は、これまで以上に注目される大会になるでしょう。その時に向けて準備を進め、参加者にとっても、また沿道で応援する方々にとっても一層魅力ある大会にしていきます」とコメントしている。

北海道マラソンは1987年に約400名の参加者でスタート。2016年からは2万人規模の大会となり、東京五輪マラソン代表選考会である「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)」(2019年)の一次選考レースとして、女子は前田穂南(天満屋、17年優勝)がMGC切符第一号、鈴木亜由子(日本郵政グループ、18年優勝)もこの大会でMGC出場権を勝ち取り、ともに五輪代表に内定している。

北海道マラソンの組織委員会は2月16日、今夏予定していた2021年大会を休止すると発表した。休止の主な理由に、(1)開催予定日の8月29日が東京パラリンピックの期間と重なることで運営要員の確保が困難であること、(2)東京五輪のマラソン・競歩が札幌で開催されることにより、会場としている大通公園内の原状回復に時間を要するため、を挙げた。 実行医院長を務める北海道新聞社の常務取締役・鶴井亨氏は「2年続けての休止となりますが、五輪のマラソンは北海道マラソンのコースをベースに行われることから、次回大会は、これまで以上に注目される大会になるでしょう。その時に向けて準備を進め、参加者にとっても、また沿道で応援する方々にとっても一層魅力ある大会にしていきます」とコメントしている。 北海道マラソンは1987年に約400名の参加者でスタート。2016年からは2万人規模の大会となり、東京五輪マラソン代表選考会である「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)」(2019年)の一次選考レースとして、女子は前田穂南(天満屋、17年優勝)がMGC切符第一号、鈴木亜由子(日本郵政グループ、18年優勝)もこの大会でMGC出場権を勝ち取り、ともに五輪代表に内定している。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.04.15

Athlete of The Year賞に北口榛花を選出! 2024年度「実業団陸上of The Year」発表

日本実業団陸上競技連合は4月15日、2024年度「実業団陸上of The Year 表彰」の受賞者・受賞チームをホームページで発表し、個人賞のAthlete of The Year賞に8月のパリ五輪女子やり投で、マラソン […]

NEWS 神戸マラソンがMGCシリーズ加盟 愛知アジア大会、ロス五輪代表の選考へつながるレースに

2025.04.15

神戸マラソンがMGCシリーズ加盟 愛知アジア大会、ロス五輪代表の選考へつながるレースに

日本陸連は4月15日、「神戸マラソン2025」がMGCシリーズ2025-26に加盟したと発表した。 MGC(マラソングランドチャンピオンシップ)シリーズは、前身のJMCシリーズを継承したもので、ポイントにより年間王者を決 […]

NEWS 100mH寺田明日香「今季限りで一線を退く」東京世界陸上目指してラストスパート「引退」は使わず

2025.04.15

100mH寺田明日香「今季限りで一線を退く」東京世界陸上目指してラストスパート「引退」は使わず

女子100mハードル元日本記録保持者の寺田明日香(ジャパンクリエイト)が都内で会見を開き、今季限りでの第一線を退く意向を表明した。 冒頭のキャリアを振り返るVTRが流れると、登壇早々から涙を浮かべた寺田。一線を退く意向を […]

NEWS コモディイイダ・高橋舞衣が退職 2月の愛媛マラソンで骨折 「この決断が後に良かったと思えることを信じて」

2025.04.15

コモディイイダ・高橋舞衣が退職 2月の愛媛マラソンで骨折 「この決断が後に良かったと思えることを信じて」

コモディイイダはは4月15日付で、高橋舞衣が退職すると発表した。2月の愛媛マラソンで骨折し、今後は地元の愛媛で治療とリハビリに専念するという。 高橋は愛媛・今治北高では主要な全国大会への出場はなかったが、松山大では1年時 […]

NEWS 東海大が陸上競技場に電子ペーサーを常設! トラック内側に4色点滅のLED325個を配置

2025.04.14

東海大が陸上競技場に電子ペーサーを常設! トラック内側に4色点滅のLED325個を配置

東海大陸上部と工学部は4月14日、東海大湘南キャンパス内陸上競技場にLEDライトをトラックの縁に置いてペース設定に合わせて光る「電子ペーサー」を3月から常設したと発表した。国内メーカーによる開発と、陸上競技場への常設は国 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年4月号 (3月14日発売)

2025年4月号 (3月14日発売)

東京世界選手権シーズン開幕特集
Re:Tokyo25―東京世界陸上への道―
北口榛花(JAL) 
三浦龍司(SUBARU)
赤松諒一×真野友博
豊田 兼(トヨタ自動車)×高野大樹コーチ
Revenge
泉谷駿介(住友電工)

page top