2月14日に行われる第49回全日本実業団ハーフマラソン(山口)のエントリー選手が発表され、男子10000m日本記録保持者で東京五輪代表の相澤晃(旭化成)、同種目で同じく日本記録を更新した伊藤達彦(Honda)、佐藤悠基(SGホールディングスグループ)、マラソン前日本記録保持者の設楽悠太(Honda)らの登録が判明した。
相澤は昨年12月の日本選手権10000mを日本新(27分18秒74)で優勝して同種目で五輪代表に内定。その後、右膝を痛めた影響で元日の全日本実業団対抗駅伝には出場していない。ハーフマラソンのベストは東洋大3年の終わりだった19年3月に日本学生ハーフで出した1時間1分45秒。同年のユニバーシアード・ハーフマラソンでも優勝し、20年の箱根駅伝2区(23.1km)では1時間5分57秒の区間賞、ハーフマラソン換算で1時間0分14秒と日本記録(1時間0分00秒)に近いタイムと言える。右膝痛の影響で出場するかどうか動向が注目される。
また、日本選手権10000mで相澤とともに日本新(27分25秒73)で2位に入った伊藤もエントリー。ハーフのベストは1時間1分52秒で、こちらも相澤と一緒に走った学生ハーフでマークしたもの。箱根駅伝2区でも相澤と激闘を繰り広げているが、今回も並走なるか。
マラソン挑戦からトラックへ再び戻ってきた佐藤は、日本選手権10000mで5年ぶりの27分台となる27分41秒84をマークし、全日本実業団対抗駅伝でも4区区間賞と調子を上げている。全日本実業団対抗駅伝のあと、「冬季練習の一環として全日本実業団ハーフに出場するかも」と話していた。
マラソン前日本記録保持者の設楽悠太のほか、村山謙太(旭化成)、鈴木健吾(富士通)、窪田忍(トヨタ自動車)らもエントリーしている。招待選手として古賀淳紫(安川電機)、鈴木大貴(YKK)、中村高洋(京セラ鹿児島)の3人が出場予定。女子は筒井咲帆(ヤマダホールディングス)と福良郁美(大塚製薬)の2人が招待選手。安藤友香(ワコール)や矢田みくに(デンソー)、森田香織(パナソニック)らが登録している。
ハーフマラソンの日本記録は、男子が昨年の丸亀ハーフで小椋裕介(ヤクルト)が出した1時間0分00秒、女子は昨年2月に新谷仁美(現・積水化学)がマークした1時間6分38秒で、女子単独レース日本記録は赤羽有紀子(ホクレン)の1時間8分11秒(08年)。今大会は男女で時差スタートのため女子単独レースとして扱われる。大会は2月14日、山口県・維新みらいふスタジアム(維新百年記念公園陸上競技場)スタート・フィニッシュのコースで行われる。

|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.02.22
JMCランキング暫定1位の西山雄介がコンディション不良により欠場/大阪マラソン
2025.02.22
【男子ハンマー投】アツオビン・アンドリュウ(花園高3) 61m59=一般規格高校歴代2位
-
2025.02.22
-
2025.02.22
-
2025.02.21
-
2025.02.21
-
2025.02.21
2025.02.17
日本郵政グループ女子陸上部 「駅伝日本一」へのチームづくりとコンディショニング
2025.02.16
男子は須磨学園が逆転勝ち! 女子は全国Vの長野東が強さ見せる/西脇多可高校新人駅伝
-
2025.02.16
-
2025.02.16
-
2025.02.16
-
2025.02.16
2025.02.02
【大会結果】第77回香川丸亀国際ハーフマラソン(2025年2月2日)
2025.02.02
大迫傑は1時間1分28秒でフィニッシュ 3月2日の東京マラソンに出場予定/丸亀ハーフ
-
2025.02.14
-
2025.02.09
-
2025.02.02
-
2025.01.26
-
2025.01.31
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2022.12.20
-
2023.04.01
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.02.22
JMCランキング暫定1位の西山雄介がコンディション不良により欠場/大阪マラソン
◇大阪マラソン2025(2月24日/大阪・大阪府庁前スタート・大阪城公園フィニッシュ) 大阪マラソンの主催者は2月22日、招待選手の西山雄介(トヨタ自動車)がコンディション不良により欠場することを発表した。 西山は22年 […]
2025.02.22
【男子ハンマー投】アツオビン・アンドリュウ(花園高3) 61m59=一般規格高校歴代2位
2月22日、京都市の京産大総合グラウンド競技場で第11回京都陸協記録会が行われ、一般規格の男子ハンマー投でアツオビン・アンドリュウ(花園高3京都)が高校歴代2位となる61m59をマークした。 アツオビンは昨年のU20日本 […]
2025.02.22
円盤投・堤雄司が自己2番目の61m76でV 女子100mH青木益未は13秒04 福田翔太、郡菜々佳も優勝/WAコンチネンタルツアー
世界陸連(WA)コンチネンタルツアー・ブロンズラベルのインターナショナル・トラック・ミート2025が2月22日、ニュージーランドのクライストチャーチで行われ、男子円盤投で堤雄司(ALSOK群馬)が61m76のセカンドベス […]
2025.02.22
「インターハイでも勝ちたい」高校2年の栗村凌がU20男子を制す 女子は真柴愛里が貫禄/日本選手権クロカン
◇第40回U20日本選手権クロスカントリー(2月22日/福岡・海の中道海浜公園) U20日本選手権クロスカントリーが行われ、男子(8km)では栗村凌(学法石川高2福島)が23分20秒で優勝を果たした。 今年も全国から有力 […]
2025.02.22
三浦龍司が圧巻スパートで優勝 井川龍人は2年連続2位/日本選手権クロカン
◇第108回日本選手権クロスカントリー(2月22日/福岡・海の中道海浜公園) 来年1月の世界クロスカントリー選手権(米国・タラハシー)の代表選考を兼ねた第108回日本選手権クロスカントリーが行われ、男子(10km)はパリ […]
Latest Issue
最新号

2025年3月号 (2月14日発売)
別府大分毎日マラソン
落合 晃×久保 凛
太田智樹、葛西潤
追跡箱根駅伝&高校駅伝