◇第97回箱根駅伝(東京・大手町~神奈川・箱根町/10区間217.1km)
優勝候補が次々と脱落する戦国駅伝となった第97回大会の箱根駅伝は、往路を制した創価大を10区で駒大が逆転し、10時間56分05秒で13年ぶり7回目の総合優勝を飾った。
1月2日の往路で初優勝を果たした創価大が“逃げる”強みを最大限に生かす。トップでスタートした6区の濱野将基(2年)が区間7位でつなぐと、7区の原富慶季(4年)が区間2位と追う駒大をさらに突き放す快走。8区の永井大育(3年)も大崩れせず、9区・石津佳晃(4年)が区間歴代4位となる1時間8分14秒の区間賞でさらに後続を突き放した。
それを懸命に追っていたのが往路3位の駒大。6区の花崎悠紀(3年)が57分36秒の区間賞を獲得して2番手に上がると、創価大アンカーの小野寺勇樹(3年)が失速するなか、10区で駒大・石川拓慎(3年)が大逆転し、大手町で歓喜のフィニッシュを飾った。
■駒大のメンバー 監督:大八木弘明
1区 白鳥 哲汰(1年)1.03.47(区間16位/通過16位)
2区 田澤 廉(2年)1.07.27(区間7位/通過8位)
3区 小林 歩(4年)1.02.22(区間2位/通過3位)
4区 酒井 亮太(2年)1.04.09(区間11位/通過2位)
5区 鈴木 芽吹(1年)1.12.44(区間4位/通過3位)
6区 花崎 悠紀(3年)57.36(区間1位/通過2位)
7区 花尾 恭輔(1年)1.03.55(区間2位/通過2位)
8区 佃 康平(3年)1.04.48(区間4位/通過2位)
9区 山野 力(2年)1.10.04(区間6位/通過2位)
10区 石川 拓慎(3年)1.09.12(区間1位/通過1位)
補欠
加藤淳(4年)、青柿響(1年)、円健介(2年)、伊東颯汰(4年)、神戸駿介(4年)、唐澤拓海(1年)

|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
Latest articles 最新の記事
2025.03.29
齋藤みう3000m障害で9分41秒57 自己ベスト4秒以上更新して日本歴代6位、学生歴代2位
第319回日体大長距離競技会初日が3月29日、神奈川・横浜市の同大学健志台キャンパス競技場で行われ、女子3000m障害で齋藤みう(日体大4)が日本歴代6位、学生歴代2位の9分41秒57をマークした。 齋藤のこれまでのベス […]
2025.03.28
【世界陸上プレイバック】五輪ボイコットきっかけに創設!クラトフヴィロヴァが女子400mと800mで今も大会記録に残る2冠 日本は室伏重信ら出場も入賞ゼロ
今年、陸上の世界選手権(世界陸上)が34年ぶりに東京・国立競技場で開催される。今回で20回目の節目を迎える世界陸上。日本で開催されるのは1991年の東京、2007年の大阪大会を含めて3回目で、これは同一国で最多だ。これま […]
2025.03.28
【高校生FOCUS】女子三段跳・山﨑りりや(鳴門渦潮高)日本高校女子初の13m到達、大学で学生記録挑戦
FOCUS! 高校生INTERVIEW 山﨑りりや Yamasaki Ririya 鳴門渦潮高3徳島 高校アスリートをフォーカスするコーナー。年度末を迎えますが、振り返ってみれば、2024年度は高校生による日本記録樹立を […]
2025.03.28
3泊4日の全国高体連合宿終了! 「高め合える仲間がいっぱいできた」 来年度は宮崎で開催予定
大阪・ヤンマースタジアム長居を主会場に行われた2024年度の日本陸連U-19強化研修合宿・全国高体連陸上競技専門部強化合宿が3月28日、3泊4日の全日程を終えた。全国から集まった選手たちは交流を深め、試合での再会を誓った […]
Latest Issue
最新号

2025年4月号 (3月14日発売)
別冊付録 2024記録年鑑
山西 世界新!
大阪、東京、名古屋ウィメンズマラソン詳報