2020.12.30
2021年最初の駅伝日本一を決める全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝)に向けて、12月30日に有力選手たちの記者会見が開かれた。
東京五輪マラソン代表の中村匠吾(富士通)と服部勇馬(トヨタ自動車)、前回大会4区で区間新記録をマークした井上大仁(三菱重工)、社会人ルーキーからは日本選手権10000m2位の伊藤達彦(Honda)と福岡国際マラソン優勝の吉田祐也(GMOインターネットグループ)が出席。それぞれが今大会に懸ける意気込みを語った。
中村匠吾(富士通)/登録区間4区
前回は出場することができなくて、個人でもチームでも悔しい思いしてきた。その思いがあって東日本優勝。チーム一丸としてやってきたので、ぜひ優勝したい。4区を任されるので、監督からは最低限トップにと言われているのでそういう走りしたい。非常に力のある選手がいるので、そういう選手の負けたくない。
服部勇馬(トヨタ自動車)/登録区間5区
福岡国際マラソンをケガのため欠場したが、そこから2週間休んで、2週間で立て直して今大会に臨む。3年連続で5区を担当。チームとしては優勝を目指しているので、その一員になれるようにしたい。思ったよりも状態が戻るまでは早かったので、しっかりと力を出し切れる状態。優勝を決定づけられる走りができたら最高。チームの総合力をいかんなく発揮できれば、旭化成さんに勝てるかもしれない。
井上大仁(三菱重工)/登録区間3区
今季、自分はいいところなしなのに比べて、トラックやマラソンですごいタイムが出ている。そこに乗り遅れてはいけないし、自分も負けたくないという気持ちでやっていきたい。やるしかないので、自分の力を出し切れれば。昨年の自分を超えるような、自分との戦い。チームは優勝を目指しているので、それを達成できるように自分の仕事をやっていきたい。
伊藤達彦(Honda)/登録区間4区
初めてのニューイヤー駅伝。とても緊張している。ルーキーとしてHondaをこれから引っ張っていきたいと思っているので、ここから引っ張れるようにがんばりたい。4区を走らせてもらうので、これまでの設楽悠太選手のような走りができれば。
吉田祐也(GMOインターネットグループ)/登録区間7区
数ヵ月前まで同じ箱根を走った同期が、世界に向けて戦っている。そこに負けてはいられない。伊藤君は4区で、僕はアンカー。今年のルーキーは強いということを見せたい。刺激しあって陸上界を盛り上げたい。今回は福岡国際のことを考慮していただき、かつチームの状態もいい。前にいれば離していければいいし、追いかけるなら追う。当日は全力を尽くしてがんばりたい。
合わせて区間エントリーも発表され、5連覇を狙う王者・旭化成は、エース区間の4区に鎧坂哲哉、5区は村山謙太という布陣。東京五輪10000m代表の相澤晃は補欠に回った。
■全日本実業団対抗駅伝
2021年1月1日9時15分スタート/群馬県庁発着(7区間100km)
※TBS系で中継8:30~
全日本実業団対抗駅伝出場チーム一覧
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