2020.12.19
全国高校駅伝(12月20日、たけびしスタジアム京都発着)を控え、監督会議が行われ、各校区間エントリーを提出。その後、合同取材時間が設けられた。
男子は連覇を狙う仙台育英(宮城)、最多9度の優勝を誇る世羅(広島)、5000m13分台3人をそろえる佐久長聖(長野)の3強と目される。佐久長聖の高見澤勝監督は「優勝争いをするためには2時間1分台が必要」と話し、エース区間の1区には5000m高校歴代2位となる13分36秒57を持つ伊藤大志(3年)を投入。「留学生のいるチームに、1区で20秒差をつけられれば」ともくろむ。3区で逆転されたとしても、4区に入った吉岡大翔(1年)から「反撃できれば」とした。
男子注目の1区には、5000m高校記録保持者の石田洸介(東農大二3年・群馬)や山口智規(学法石川2年・福島)、若林宏樹(洛南3年・京都)、鶴川正也(九州学院3年・熊本)、徳丸寛太(鹿児島実3年・鹿児島)ら各校のエースがそろい踏み。歴史に残る壮絶な区間賞争いとなりそうだ。
女子は前回優勝の仙台育英と神村学園(鹿児島)の一騎打ちか。仙台育英は留学生が外れ日本人のみのエントリーとなったが、復調気配漂う小海遙(3年)が3区に入った。神村学園は3年生の木ノ下沙耶が補欠に回った。その理由を有川哲蔵監督は「直前の部内選考で鳥居(華、3年)が良かったため」と明かす。黒川円佳(3年)を1区に起用し、2区に2年生の久保心優。「1、2区で流れを作れれば」(有川)2年ぶり優勝に近づく。
男女ともに大会記録を更新するような高速決着が予想される今年の都大路。レースは12月20日、女子が10時20分、男子が12時30分にスタートする。
■全国高校駅伝(男子71回、女子32回)
12月20日(日)/京都・たけびしスタジアム京都発着
女子10:20スタート(5区間21.0975km)
男子12:30スタート(7区間42.195km)
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