日本陸連は、2020年シーズンの「サトウ食品日本グランプリシリーズ」において最も得点を獲得した「Winner」を発表。男女ともに12月4日の日本選手権10000mを日本記録で優勝した相澤晃(旭化成)と新谷仁美(積水化学)が男女それぞれ決定した。
日本グランプリシリーズは2018年にスタート。伝統ある織田記念などを対象大会に、世界陸連が定める「スコアリングテーブル」を基にポイント化し、年間王者が決定する。今年はグランプリプレミア4大会(東京、静岡、神戸、広島)、ぐらんぷり9大会(水戸、新潟、大阪、鳥取、出雲、山口、北九州、熊本、延岡)の計13大会が開催される予定だったが、コロナ禍で中止が相次ぎ、山口、大阪、北九州、新潟を開催。それを受け、8月のセイコーゴールデングランプリと、9、10、12月の日本選手権も特別指定競技会として対象となっていた。
相澤は27分18秒75、新谷は30分20秒44と日本記録を樹立し、高水準のパフォーマンスを披露。相澤が1326.0点、新谷が1359.0点でそれぞれ頂点に立った。記録面のみのスコアリングテーブルに置き換えると、新谷の記録は1229点となり、男子100mでは9秒93に相当する。
なお、例年、年末の日本陸連アスレティックス・アワードで表彰式が執り行われていたが、コロナ禍のため表彰式は実施されない。
■種目別パフォーマンスポイントトップ選手一覧
●男子
100m 桐生祥秀(日本生命) 1176.0
200m 飯塚翔太(ミズノ) 1108.0
400m 伊東利来也(早稲田大学) 1123.0
800m 金子魅玖人(中央大学) 1104.0
1500m 館澤亨次(横浜 DeNA) 1092.0
5000m 坂東悠汰(富士通) 1143.0
10000m 相澤晃(旭化成) 1326.0
110mH 金井大旺(ミズノ) 1185.6
400mH 安部孝駿(ヤマダホールディングス) 1164.0
3000m障害 山口浩勢(愛三工業) 1148.0
走高跳 真野友博(九電工) 1179.0
棒高跳※2名
山本聖途(トヨタ自動車)
来間弘樹(ストライダーズ AC)1157.0
走幅跳 津波響樹(大塚製薬) 1136.6
三段跳 池畠旭佳瑠(駿大 AC) 1116.0
砲丸投 幸長慎一(四国大学) 988.0
円盤投 堤雄司(ALSOK 群馬) 1065.0
ハンマー投 柏村亮太(ヤマダホールディングス) 1056.0
やり投 ディーン元気(ミズノ) 1159.0
十種競技 中村明彦(スズキ) 1086.0
●女子
100m 兒玉芽生(福岡大学) 1123.0
200m 鶴田玲美(南九州ファミリーマート) 1117.6
400m 青山聖佳(大阪成蹊 AC) 1215.0
800m 川田朱夏(東大阪大学) 1100.0
1500m 田中希実(豊田自動織機 TC) 1264.0
5000m 田中希実(豊田自動織機 TC) 1182.0
10000m 新谷仁美(積水化学) 1359.0
100mH 青木益未(七十七銀行) 1147.6
400mH イブラヒム愛紗(札幌国際大学) 1126.0
3000mSC 石澤ゆかり(エディオン) 1122.0
走高跳※2名
津田シェリアイ(築地銀だこAC)
武山玲奈(環太平洋大学)1004.0
棒高跳 那須眞由(RUNJOURNEY) 1021.0
走幅跳 高良彩花(筑波大学) 1068.0
三段跳 森本麻里子(内田建設 AC) 1042.0
砲丸投 髙橋由華(九州共立大学) 912.0
円盤投 齋藤真希(東京女子体育大学) 989.0
ハンマー投 渡邊茜(丸和運輸機関) 1010.0
やり投 佐藤友佳(ニコニコのり) 1091.0
七種競技 山﨑有紀(スズキ) 1036.0
■対象大会
日本グランプリシリーズ
10/18【山口大会】第 17 回田島直人記念陸上競技大会
10/24【大阪大会】第 7 回木南道孝記念陸上競技大会
10/25【北九州大会】第 42 回北九州陸上カーニバル
11 /3【新潟大会】Denka Athletics Challenge Cup 2020
特別指定競技会
8/23 セイコーゴールデングランプリ陸上 2020 東京
9/26、27 第 104 回日本陸上競技選手権大会・混成競技
10/1~3 第 104 回日本陸上競技選手権大会
12/4 第 104 回日本陸上競技選手権大会・長距離種目
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