2025.04.11

山陽特殊製鋼は今春加入した3選手を発表した。入部したのは男子やり投の巖雄作、男子中距離の高橋佑輔、男子長距離の中西良介の3人。
筑波大卒の巖は地元・兵庫県出身。市尼崎高時代には全国高校大会(※インターハイ代替)で優勝し、卒業間際には高校歴代2位となる74m96をスローした。大学では肘の故障に悩まされたものの、3年時には学生3人目(当時)の大台となる80m09を投げている。巖は「仕事と競技、全力で頑張ってオリンピックで活躍します」と意気込みを語っている。同チームのフィールド種目選手の所属は初めてとなる。
高橋も兵庫県出身で、兵庫高時代にはインターハイ800mで優勝し、1500m3位。1500mでは当時・高校歴代3位の3分45秒10をマークしている。北海道大に進学し、2020年の日本インカレで800m5位、1500m2位など力を発揮。翌年には日本選手権1500mでも4位に入った。
北海道大院に進むと、23年の日本選手権1500mで2位となり、同年のアジア選手権代表に。そこでも1500mで銀メダルを獲得した。卒業後はクラブチームで活動していた。800mは1分48秒92、1500mは3分38秒69の自己記録を持つ。
中川は大阪出身で、関大北陽高、神奈川大卒。高校時代に全国高校駅伝にも出場している。昨年は全日本大学駅伝の5区を務め、10000mで28分55秒81の自己新をマークしている。ハーフでも1時間4分25秒を持つ。
また、家谷和男監督が昨年度末で退任し、4月1日付で篠藤淳コーチが監督に昇格したこともわかった。篠藤氏は同チームOB。中央学大時代には箱根駅伝の9区で区間新を樹立して区間賞を獲得し、金栗四三杯も獲得している。チームも過去最上位の3位に入った。一方で3000m障害でも学生時代から日本選手権に優勝、14年アジア大会代表など活躍している。2022年度からコーチとしてチームを支えていた。
山陽特殊製鋼は1982年に同好会として発足。1993年に全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝)に初出場を果たしている。
|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
-
2025.04.15
-
2025.04.14
-
2025.04.14
2025.04.12
3位の吉居大和は涙「想像していなかったくらい悔しい」/日本選手権10000m
-
2025.04.12
-
2025.04.12
-
2025.04.12
-
2025.04.12
-
2025.04.13
2025.04.12
3位の吉居大和は涙「想像していなかったくらい悔しい」/日本選手権10000m
-
2025.03.23
-
2025.04.01
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2022.12.20
-
2023.04.01
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.04.16
人間スポーツ科学科を持つ公立高校が「O2Room®」を導入、スポーツコンディショニングの授業に活用
全国区で活躍する部活動もサポート 2016年に創立100周年を迎えた大阪の伝統校でもある府立桜宮高等学校。1980年にこれまでの普通科に加え大阪府内では初めてとなる体育科を新設し、さらに1999年にはスポーツ健康科学科を […]
2025.04.16
「Tokyo:Speed:Race」に太田智樹、近藤亮太、前田穂南、小林香菜らがエントリー! 海外トップ選手も参加 5月3日に神宮外苑で開催
アシックスは4月16日、さまざまなレベルのランナーが自己ベスト更新に挑戦できるレースイベント「Tokyo:Speed:Race」(5月3日)に出場するエリート選手のメンバーを発表した。 同大会はロードレースでは初となるペ […]
2025.04.15
神戸マラソンがMGCシリーズ加盟 愛知アジア大会、ロス五輪代表の選考へつながるレースに
日本陸連は4月15日、「神戸マラソン2025」がMGCシリーズ2025-26に加盟したと発表した。 MGC(マラソングランドチャンピオンシップ)シリーズは、前身のJMCシリーズを継承したもので、ポイントにより年間王者を決 […]
Latest Issue
最新号

2025年4月号 (3月14日発売)
東京世界選手権シーズン開幕特集
Re:Tokyo25―東京世界陸上への道―
北口榛花(JAL)
三浦龍司(SUBARU)
赤松諒一×真野友博
豊田 兼(トヨタ自動車)×高野大樹コーチ
Revenge
泉谷駿介(住友電工)