HOME 駅伝

2025.03.31

旭化成・市田宏が退部「新たな環境でも更なる成長と挑戦を続けていきたい」 副将の今井崇人は引退
旭化成・市田宏が退部「新たな環境でも更なる成長と挑戦を続けていきたい」 副将の今井崇人は引退

24年度で旭化成を退部する市田宏と今井崇人

3月31日、旭化成はチームのSNSで所属する市田宏と今井崇人が3月末をもって退部することを発表した。市田は競技継続の意向を示し、今井は競技引退するという。

市田は鹿児島出身の32歳。双子の兄である市田孝とともに、中学時代から全国大会で活躍し、全中、ジュニア五輪ではいずれも孝が優勝、宏が2位とワンツーフィニッシュを決めている。鹿児島実高でも有村優樹、吉村大輝、高田康暉(現・住友電工)らとともに、全国高校駅伝でチーム初優勝を飾った。、また3000m障害でインターハイ6位入賞と健闘している。

大東大に進んでからもチームの主力として活躍。3年時には箱根駅伝のシード獲得に貢献し、最終学年では5区区間4位と力走を見せた。

15年に名門・旭化成に孝と高校時代のチームメイトだった有村、吉村、そして双子の村山謙太・紘太兄弟らとともに入社。2年目から駅伝メンバー入りを果たし、ニューイヤー駅伝では17年は6区区間賞でチームの優勝に貢献した。さらに18年から20年までチームの4連覇メンバーとして名を連ねた。

個人としても22年に10000mで28分07秒15をマーク。マラソンでは昨年の東京で2時間10分30秒をマークしていた。

市田は退部にあたり、「入社して10年、本当に素敵な仲間に恵まれ、競技に取組むことができました。チームの一員として、共に喜びや悲しみを分かち合えた事は一生の宝物です」とSNSを通じてコメント。「新たな環境でもここでの経験や出会いを大切に、これからも更なる成長と挑戦を続けていきたいと思います」と今後も競技を続けていくことを発表した。

広告の下にコンテンツが続きます

一方の今井は兵庫県出身の28歳。立命大で頭角を現し、関西インカレや全日本大学駅伝で活躍し、18年の日本インカレでは10000mで4位、翌年には7位と2年連続で入賞を果たす。

旭化成入社後は20年、21年と日本選手権10000mに出場。22年にはハーフマラソンで1時間00分42秒をマークしていた。今後は社業に専念するといい、「高校で陸上を始めたときは全く想像できなかったこのチームで競技が出来て幸せでした」とあいさつしている。

3月31日、旭化成はチームのSNSで所属する市田宏と今井崇人が3月末をもって退部することを発表した。市田は競技継続の意向を示し、今井は競技引退するという。 市田は鹿児島出身の32歳。双子の兄である市田孝とともに、中学時代から全国大会で活躍し、全中、ジュニア五輪ではいずれも孝が優勝、宏が2位とワンツーフィニッシュを決めている。鹿児島実高でも有村優樹、吉村大輝、高田康暉(現・住友電工)らとともに、全国高校駅伝でチーム初優勝を飾った。、また3000m障害でインターハイ6位入賞と健闘している。 大東大に進んでからもチームの主力として活躍。3年時には箱根駅伝のシード獲得に貢献し、最終学年では5区区間4位と力走を見せた。 15年に名門・旭化成に孝と高校時代のチームメイトだった有村、吉村、そして双子の村山謙太・紘太兄弟らとともに入社。2年目から駅伝メンバー入りを果たし、ニューイヤー駅伝では17年は6区区間賞でチームの優勝に貢献した。さらに18年から20年までチームの4連覇メンバーとして名を連ねた。 個人としても22年に10000mで28分07秒15をマーク。マラソンでは昨年の東京で2時間10分30秒をマークしていた。 市田は退部にあたり、「入社して10年、本当に素敵な仲間に恵まれ、競技に取組むことができました。チームの一員として、共に喜びや悲しみを分かち合えた事は一生の宝物です」とSNSを通じてコメント。「新たな環境でもここでの経験や出会いを大切に、これからも更なる成長と挑戦を続けていきたいと思います」と今後も競技を続けていくことを発表した。 一方の今井は兵庫県出身の28歳。立命大で頭角を現し、関西インカレや全日本大学駅伝で活躍し、18年の日本インカレでは10000mで4位、翌年には7位と2年連続で入賞を果たす。 旭化成入社後は20年、21年と日本選手権10000mに出場。22年にはハーフマラソンで1時間00分42秒をマークしていた。今後は社業に専念するといい、「高校で陸上を始めたときは全く想像できなかったこのチームで競技が出来て幸せでした」とあいさつしている。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.04.22

駒大・大八木総監督の「Ggoat」が新チーム設立! 駒大OB中心に個人レースや駅伝出場へ 中高生の指導も開始

駒大総監督の大八木弘明氏が選手とともに世界を目指すアスリートプロジェクト「Ggoat Project」は4月21日、新たなチーム「Ggoat Running Team」を設立したと発表した。2月から活動を始めている。 新 […]

NEWS フランス発のランニング専門ブランド「KIPRUN」 いよいよ日本でも本格展開

2025.04.22

フランス発のランニング専門ブランド「KIPRUN」 いよいよ日本でも本格展開

フランス発のランニング専門ブランド「KIPRUN」。2018年にその歴史が始まったが、瞬く間に世界中の話題を席巻した。2025年1月には千葉・幕張にもオフィシャルショップがオープンし、徐々に日本国内でもその名が知られるよ […]

NEWS 劇場長編アニメーション『ひゃくえむ。』 主演は松坂桃李さん&染谷将太さんに決定! 東京世界陸上開催中の9月19日から公開

2025.04.22

劇場長編アニメーション『ひゃくえむ。』 主演は松坂桃李さん&染谷将太さんに決定! 東京世界陸上開催中の9月19日から公開

人気漫画「チ。―地球の運動について―」で手塚治虫文化賞マンガ大賞を受賞するなど、注目を集める漫画家の魚豊さんの連載デビュー作「ひゃくえむ。」。その劇場版アニメの9月19日に公開されることが決まった。 また、物語に登場する […]

NEWS コリルが2時間4分45秒でメジャーマラソン連勝!女子はロケディが2時間17分22秒の大会新V/ボストンマラソン

2025.04.22

コリルが2時間4分45秒でメジャーマラソン連勝!女子はロケディが2時間17分22秒の大会新V/ボストンマラソン

第129回ボストン・マラソンは4月21日に米国の当地で行われ、男子はジョン・コリル(ケニア)が大会歴代3位の2時間4分45秒で優勝した。女子でシャロン・ロケディ(ケニア)が2時間17分22秒の大会新で制した。 最初の5k […]

NEWS Onが三浦龍司をアスリート契約締結「新しい競技人生のスタート」本職初戦で世界陸上「内定決めたい」

2025.04.22

Onが三浦龍司をアスリート契約締結「新しい競技人生のスタート」本職初戦で世界陸上「内定決めたい」

スイスのスポーツブランド「On(オン)」は4月22日、男子3000m障害で五輪2大会連続入賞の三浦龍司(SUBARU)とアスリート契約締結を発表した。同日、国立競技場で会見を開いた。 勢いに乗るスポーツメーカーと日本のエ […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年4月号 (3月14日発売)

2025年4月号 (3月14日発売)

東京世界選手権シーズン開幕特集
Re:Tokyo25―東京世界陸上への道―
北口榛花(JAL) 
三浦龍司(SUBARU)
赤松諒一×真野友博
豊田 兼(トヨタ自動車)×高野大樹コーチ
Revenge
泉谷駿介(住友電工)

page top