3月21日から23日に中国・南京で開催される世界室内選手権に向けて日本代表が出国となった3月19日に、代表選手が会見に臨んだ。
女子60mハードルに出場する田中佑美(富士通)。昨年のパリ五輪100mハードルでは準決勝に進出し、秋の全日本実業団対抗では12秒83(日本歴代2位)を出した。
冬季は「インターバルでしっかり踏んで乗り込めるように」意識し、特に「坂トレーニングを積極的に行ってきた」という。まだまだ、「半分手探り」だというが、そこも今大会で確認したいところに挙げる。
すでに欧州転戦し、60mハードルで8秒00の日本新。もともと後半を得意としているだけに「室内競技会に挑戦しているの中で形(結果)として出せたのは安心している」一方で、「世界では7秒台が一つの(トップの)ラインなので、そこが切れなかった」と悔しさものぞかせる。
9月に控える東京世界選手権に向けては「これまでの世界大会は(標準記録突破ではなく)ポイント(ワールドランキング)で出場してきたのですが、タイミングが合えば準決勝まで行けるというのは(パリで)経験できましたが、実力で行けるのが標準突破。その力が今後必要」と、自己記録から0.1秒の12秒73を見据えている。
長い屋外シーズンを考えれば、「世界室内をあえて跳ばして、トレーニングを積んでシーズンを安定させる」という選択肢もあったが、「世界に出るだけではなく、戦いたいのでチャレンジした」と語る田中。世界の壁が分厚いことは百も承知で、「今できるベストの走りをして」世界との差を肌で感じる構えだ。
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