HOME 国内、世界陸上

2025.03.13

東京世界陸上まであと半年!すでに北口榛花ら内定 シーズンもまもなく開幕
東京世界陸上まであと半年!すでに北口榛花ら内定 シーズンもまもなく開幕

世界選手権の舞台は23年ブダペストから25年東京へ

今年9月の東京世界選手権まで今日でちょうど半年を迎えた。4月以降はトラック&フィールド種目のシーズンも本格的にスタート。いよいよ代表選考会も大詰めとなってくる。

東京世界選手権の各種目の代表枠は1ヵ国3人。各種目にはターゲットナンバー(出場枠)が設けられ、有効期間内に参加標準記録を突破するか、ワールドランキング(Road to Tokyo)においてターゲットナンバー内に入るかで、出場資格を得られる。

すでに女子やり投で前回ブダペスト大会で金メダルに輝いた北口榛花(JAL)は内定。北口はドーハ、オレゴン、ブダペストに続いて4大会連続となる。また、男子35km競歩の川野将虎(旭化成)、同20km競歩の山西利和(愛知製鋼)の“世界記録ウォーカー”2人が代表に内定している。女子20km競歩の藤井菜々子(エディオン)も日本新で日本選手権を制して代表内定した。

マラソンも選考レースの全日程が終了。内定条件の一つであるJMCシリーズのチャンピオンは、男子が小山直城(Honda)、女子は安藤友香(しまむら)がそれぞれ優勝し、参加標準記録を突破している安藤は即内定、小山はワールドランキングでの出場資格を得ることが濃厚で、その場合も代表に決まる。

一般種目における選考の優先上位の条件に「パリ五輪入賞者(※複数の場合、最上位)」が25年に参加標準記録を突破した時点で内定とある。男子110mハードルの村竹ラシッド(JAL)、男子3000m障害の三浦龍司(SUBARU)、男子走高跳の赤松諒一(SEIBU PRINCE)が該当。シーズン早々に内定する可能性もある。

その他では、参加標準記録突破者が日本選手権3位以内に入れば内定(※早期内定がいる場合は最大2名)。日本選手権は10000mは4月12日に金栗記念と併催、混成競技は7月12、13日に岐阜、その他の種目は7月4~6日の国立競技場で開かれる。

広告の下にコンテンツが続きます

現時点で参加標準記録を突破しているのは男子100mのサニブラウン・アブデル・ハキーム(東レ)、男子200mの水久保漱至(宮崎県スポ協)、男子110mハードルの村竹、泉谷駿介(住友電工)、男子400mハードルの井之上駿太(法大→富士通)、男子3000m障害の三浦、女子1500m、5000mの田中希実(New Balance)、女子やり投の北口となっている。

4月から日本グランプリシーズがスタート。7月の日本選手権に向けて各選手が仕上げていく。

東京世界選手権は9月13日から21日まで、国立競技場をメイン会場に行われる。

今年9月の東京世界選手権まで今日でちょうど半年を迎えた。4月以降はトラック&フィールド種目のシーズンも本格的にスタート。いよいよ代表選考会も大詰めとなってくる。 東京世界選手権の各種目の代表枠は1ヵ国3人。各種目にはターゲットナンバー(出場枠)が設けられ、有効期間内に参加標準記録を突破するか、ワールドランキング(Road to Tokyo)においてターゲットナンバー内に入るかで、出場資格を得られる。 すでに女子やり投で前回ブダペスト大会で金メダルに輝いた北口榛花(JAL)は内定。北口はドーハ、オレゴン、ブダペストに続いて4大会連続となる。また、男子35km競歩の川野将虎(旭化成)、同20km競歩の山西利和(愛知製鋼)の“世界記録ウォーカー”2人が代表に内定している。女子20km競歩の藤井菜々子(エディオン)も日本新で日本選手権を制して代表内定した。 マラソンも選考レースの全日程が終了。内定条件の一つであるJMCシリーズのチャンピオンは、男子が小山直城(Honda)、女子は安藤友香(しまむら)がそれぞれ優勝し、参加標準記録を突破している安藤は即内定、小山はワールドランキングでの出場資格を得ることが濃厚で、その場合も代表に決まる。 一般種目における選考の優先上位の条件に「パリ五輪入賞者(※複数の場合、最上位)」が25年に参加標準記録を突破した時点で内定とある。男子110mハードルの村竹ラシッド(JAL)、男子3000m障害の三浦龍司(SUBARU)、男子走高跳の赤松諒一(SEIBU PRINCE)が該当。シーズン早々に内定する可能性もある。 その他では、参加標準記録突破者が日本選手権3位以内に入れば内定(※早期内定がいる場合は最大2名)。日本選手権は10000mは4月12日に金栗記念と併催、混成競技は7月12、13日に岐阜、その他の種目は7月4~6日の国立競技場で開かれる。 現時点で参加標準記録を突破しているのは男子100mのサニブラウン・アブデル・ハキーム(東レ)、男子200mの水久保漱至(宮崎県スポ協)、男子110mハードルの村竹、泉谷駿介(住友電工)、男子400mハードルの井之上駿太(法大→富士通)、男子3000m障害の三浦、女子1500m、5000mの田中希実(New Balance)、女子やり投の北口となっている。 4月から日本グランプリシーズがスタート。7月の日本選手権に向けて各選手が仕上げていく。 東京世界選手権は9月13日から21日まで、国立競技場をメイン会場に行われる。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.04.15

Athlete of The Year賞に北口榛花を選出! 2024年度「実業団陸上of The Year」発表

日本実業団陸上競技連合は4月15日、2024年度「実業団陸上of The Year 表彰」の受賞者・受賞チームをホームページで発表し、個人賞のAthlete of The Year賞に8月のパリ五輪女子やり投で、マラソン […]

NEWS 神戸マラソンがMGCシリーズ加盟 愛知アジア大会、ロス五輪代表の選考へつながるレースに

2025.04.15

神戸マラソンがMGCシリーズ加盟 愛知アジア大会、ロス五輪代表の選考へつながるレースに

日本陸連は4月15日、「神戸マラソン2025」がMGCシリーズ2025-26に加盟したと発表した。 MGC(マラソングランドチャンピオンシップ)シリーズは、前身のJMCシリーズを継承したもので、ポイントにより年間王者を決 […]

NEWS 100mH寺田明日香「今季限りで一線を退く」東京世界陸上目指してラストスパート「引退」は使わず

2025.04.15

100mH寺田明日香「今季限りで一線を退く」東京世界陸上目指してラストスパート「引退」は使わず

女子100mハードル元日本記録保持者の寺田明日香(ジャパンクリエイト)が都内で会見を開き、今季限りでの第一線を退く意向を表明した。 冒頭のキャリアを振り返るVTRが流れると、登壇早々から涙を浮かべた寺田。一線を退く意向を […]

NEWS コモディイイダ・高橋舞衣が退職 2月の愛媛マラソンで骨折 「この決断が後に良かったと思えることを信じて」

2025.04.15

コモディイイダ・高橋舞衣が退職 2月の愛媛マラソンで骨折 「この決断が後に良かったと思えることを信じて」

コモディイイダはは4月15日付で、高橋舞衣が退職すると発表した。2月の愛媛マラソンで骨折し、今後は地元の愛媛で治療とリハビリに専念するという。 高橋は愛媛・今治北高では主要な全国大会への出場はなかったが、松山大では1年時 […]

NEWS 東海大が陸上競技場に電子ペーサーを常設! トラック内側に4色点滅のLED325個を配置

2025.04.14

東海大が陸上競技場に電子ペーサーを常設! トラック内側に4色点滅のLED325個を配置

東海大陸上部と工学部は4月14日、東海大湘南キャンパス内陸上競技場にLEDライトをトラックの縁に置いてペース設定に合わせて光る「電子ペーサー」を3月から常設したと発表した。国内メーカーによる開発と、陸上競技場への常設は国 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年4月号 (3月14日発売)

2025年4月号 (3月14日発売)

東京世界選手権シーズン開幕特集
Re:Tokyo25―東京世界陸上への道―
北口榛花(JAL) 
三浦龍司(SUBARU)
赤松諒一×真野友博
豊田 兼(トヨタ自動車)×高野大樹コーチ
Revenge
泉谷駿介(住友電工)

page top