HOME 国内、大学

2025.03.08

パリ競歩代表・柳井綾音「もっと世界と戦えるようなタイムを」能美競歩でユニバと東京世界陸上狙う
パリ競歩代表・柳井綾音「もっと世界と戦えるようなタイムを」能美競歩でユニバと東京世界陸上狙う

日本学連の栄章贈与式に出席した柳井綾音

日本学連は3月8日、都内で栄章贈与式を行い、2024年に日本学生新記録を樹立した選手たちを表彰した。

女子10000m競歩で2度の学生新記録を樹立した柳井綾音(立命大)は「パリオリンピックを目指すにあたって力がついた結果、自身の記録を2度更新することができました」と笑顔であいさつした。

23年6月にマークした学生記録の44分27秒72を、昨年は5月の関西インカレで44分21秒85、7月のホクレンディスタンスチャレンジで43分49秒85へと更新。さらに、パリ五輪では男女混合リレー競歩に出場し、髙橋和生(ADワークスグループ)とのペアで13位に入った。

そんな1年を、柳井は「国際大会を経験して、すごく学びが大きかった」と振り返る。

パリ五輪をはじめ、さまざまな場面で「トップ選手と一緒に関わる中で、競技に対しての取り組み、練習への取り組み方について、すごく新鮮な学びがありましたし、そのあたりは自分に足りないところと思うことができました」。記録についても、「国際的に見るとまだまだ」と捉え、「もっと世界と戦えるようなタイムを目指したい」と言葉に力を込める。

2月の日本選手権20㎞競歩では4位にとどまり、同じ学生で1学年上の梅野倖子(順大/3位)にも先着を許した。3月16日の全日本競歩能美大会にも出場予定で、まずはワールドユニバーシティゲームズ(7月/ドイツ)の2大会連続の代表をつかみ、「世界陸上も狙いたい」と23年ブダペストに続く2大会連続の世界選手権代表への思いも強くする。

広告の下にコンテンツが続きます

4月になると最上級生を迎える柳井。「悔いがないように、変われる1年になれるように、自分自身を磨いていきたい」と学生ラストイヤーへの意気込みを語った。

※代表内定条件の記述に誤りがありました。お詫びをして訂正いたします。

日本学連は3月8日、都内で栄章贈与式を行い、2024年に日本学生新記録を樹立した選手たちを表彰した。 女子10000m競歩で2度の学生新記録を樹立した柳井綾音(立命大)は「パリオリンピックを目指すにあたって力がついた結果、自身の記録を2度更新することができました」と笑顔であいさつした。 23年6月にマークした学生記録の44分27秒72を、昨年は5月の関西インカレで44分21秒85、7月のホクレンディスタンスチャレンジで43分49秒85へと更新。さらに、パリ五輪では男女混合リレー競歩に出場し、髙橋和生(ADワークスグループ)とのペアで13位に入った。 そんな1年を、柳井は「国際大会を経験して、すごく学びが大きかった」と振り返る。 パリ五輪をはじめ、さまざまな場面で「トップ選手と一緒に関わる中で、競技に対しての取り組み、練習への取り組み方について、すごく新鮮な学びがありましたし、そのあたりは自分に足りないところと思うことができました」。記録についても、「国際的に見るとまだまだ」と捉え、「もっと世界と戦えるようなタイムを目指したい」と言葉に力を込める。 2月の日本選手権20㎞競歩では4位にとどまり、同じ学生で1学年上の梅野倖子(順大/3位)にも先着を許した。3月16日の全日本競歩能美大会にも出場予定で、まずはワールドユニバーシティゲームズ(7月/ドイツ)の2大会連続の代表をつかみ、「世界陸上も狙いたい」と23年ブダペストに続く2大会連続の世界選手権代表への思いも強くする。 4月になると最上級生を迎える柳井。「悔いがないように、変われる1年になれるように、自分自身を磨いていきたい」と学生ラストイヤーへの意気込みを語った。 ※代表内定条件の記述に誤りがありました。お詫びをして訂正いたします。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.04.16

上海ハーフに前回8位の太田蒼生、國學院大・上原琉翔、青学大の黒田然らエントリー

4月20日に行われる上海ハーフマラソン(4月20日)のエントリーが発表されており、プロランナーとなった青学大卒の太田蒼生(GMOインターネットグループ)が登録した。太田は青学大時代、4年連続で箱根駅伝に出走。3年時は3区 […]

NEWS ダイヤモンドリーグ第1戦厦門に110mH泉谷駿介と村竹ラシッドが登録!サニブラウン、三浦龍司、豊田兼もエントリー

2025.04.16

ダイヤモンドリーグ第1戦厦門に110mH泉谷駿介と村竹ラシッドが登録!サニブラウン、三浦龍司、豊田兼もエントリー

世界最高峰のダイヤモンドリーグ(DL)第1戦となる厦門大会(中国/4月26日)のエントリーリストが発表された。 男子110mハードルには、ブダペスト世界選手権5位の泉谷駿介(住友電工)と、パリ五輪5位の村竹ラシッド(JA […]

NEWS 人間スポーツ科学科を持つ公立高校が「O2Room®」を導入、スポーツコンディショニングの授業に活用
PR

2025.04.16

人間スポーツ科学科を持つ公立高校が「O2Room®」を導入、スポーツコンディショニングの授業に活用

全国区で活躍する部活動もサポート 2016年に創立100周年を迎えた大阪の伝統校でもある府立桜宮高等学校。1980年にこれまでの普通科に加え大阪府内では初めてとなる体育科を新設し、さらに1999年にはスポーツ健康科学科を […]

NEWS 東京世界陸上競歩代表を発表!20km世界記録の山西利和、35km・川野将虎、女子は藤井菜々子、最多6度目の岡田ら

2025.04.16

東京世界陸上競歩代表を発表!20km世界記録の山西利和、35km・川野将虎、女子は藤井菜々子、最多6度目の岡田ら

日本陸連は4月16日、東京世界選手権の競歩代表9名を発表した。 男子20kmは2月の日本選手権を1時間16分10秒の世界新で制した山西利和(愛知製鋼)が4大会連続の代表に内定済みで、同2、3位の丸尾知司(愛知製鋼)、吉川 […]

NEWS 「Tokyo:Speed:Race」に太田智樹、近藤亮太、前田穂南、小林香菜らがエントリー! 海外トップ選手も参加 5月3日に神宮外苑で開催

2025.04.16

「Tokyo:Speed:Race」に太田智樹、近藤亮太、前田穂南、小林香菜らがエントリー! 海外トップ選手も参加 5月3日に神宮外苑で開催

アシックスは4月16日、さまざまなレベルのランナーが自己ベスト更新に挑戦できるレースイベント「Tokyo:Speed:Race」(5月3日)に出場するエリート選手のメンバーを発表した。 同大会はロードレースでは初となるペ […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年4月号 (3月14日発売)

2025年4月号 (3月14日発売)

東京世界選手権シーズン開幕特集
Re:Tokyo25―東京世界陸上への道―
北口榛花(JAL) 
三浦龍司(SUBARU)
赤松諒一×真野友博
豊田 兼(トヨタ自動車)×高野大樹コーチ
Revenge
泉谷駿介(住友電工)

page top