2025.03.02
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◇東京マラソン2025(3月2日/東京都庁~東京駅前・行幸通り)
アボット・ワールドマラソンメジャーズの一つ、東京マラソン2025が3月2日に行われ、女子はストゥメ・アセファ・ケベデ(エチオピア)が2時間16分31秒で2連覇を果たした。
今大会にはかつて世界記録を樹立し、05年ヘルシンキ世界選手権マラソン金メダリストのポーラ・ラドクリフさん(英国)が10年ぶりとなるマラソンに挑戦。2時間57分26秒でフィニッシュした。
ラドクリフさんは現在51歳。現役時代は長身を活かしたストライド走法で、1990年代後半から2000年代にかけてトラックやクロスカントリーで活躍した。
02年ロンドンで2時間18分56秒と世界歴代2位(当時)の鮮烈なマラソンデビューを飾ると、同年10月のシカゴでは前半からハイペースで突っ込み2時間17分18秒の世界記録を樹立した。翌年のロンドンではさらに2分近く記録を縮めて2時間15分25秒をマーク。この記録は19年にブリジット・コスゲイ(ケニア)が破るまで16年もの間、世界記録として残っていた。
15年のロンドンで現役を引退。その後は、育児を中心にしながらスポーツ中継の解説者として活動していたが、ワールドマラソンメジャーズ(WMM)の加盟大会である、ボストン、ロンドン、ベルリン、シカゴ、ニューヨーク、東京の6大会を完走した選手に与えられる「Six Star Finishers」メダルを目指して、トレーニングを再開したという。
練習再開にあたり、脚への負担を軽減するため、1週間の走行距離を50マイル(約80km)以下に抑えるなど工夫してきたラドクリフさん。それでも、5kmごとのラップを20分~22分でまとめ、51歳にしてサブスリー(3時間切り)を達成した。
ラドクリフさんは現役時代にロンドン、シカゴ、ニューヨーク、ベルリンに出場。今回、東京を完走したことで、来月のボストンで「Six Star Finishers」の完遂を目指すという。
ラドクリフさんの東京マラソンのペース
5km 19.35 10km 39.33(19.58) 15km 59.38(20.05) 20km 1.20.18(20.40) 25km 1.41.08(20.50) 30km 2.02.49(21.41) 35km 2.24.45(21.56) 40km 2.47.22(22.37) フィニッシュ 2.57.26
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