2月8日、フランス東部のメッスで世界陸連(WA)室内ツアー・シルバーのメッス・モーゼル・アスレロールが行われ、女子60mハードルの予選で田中佑美(富士通)が8秒00の日本新記録を樹立した。従来の日本記録は青木益未(七十七銀行)が23年に出した8秒01。
昨年のパリ五輪100mハードル代表の田中は、昨年に続き1月から室内の競技会を転戦。1月25日のWA室内ツアー・ゴールドのアスタナ室内で8秒05秒の日本歴代2位を出して優勝し、31日には8秒03にまでタイムを縮めていた。
この日も予選からスタートで反応良く飛び出して記録を更新。決勝は世界大会で入賞経験のあるA.アームストロング(米国)、N.ヴィッサー(オランダ)には差をつけられたものの、100mハードルで12秒6台のベストを持つL.バプテ(フランス)と最後まで競り合い、8秒01の4位と健闘した。
連戦のなか好記録を収めている田中は、9月の世界選手権出場条件の1つであるワールドランキングの順位も上げており、最新のランキングでは出場が濃厚なラインにつけている。
今大会には他にも日本人選手が出場し、男子800mB組では日本記録保持者の落合晃(滋賀学園高)が初めて室内競技会に挑戦。序盤はペースメーカーの直後に位置づけ、果敢なレースを見せたものの、3周目で他の選手にかわされて後退。最後はペースを落とし、1分54秒34で最下位と実力を発揮することはできなかった。
800mC組では前田陽向(環太平洋大)が1分50秒62で組6着。男子60mハードルでは石川周平(富士通)が7秒81で4位となり、女子400mでは松本奈菜子(東邦銀行)が53秒69でC組5着に入った。
|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.04.12
久保凛が今季最高の2分02秒58で連覇!東京世界陸上「絶対に出場する」/金栗記念
2025.04.12
東京世界陸上への激走!日本選手権10000m、今夜開催 金栗記念にも注目
2025.04.11
編集部コラム「やっと飛行機に乗れた」
-
2025.04.11
-
2025.04.11
-
2025.04.11
2025.04.06
旭化成の鎧坂哲哉がプレイングコーチに就任 15年世界選手権代表
-
2025.04.05
-
2025.03.23
-
2025.04.01
-
2025.04.01
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2022.12.20
-
2023.04.01
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.04.12
東京世界陸上への激走!日本選手権10000m、今夜開催 金栗記念にも注目
◇第109回日本選手権10000m(4月12日/熊本・えがお健康スタジアム) 東京世界選手権の代表選考会を兼ねた日本選手権10000mが今夜行われる。 東京世界選手権の内定条件は参加標準記録突破+日本選手権3位以内。日本 […]
2025.04.11
編集部コラム「やっと飛行機に乗れた」
攻め(?)のアンダーハンド リレーコラム?? 毎週金曜日(できる限り!)、月刊陸上競技の編集部員がコラムをアップ! 陸上界への熱い想い、日頃抱いている独り言、取材の裏話、どーでもいいことetc…。 編集スタッフが週替りで […]
2025.04.11
廣中璃梨佳「トラックに帰ってこられた喜び感じて」2年ぶりVと3大会連続世界陸上へ思い強く/日本選手権10000m
東京世界選手権の代表選考会を兼ねた第109回日本選手権10000mを前日に控えた4月11日、有力選手が前日会見に登壇した。 2年ぶり優勝と、3大会連続の代表入りを目指す廣中璃梨佳(日本郵政グループ)は、「自信を持って明日 […]
Latest Issue
最新号

2025年4月号 (3月14日発売)
別冊付録 2024記録年鑑
山西 世界新!
大阪、東京、名古屋ウィメンズマラソン詳報