HOME ニュース、国内

2020.11.12

【TF】5月の世界リレー男子マイル、男女混合、女子2種目で五輪出場権狙う男子4継はあくまで「参考」
【TF】5月の世界リレー男子マイル、男女混合、女子2種目で五輪出場権狙う男子4継はあくまで「参考」


日本陸連は11月12日に都内で理事会を開き、その後、尾縣貢専務理事と麻場一徳強化委員長が会見を行った。

主な議題としては、2021年度の競技会日程についてで、日本選手権については5月3日に10000mを静岡で開催し、6月12、13日に混成競技を長野市で実施。その他のトラック&フィールド種目については6月24日から27日までの3日間、大阪・ヤンマースタジアム長居で開催予定。その多くの大会日程が五輪関連のスケジュールやコロナ禍などを理由に「調整中」となっている。なお、大きな変更点では、U18・U16大会および日本選手権リレーを10月に愛媛県で行うことが決まっている。

また、東京五輪のリレー種目についての今後のスケジュールについても明らかになった。五輪に直結する大会としては、5月1日、2日にポーランド・シレジアで行われる世界リレーで入賞すれば代表枠を勝ち取ることができる。

その代表選手選考については男子が3月28日(場所未定)に実施予定の「男子世界リレートライアル(仮称)」が対象となる。女子についてはタイムによって世界リレーへの出場資格を得る必要があり、女子4×100mリレーが3月27、28日のタイで行われるアジアリレー選手権が選考競技会となる。また、女子4×400mリレーと男女混合マイルの女子については、3月19日から21日の南京での世界室内選手権およびアジアリレー選手権、そして4月上旬に予定している「女子世界リレートライアル(仮称)」が対象となる見込み。

世界リレーは東京五輪代表への選考を兼ねるが、すでに昨年のドーハ世界選手権で出場権を獲得している男子4×100mリレーについてはあくまで「参考競技会」とし、直接的な代表選手入りを懸けた場とはならない。

麻場委員長は「男子マイルについては、米国での合宿が途切れたのは残念だが、今後も継続して強化していく」とし、女子については「12月上旬にキックオフミーティングをして五輪の出場権獲得に向けて準備を進めていく」とした。

2021年度からマラソン日本選手権を「年指定から年度指定」に変更することも発表。通常、男子が福岡国際やびわ湖毎日、女子が名古屋、大阪など持ち回りで設定されており、尾縣専務理事は、「マラソン日本選手権の価値を高めていきたい」とその意図を明かした。具体的には21年度から方式も踏まえて検討していく。また、スポーツ庁長官に就任した室伏広治氏から日本陸連理事の辞任の申し出があったことを明かし、尾縣専務理事は「今後も団体として支援していきたい」と語った。

日本陸連は11月12日に都内で理事会を開き、その後、尾縣貢専務理事と麻場一徳強化委員長が会見を行った。 主な議題としては、2021年度の競技会日程についてで、日本選手権については5月3日に10000mを静岡で開催し、6月12、13日に混成競技を長野市で実施。その他のトラック&フィールド種目については6月24日から27日までの3日間、大阪・ヤンマースタジアム長居で開催予定。その多くの大会日程が五輪関連のスケジュールやコロナ禍などを理由に「調整中」となっている。なお、大きな変更点では、U18・U16大会および日本選手権リレーを10月に愛媛県で行うことが決まっている。 また、東京五輪のリレー種目についての今後のスケジュールについても明らかになった。五輪に直結する大会としては、5月1日、2日にポーランド・シレジアで行われる世界リレーで入賞すれば代表枠を勝ち取ることができる。 その代表選手選考については男子が3月28日(場所未定)に実施予定の「男子世界リレートライアル(仮称)」が対象となる。女子についてはタイムによって世界リレーへの出場資格を得る必要があり、女子4×100mリレーが3月27、28日のタイで行われるアジアリレー選手権が選考競技会となる。また、女子4×400mリレーと男女混合マイルの女子については、3月19日から21日の南京での世界室内選手権およびアジアリレー選手権、そして4月上旬に予定している「女子世界リレートライアル(仮称)」が対象となる見込み。 世界リレーは東京五輪代表への選考を兼ねるが、すでに昨年のドーハ世界選手権で出場権を獲得している男子4×100mリレーについてはあくまで「参考競技会」とし、直接的な代表選手入りを懸けた場とはならない。 麻場委員長は「男子マイルについては、米国での合宿が途切れたのは残念だが、今後も継続して強化していく」とし、女子については「12月上旬にキックオフミーティングをして五輪の出場権獲得に向けて準備を進めていく」とした。 2021年度からマラソン日本選手権を「年指定から年度指定」に変更することも発表。通常、男子が福岡国際やびわ湖毎日、女子が名古屋、大阪など持ち回りで設定されており、尾縣専務理事は、「マラソン日本選手権の価値を高めていきたい」とその意図を明かした。具体的には21年度から方式も踏まえて検討していく。また、スポーツ庁長官に就任した室伏広治氏から日本陸連理事の辞任の申し出があったことを明かし、尾縣専務理事は「今後も団体として支援していきたい」と語った。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2024.11.22

田中希実が来季『グランドスラム・トラック』参戦決定!マイケル・ジョンソン氏が新設

来春、開幕する陸上リーグ「グランドスラム・トラック」の“レーサー”として、女子中長距離の田中希実(New Balance)が契約したと発表された。 同大会は1990年代から2000年代に男子短距離で活躍したマイケル・ジョ […]

NEWS 早大競走部駅伝部門が麹を活用した食品・飲料を手がける「MURO」とスポンサー契約締結

2024.11.21

早大競走部駅伝部門が麹を活用した食品・飲料を手がける「MURO」とスポンサー契約締結

11月21日、株式会社コラゾンは同社が展開する麹専門ブランド「MURO」を通じて、早大競走部駅伝部とスポンサー契約を結んだことを発表した。 コラゾン社は「MURO」の商品である「KOJI DRINK A」および「KOJI […]

NEWS 立迫志穂が調整不良のため欠場/防府読売マラソン

2024.11.21

立迫志穂が調整不良のため欠場/防府読売マラソン

第55回防府読売マラソン大会事務局は、女子招待選手の立迫志穂(天満屋)が欠場すると発表した。調整不良のためとしている。 立迫は今年2月の全日本実業団ハーフマラソンで1時間11分16秒の11位。7月には5000m(15分3 […]

NEWS M&Aベストパートナーズに中大・山平怜生、城西大・栗原直央、國學院大・板垣俊佑が内定!神野「チーム一丸」

2024.11.20

M&Aベストパートナーズに中大・山平怜生、城西大・栗原直央、國學院大・板垣俊佑が内定!神野「チーム一丸」

神野大地が選手兼監督を務めるM&Aベストパートナーズが来春入社選手として、中大・山平怜生、國學院大・板垣俊佑、城西大・栗原直央の3人が内定した。神野が自身のSNSで内定式の様子を伝えている。 山平は宮城・仙台育英 […]

NEWS 第101回(2025年)箱根駅伝 出場チーム選手名鑑

2024.11.20

第101回(2025年)箱根駅伝 出場チーム選手名鑑

・候補選手は各チームが選出 ・情報は11月20日時点、チーム提供および編集部把握の公認記録を掲載 ・選手名の一部漢字で対応外のものは新字で掲載しています ・過去箱根駅伝成績で関東学生連合での出場選手は相当順位を掲載 ・一 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2024年12月号 (11月14日発売)

2024年12月号 (11月14日発売)

全日本大学駅伝
第101回箱根駅伝予選会
高校駅伝都道府県大会ハイライト
全日本35㎞競歩高畠大会
佐賀国民スポーツ大会

page top