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2025.01.29

1956年メルボルン五輪走幅跳金メダリストのベル氏が死去 94歳

1956年のメルボルン五輪の男子走幅跳で金メダルを獲得した米国のグレッグ・ベル氏が、1月25日に亡くなった。1930年生まれのベル氏は94歳だったが、陸上界で存命する最高齢の金メダリストでもあった。

ベル氏は朝鮮戦争中に米軍に徴兵。除隊後にインディアナ大に入学した。大学時代は無敗を誇り、全米学生選手権で2度優勝したほか、全米学生記録も樹立。1957年にマークした8m10は、当時の世界記録にあと3cmと迫るものだった。

メルボルン五輪では7m83と2位に15cm差をつけて快勝。59年のパンアメリカン大会で銀メダルを獲得するなど活躍した。1960年の全米五輪選考会で4位に敗れたことから引退していた。

その後は、歯科医となり89歳となる2020年まで50年間も病院で勤務。1988年には米国陸連の殿堂入りを果たしている。

1956年のメルボルン五輪の男子走幅跳で金メダルを獲得した米国のグレッグ・ベル氏が、1月25日に亡くなった。1930年生まれのベル氏は94歳だったが、陸上界で存命する最高齢の金メダリストでもあった。 ベル氏は朝鮮戦争中に米軍に徴兵。除隊後にインディアナ大に入学した。大学時代は無敗を誇り、全米学生選手権で2度優勝したほか、全米学生記録も樹立。1957年にマークした8m10は、当時の世界記録にあと3cmと迫るものだった。 メルボルン五輪では7m83と2位に15cm差をつけて快勝。59年のパンアメリカン大会で銀メダルを獲得するなど活躍した。1960年の全米五輪選考会で4位に敗れたことから引退していた。 その後は、歯科医となり89歳となる2020年まで50年間も病院で勤務。1988年には米国陸連の殿堂入りを果たしている。

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