HOME
国内
2025.01.10
女子やり投・世界選手権代表の佐藤友佳が現役引退 東京世界陸上目指すも「気持ちの面で折り合いつかず」
1月10日、女子やり投の佐藤友佳(ニコニコのり)が自身のSNSを更新し、現役を退く事を発表した。
佐藤は広島県出身の32歳。中学時代は四種競技で全中7位と結果を残すと、高校は大阪の
東大阪大敬愛高に越境進学した。高校では砲丸投、やり投の投てき種目にシフトし、高校2年からインターハイで2種目入賞。3年時にはやり投で日本一、砲丸投で2位に輝いている。
やり投に専念した東大阪大時代では日本インカレの2連覇を含め4年連続入賞。一時期ケガに苦しんだ時期もあったものの、19年には自身初の60m台となる62m88をスロー。日本選手権2位に入り、同年のドーハ世界選手権に日本代表として出場した。
翌20年には自身初の日本選手権優勝を果たしたほか、日本選手権で12回の入賞を重ね、昨年も全日本実業団選手権で3位に入っており、長く日本の女子やり投の第一線で活躍してきた。
佐藤はSNSで「今年は東京世界陸上が行われることもあり競技を続けたいと言う気持ちがありましたが、怪我や気持ちの面で折り合いが合わずこのタイミングとなってしまいました」と、シーズン前の引退表明となった経緯を明かし、「私に関わってくれた全ての人のおかげで一生懸命にただひたすら競技生活を送ることができました、本当にありがとうございました」と感謝の気持ちを綴った。
引退試合などは予定しておらず、「新たなステージでも自分らしく全力で楽しんでいきたいと思います!」と締めくくっている。
【画像】SNSで引退を報告した佐藤友佳
|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
-
2025.03.26
-
2025.03.26
2025.03.23
女子は長野東が7年ぶりの地元V アンカー・田畑陽菜が薫英女学院を逆転/春の高校伊那駅伝
-
2025.03.25
-
2025.03.21
2025.03.02
初挑戦の青学大・太田蒼生は途中棄権 果敢に先頭集団に挑戦/東京マラソン
2025.03.02
太田蒼生は低体温症と低血糖で途中棄権 「世界のレベルを知れて良い経験」/東京マラソン
-
2025.03.23
-
2025.03.19
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2022.12.20
-
2023.04.01
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.03.27
篠原倖太朗がOnとアスリート契約 4月より富士通に加入し、Onアスリートとして世界挑戦がスタート!
スイスのスポーツブランド「On (オン)」は、今年の1月より屋外5000mの日本人学生最高記録、ハーフマラソンの日本学生記録保持者である篠原倖太朗とのアスリート契約を結んだ。4月より名門実業団チームである富士通に加入し、 […]
2025.03.26
日本陸連が暑熱環境下の大会について対応検討 今年は日本選手権、インターハイなど「WBGT31度」目安に「踏み込んだ対策を」
日本陸連は3月26日に行われた理事会で、暑熱環境下における大会運営に対しての考えを示した。 日本陸連の田﨑博道専務理事は、最近の気候変動の大きさに触れたうえで、特に夏の競技会について「暑熱環境下で競技をすることの危険性は […]
2025.03.26
日本選手権の大会要項と競技実施日が発表! 男子100mは初日に予選、準決勝 2日目に決勝 女子やり投は1日目に実施
25年日本選手権の競技実施日 ●第1日目7月4日(金) 男子:100m予選・準決勝、400m予備予選、800m予選、5000m予選、110mH予選・準決勝、3000mSC決勝、走高跳、円盤投 女子:100m予選・準決勝、 […]
Latest Issue
最新号

2025年4月号 (3月14日発売)
別冊付録 2024記録年鑑
山西 世界新!
大阪、東京、名古屋ウィメンズマラソン詳報