HOME 箱根駅伝

2024.12.10

王座奪還へ挑む駒大 大エースと次世代の融合「“次の一手”が打てるオーダー」で「総合優勝を」/箱根駅伝
王座奪還へ挑む駒大 大エースと次世代の融合「“次の一手”が打てるオーダー」で「総合優勝を」/箱根駅伝

V奪還を目指す駒大・藤田敦史監督

第101回箱根駅伝(2025年1月2日、3日)の記者会見が都内で行われた。

同日にチームエントリー16名も発表され、前回2位の駒大・藤田敦史監督は「ぜひ総合優勝したい」と王座奪還への意欲を口にした。

4年生が2人のみで、3年生以下が14人というエントリーについて「次世代のチームになったのではないかと思います」と藤田監督。若い力と、主将の篠原倖太朗(4年)、5000mと10000mでチーム最速タイムを持つ佐藤圭汰(3年)の大エースの力を「融合したチームをここまで作ってきました」。

前回は1区から篠原、鈴木芽吹(現・トヨタ自動車)、佐藤と主力3枚を並べたものの、3区で青学大に先行を許した。「力負けしてしまい、逆転の一手を打つことができなかった」と藤田監督は振り返る。

その反省を生かし、「いろいろな状況に対応できる」ことを目指してきたという。その中で、1年時に5区、6区で活躍した山川拓馬、伊藤蒼唯(ともに3年)が全日本で好走するなど、「平地でも十分戦える力がついた」ことで、「いろいろなパターンのオーダーが組める」と手応えがのぞく。

今季、故障で苦しんでいた佐藤が登録されたことも大きなプラス。帰山侑大ら最多6人が登録された3年生、箱根は未経験ながら村上響や安原海晴(ともに2年)、桑田駿介や谷中晴(1年)ら下級生も実力者ぞろいだ。

広告の下にコンテンツが続きます

史上初となる2年連続3冠を2位で逃して以降、出雲駅伝、全日本大学駅伝でもいずれも2位。「万が一、予想外の展開になったとしても“次の一手”が打てるオーダーを」と藤田監督。頂点を力強く見据えた。

箱根駅伝は1月2日に往路、3日に復路がいずれも午前8時スタートで行われる。

第101回箱根駅伝(2025年1月2日、3日)の記者会見が都内で行われた。 同日にチームエントリー16名も発表され、前回2位の駒大・藤田敦史監督は「ぜひ総合優勝したい」と王座奪還への意欲を口にした。 4年生が2人のみで、3年生以下が14人というエントリーについて「次世代のチームになったのではないかと思います」と藤田監督。若い力と、主将の篠原倖太朗(4年)、5000mと10000mでチーム最速タイムを持つ佐藤圭汰(3年)の大エースの力を「融合したチームをここまで作ってきました」。 前回は1区から篠原、鈴木芽吹(現・トヨタ自動車)、佐藤と主力3枚を並べたものの、3区で青学大に先行を許した。「力負けしてしまい、逆転の一手を打つことができなかった」と藤田監督は振り返る。 その反省を生かし、「いろいろな状況に対応できる」ことを目指してきたという。その中で、1年時に5区、6区で活躍した山川拓馬、伊藤蒼唯(ともに3年)が全日本で好走するなど、「平地でも十分戦える力がついた」ことで、「いろいろなパターンのオーダーが組める」と手応えがのぞく。 今季、故障で苦しんでいた佐藤が登録されたことも大きなプラス。帰山侑大ら最多6人が登録された3年生、箱根は未経験ながら村上響や安原海晴(ともに2年)、桑田駿介や谷中晴(1年)ら下級生も実力者ぞろいだ。 史上初となる2年連続3冠を2位で逃して以降、出雲駅伝、全日本大学駅伝でもいずれも2位。「万が一、予想外の展開になったとしても“次の一手”が打てるオーダーを」と藤田監督。頂点を力強く見据えた。 箱根駅伝は1月2日に往路、3日に復路がいずれも午前8時スタートで行われる。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.04.17

【大会結果】第6回U18アジア選手権(2025年4月15日~18日)

【大会結果】第6回U18アジア選手権(2025年4月15日~18日/サウジアラビア・ダンマーム) 男子 100m(+2.3) 金 清水空跳(星稜高2石川) 10秒38 銀 代泓宇(中国)     10秒39 銅 古綽峰( […]

NEWS 末續慎吾ら参加の「アースグランプリ」が5月に香川で初開催 本気のレースとイベントが共存

2025.04.17

末續慎吾ら参加の「アースグランプリ」が5月に香川で初開催 本気のレースとイベントが共存

アースグランプリ実行委員会は5月17、18日に「アースグランプリ2025Kagawa」を観音寺総合運動公園陸上競技場で開催すると発表した。 同委員会は男子棒高跳の2016年リオデジャネイロ五輪代表の荻田大樹さんが委員長を […]

NEWS 日本体育施設が「作業者の健康を守るため」新たな環境対応型ウレタン材開発 陸上トラックなどに活用

2025.04.17

日本体育施設が「作業者の健康を守るため」新たな環境対応型ウレタン材開発 陸上トラックなどに活用

スポーツ施設の施工・管理・運営を専門とする日本体育施設株式会社が今年1月28日に、同社が開発した環境対応型ポリウレタン系表層材料「レオタンS」が国土交通省のNETIS(新技術情報提供システム)に登録されたことを発表した。 […]

NEWS プーマ史上最速・最軽量の新作ランニングシューズ「FAST-R NITRO™ ELITE 3」が4月25日より数量限定発売!

2025.04.17

プーマ史上最速・最軽量の新作ランニングシューズ「FAST-R NITRO™ ELITE 3」が4月25日より数量限定発売!

プーマ ジャパンは4月17日、ブランド史上最速のランニングシューズ「FAST-R NITRO™ ELITE 3(ファスト アール ニトロ エリート 3)」を4月25日より数量限定で発売することを発表した。 FAST-R […]

NEWS 【世界陸上プレイバック】―93年シュツットガルト―男子マイルリレーで米国が驚異的な世界新!マラソン浅利純子が日本女子初の金

2025.04.17

【世界陸上プレイバック】―93年シュツットガルト―男子マイルリレーで米国が驚異的な世界新!マラソン浅利純子が日本女子初の金

今年9月、陸上の世界選手権(世界陸上)が34年ぶりに東京・国立競技場で開催される。今回で20回目の節目を迎える世界陸上。日本で開催されるのは1991年の東京、2007年の大阪を含めて3回目で、これは同一国で最多だ。 これ […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年4月号 (3月14日発売)

2025年4月号 (3月14日発売)

東京世界選手権シーズン開幕特集
Re:Tokyo25―東京世界陸上への道―
北口榛花(JAL) 
三浦龍司(SUBARU)
赤松諒一×真野友博
豊田 兼(トヨタ自動車)×高野大樹コーチ
Revenge
泉谷駿介(住友電工)

page top