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2024.12.01

初マラソン・サウェが2時間2分05秒!世界歴代5位で鮮烈デビュー 女子はアレムがメジャーマラソン初制覇/バレンシアマラソン
24年Adizero Road to Recordsに出場したサウェ

男子マラソン世界歴代10傑

2.00.35 K.キプトゥム(ケニア) 2023.10. 8
2.01.09 E.キプチョゲ(ケニア) 2022. 9.25
2.01.41 K.ベケレ(エチオピア) 2019. 9.29
2.01.48 S.レンマ(エチオピア) 2023.12. 3
2.02.05 S.サウェ(ケニア)   2024.12. 1
2.02.16 B.キプルト(ケニア)  2024. 3. 3
2.02.38 D.ゲレタエチオピア)  2024.12. 1
2.02.44 J.コリル(ケニア)   2024.10.13
2.02.48 B.レゲセ(エチオピア) 2019. 9.29
2.02.55 M.ゲレメウ(エチオピア)2019. 4.28
2.02.55 T.キプラガット(ケニア)2024. 3. 3

12月1日、スペインで第44回バレンシアマラソンが行われ、男子は初マラソンのセバスチャン・サウェ(ケニア)が世界歴代5位の2時間2分05秒で優勝。初マラソンでは後に世界記録保持者となるケルヴィン・キプトゥム(ケニア)が出した2時間1分53秒(22年)に次ぐ、初マラソン歴代2位の好タイムとなった。 5kmを14分31秒、10kmを29分09秒と世界記録ペースをやや下回った序盤は、大きな集団でレースが進み、中間点を1時間1分17秒で通過。この時点でも、前回優勝のシサイ・レンマ(エチオピア)をはじめ15人ほどが先頭集団を形成した。後半に入り、ベテランのケネニサ・ベケレ(エチオピア)などがこぼれ落ち、30km過ぎにはレンマも遅れはじめる。 レースが動いたのは33km手前。パリ五輪10000m代表のダニエル・マテイコ(ケニア)が仕掛けると、一気にリードを広げ、サウェと2時間3分台のベストを持つデレサ・ゲレタ(エチオピア)が30mほどの差をつけられて追いかけた。 しかし、逃げ切りを図ったマテイコは36kmから徐々にペースが鈍り、ゲレタを振り切って単独2位を走行していたサウェが36km付近で逆転。40kmを1時間55分52秒で通過したサウェは、ラスト2.195kmを6分13秒でまとめ、初マラソンで快挙を達成した。2位に浮上したゲレタも歴代7位となる2時間2分38秒をマークし、マテイコは2時間4分24秒で3位だった。このほか、42歳のタデッセ・アブラハム(スイス)が2時間4分40秒の自己新で5位。連覇を狙ったレンマは2時間4分59秒の10位に終わった。 1995年生まれのサウェは29歳。国際大会に出場するようになたのは22年からと遅咲きで、22年のDLブリュッセルの1時間走で優勝したことで名前が知られるようになった。昨年からはトラックには出場せず、ハーフマラソンとクロカンをメインに活躍。23年世界ロードランニング選手権ハーフマラソンで金メダルを獲得したほか、世界クロカンでも入賞している。 また、女子は23年ロンドン2位の実績をもつメゲルトゥ・アレム(エチオピア)が2時間16分49秒で制した。

【動画】2時間2分05秒で優勝したサウェのフィニッシュ

男子マラソン世界歴代10傑

2.00.35 K.キプトゥム(ケニア) 2023.10. 8 2.01.09 E.キプチョゲ(ケニア) 2022. 9.25 2.01.41 K.ベケレ(エチオピア) 2019. 9.29 2.01.48 S.レンマ(エチオピア) 2023.12. 3 2.02.05 S.サウェ(ケニア)   2024.12. 1 2.02.16 B.キプルト(ケニア)  2024. 3. 3 2.02.38 D.ゲレタエチオピア)  2024.12. 1 2.02.44 J.コリル(ケニア)   2024.10.13 2.02.48 B.レゲセ(エチオピア) 2019. 9.29 2.02.55 M.ゲレメウ(エチオピア)2019. 4.28 2.02.55 T.キプラガット(ケニア)2024. 3. 3

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